正体不明の敵
なろうよ、私は帰ってきたぁぁぁぁぁ!
その後も通信機からは声が出ていたが、それを聞いている余裕はなかった。
すぐさまマルタ、ミカエラはTigerに戻り、即戦力になるレーア、カーヤ、ルイーザはワートンの車に乗り込み先に城へ向かった。
神威達もすぐにTigerを城へ向けて走らせた。
城の近くまでくると、銃声が聞こえ始めた。
すると、後ろからエンジン音が近づいて来た。
神威は後ろを見ると、メッサーシェミットが飛んでくるのが分かった。
そして、メッサーシェミットが低空で頭上を通過した。
神威はそのメッサーシェミットを目で追って城の上空を見ると、そこにはドラゴンではなく飛行船があった。
ーー相手は人か!
神威はそう思った。
そして、さっきのメッサーシェミットが飛行船との戦闘に入った。
神威達も倉庫に着くと、ワートンの誘導で倉庫にある銃を持ち、抜け道から場内に入ることとなった。
神威は三八式歩兵銃を倉庫に置いていたため、それを持って城に入った。
倉庫からの抜け道は城の最上階まで繋がっていた。
神威達はハシゴを登り、一室の暖炉から這い出た。
すると、執事のヴァルターがMP40を持ってそこに立っていた。
こちらに気づいたのか、ヴァルターは暖炉から出るのを手伝ってくれた。
そして全員が出るとエーデルがヴァルターに質問した。
「それで、相手は?そして、今の状況は?」
その質問に対し、ヴァルターは深刻そうに言った。
「相手は人型のドラゴンです。」
その言葉にエーデル達は皆一瞬硬直した。
「な、なんだそれは!ヴァルター気でも狂ったのか!」
エーデルがヴァルターに向かって怒鳴るように言う。
すると、一人のメイドが近づいて来て
「お嬢様。ヴァルターさんの話は嘘ではありません!」
エーデルはその言葉を聞き下を向いた。
だが、すぐに顔を上げ
「それで、今の状況は!」
ヴァルターはすぐに質問に答えた。
「はい。現在一階を占拠され、数分前に二階も占拠され、ただいま三階にて交戦中。負傷者は現時点で十数名、死亡者は今のところ確認されておりません。」
だが、それを聞いた時にエーデルはすぐさまヴァルターに質問した。
「確か、ここの通信機は二階にしかなかったはずだな。二階で必死に連絡して来たのはどうした。」
それを聞いた途端ヴァルターは頭を下げ、
「申し訳ありません。突然の出来事により確認が取れておりません。」
エーデルはそれを聞いた時後、すぐに命令を出した。
「これより、奪還作戦に移る!マルタ、ミカエラは三階の守りが破られた時のために四階でバリケードを作り、この五階を死守できるようにしろ!いいな!」
その指令を受け、マルタとミカエラは敬礼をしてから走って廊下に出て向かって行った。
「チーナとボリースはここで負傷した者の治療!一人も死なせるな!」
「分かっておる。任せておけ。」
「了解!」
そう言って、チーナとボリースは負傷した人の治療にあたった。
「神威、私と一緒に来い!三階の最前線に行くぞ!」
その指令に神威は一瞬返事をためらった。
また命を危険に晒すの事になる無理もないことだが、神威は敬礼をした。そして、
「了解!」
そう言って、神威とエーデルは部屋を飛び出し三階へ向かった。
最後まで読んで下さりありがとうございます。
作者のかるびぃんです。
とうとう戻ってきました。
待っていた人は少ないかもしれませんが・・・。
また、上げていきますのでよろしくお願いします!




