土産
「うーん。そうですね。まだ決まらないので決まったら言いますね。それに今のスツーカお嬢様だと思いますので、用があるなら行ってきたらどうですか?」
レーアはそう提案をした。
「本当ですか!?なら、行ってきます。」
そう言って神威は三八を持ち滑走路まで走って行った。
「さて、片付けしますか。」
レーアは走って行く神威の後ろ姿を見ながらそう呟いた。
飛行場にはスツーカがあり、コックピットからエーデルとボリースが降りようとしていた。
そこへ神威は走って駆け寄った。
「おぉ神威。なんだ、もう相棒を選んだのか。」
そう言いながらエーデルは三八を手に取る。
「ふむ。しっかり整備してあるな。」
エーデルは三八を色々な角度から見ながら言った。
「よっと」
そこへボリースがスツーカから降りてきた。
「よぉ神威元気にしてたか?」
ボリースは笑顔でそう言った。
「たった半日くらいだぞ?元気に決まってる。」
神威も笑顔でそう返した。
そこへチーナが来た。
「なんじゃ。もう帰ってきなのか。ん?エーデル、魔石をもっておるな?」
「やっぱり魔女にはすぐ分かるか。これだ。」
エーデルは肩掛けバックから布に包まれた物を取り出した。
「ふむ。これは魔石の形じゃなさそうじゃな。」
そう言って触れようとした時、チーナは手を止めた。
「エーデル。これ、魔石を使った武器かなにかだろ。」
「その通りだ。ほら。」
エーデルは巻いてある布を取った。
布に包まれていたのは短刀だった。
「これは、お土産か?」
チーナがそう聞くと、
「そうだ。神威への土産だ。」
そう言ってエーデルは神威の方を向く。
「ダメじゃ。それは神威にはダメじゃ。」
チーナがそう言った。
「なぜだ?何かあるのか?」
「それは魔石を使うことで何かしらの性能を上げておる。そうなると魔法使いまた魔女は魔石に触れると魔力を吸い取るか、送り込んでしまう。つまり、どちらにせよその道具は壊れてしまうわけじゃ。」
エーデルはそう言われ少し悩む。
「これ、そこそこの値段がしたんだがな・・・。」
その時誰もが同じことを考え、同じ人を見た。
ボリースだった。
「俺ですか?」
「いや、お前が土産はこれにしようって言ったからこれにしたんだし。」
「魔力を持ってないのは主だけじゃ。」
エーデルとチーナがそういうのに神威は頷いて同意した。
「わ、分かりました。これは自分が責任をもって使います。」
ボリースは少し嬉しそうに言った。
「そうだ。神威一緒に来てくれないか?」
「どこへです?」
「私の部屋だ。」
ーーエーデルの部屋!女子の部屋!これは、これは・・・
神威は少し嬉しそうに
「分かりました。」
と言った。
「それじゃぁボリース、チーナこいつは頼んだ。」
スツーカを見てから言った。
「よし、行くぞ神威。」
神威はエーデルの後を追うように城へ戻った。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
作者をかるびぃんです。
前話そして、前々話においてレーアがチーナになっていたことをお詫び申し上げます。
これからはこのようなミスが内容にしたいと思います。
これからもよろしくお願いします。




