城内
拘束具のついた椅子に頭に被る様な物。
「それじゃぁこれ被って。」
医者がコードが繋がった被る物を渡した。
「こ・・・これ、大丈夫なんですよね?」
神威が少し怯えながら聞くと、
「大丈夫大丈夫。痛くもなんともないから。」
神威はそう言われコードの付いた物を被り、手と足を固定された。
よく見ると、固定器具にもコードが繋がっていた。
ヴァルターと医者が別室に入った。
ガラス越しにヴァルターと医者が見える。
すると、どこからともなくなにかの起動音が聞こえた。
その音は聞き心地がいいというものでは無かったが、神威はそのまま眠ってしまった。
ーー暖かい・・・ずっとここにいたい・・・でも、お腹すいたな・・・。
神威はゆっくりと目を開けた。
そこは、どこかの一室で神威はベットで眠っていた。
神威はベットから起きがり、体を伸ばしてから窓の外を見た。
日が沈み暗くなっていたが、朝見た飛行場が見えた。
「城の中・・・かな?」
神威はそのまま歩き始めドアノブを回しドアを開け、外に出た。
外に出るとそこは廊下、床には赤い絨毯、壁にはオシャレな灯りがついていた。
ここがどこで、どうなっているのか分からなかった神威は取り敢えず右へ進んだ。
そのまま歩き続け、闇雲に進んでいった。
ーー完全にここがどこだか分からなくなった・・・
神威はそう思いながらも歩いた。
すると、両開きドアの片方が少し開いている部屋を見つけた。
神威はそーっとドアを開け、中に入った。
そこは図書室なのか、ズラーっと本棚と本が並んでいた。
神威は本棚を眺めていると、大半がドイツ語の本だということに気がついた。
神威は本棚を眺めながら中を歩き回っていると、少し開けた場所に出た。
そこには机が4つほどあり、その奥に丸い出窓があった。
その丸い出窓には収まるように、本を読んでいるエーデルがいた。
エーデルは読書に夢中になってこちらに気づいていなかった。
神威はエーデルのそばまで近づき、声をかけた。
「あの〜」
そう言うと、エーデルは本から目を離しこちらを見てから言った。
「起きたのか。すまない、もう少し待っててくれ。もう読み終わる。」
最後まで読んでくださりありがとうございます。
作者のかるびぃんです。
診察をしていたのに、いつの間にか城にいる神威。
診察の結果はどうだったのか、そしてエーデルは一人図書室で何を読んでいたのか。
次回をお楽しみに




