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機内.2

ーー寒っ


ドアを開けると常夜灯の光が弱々しく、通路を照らしていた。

神威はゆっくりと歩き始める。

床も天井も壁も鉄製。

三、四歩歩いたところで食料を運んだ時に使ったはしごがあった。


ーーはしごがここにあるってことはこの下にティーガーがあるのか。


そう思いながら、そこからまたすこし歩いたところの右側の壁に上に向かうはしごがあった。


ーーこの上かな?


毛布の端と端を縛り、マントのようにしてはしごを登った。

すぐにハッチがあり、押して開けるとガラス越しに夜空が見えた。

顔を出すとボリースが立っていた。

周りを見渡すと弾が入ってるのであろう木箱が二つほど置いてあった。

はしごを登りきり、ボリースの肩を叩く。


「やっと交代か、ここ天井もねぇから寒くてたまらねぇ。」


そう言って身を屈めた。

神威はボリースの前に置いてあった機銃を見る。


ーー7.7mmくらいかな?


すると、スボンの裾をクイックイッと引っ張られた。

後ろをみるとボリースが上半身だけ出して、ズボンを引っ張ていた。

そのまましゃがみボリースに耳を貸すと、


「そいつはシュロース帝国の7.92mm機関銃だぜ。確かMG15だったかな?そんじゃ、頑張れよ。」


そう言ってハッチを閉めて行ってしまった。

改めて神威は周りを見渡す。


ーー上半分にガラスがあって、周りは・・・ほんとに何も無いんだな。まるで一式陸攻の銃座だな。でも、椅子はないと・・・


神威は機銃を持ち動かしてみる。


ーー稼働区域は180゜、上はほぼ直角か・・・でも、もし俺のいた元の世界と同じならMG15なんて無くても一緒だろ。旧式すぎて・・・


神威は弾薬の入った木箱を椅子替わりに座った。

ただひたすらにエンジンの轟音が聞こえる。

上を見上げると星と月が綺麗だった。


ーー元の世界では都心の方だったし、分からなかったけど。月ってこんなに明るいんだな。自分の手もちゃんと見える。


「はぁ・・・」


息が白かった。


ーー1時間って長いな。


手を合わせて摩り、毛布にくるまった。

そして、寝てしまった。

最後まで読んでくださりありがとうございます。

作者のかるびぃんです。

最近寒いですが、皆さんは体調大丈夫でしょうか?

私は大丈夫ですが、朝起きるのが・・・

風邪をひかないように頑張りましょう。

次回をお楽しみに

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