妄想戦争
山田達6人のもしも話!
お題:
遺伝子 義体 警察組織
小此木「世界はかつてない危機に覆われていた」
山田「急にどうした、こんな部屋に呼び出して」
山田は頭を捻る。
ここは小高大学中講義室。急に小此木が山田、冬海、鳥居本、坂下を呼び出して、このような場所に呼び寄せたのである。
山田「俺、実験のレポート書くのがあるから、話してる時間はないんだが」
小此木「何を言う、山田。世界はかつてない危機に覆われていた。
そう言った体で話をしようと言う企画を、根底から覆すな。我は酷く不機嫌だ」
山田「あぁ、そりゃ悪いな。だがこっちも、単位がかかってんだが」
小此木「そのような事はどうでも良い!さぁ、話を続けるぞ!」
山田「どうでも良くねぇよ!実験の単位、落としたら来年、気まずいんだよ!
なんでここに2年生が居るのって、1年に見られるの気まずいんだよ!」
坂下「大丈夫ですよ、山田君。その時は、我が放送サークルが全力でバックアップするから!」
山田「その時が来ら、全力で拒否しよう」
放送サークルが宣伝したら、さらに目立ってしまうに決まってるし。
冬海「世界は義体と呼ばれる謎の組織に攻撃を受けていた」
山田「その話、続かせるの!?」
鳥居本「義体、そう義理の妹軍団」
山田「なんか凄いのか、凄くないのか分からん!」
鳥居本「その数、5万人」
山田「5万人の義理の妹とか、一種のホラーだよ!ホラー!」
坂下「そう、彼らこそ主人公の事を愛してる義理の姉が、遺伝子組み換えで作り上げた主人公のための軍団だったのだ!」
山田「姉、スゲェー!」
小此木「その名も……山田軍」
山田「おい、人の名前を勝手に使うな」
冬海「山田は妹に指示を出し、次々と街を侵略していく」
山田「しねぇからな、俺は。5万人、妹が居たとしても」
冬海「次々と街が侵略されていく。
松山、高松、高知、徳島……」
山田「四国だけだな、おい」
鳥居本「警察組織が打開案を見つけようと、人を差し向けるが次々と倒されていく!
全国の警察相手に恐るべし力を見せつける義理の妹軍団!」
山田「実際、四国警察しか動いてないだろ」
鳥居本「果たして、主人公の1人の義理の姉と5万人の義理の妹、合わせて5万3人」
山田「数が微妙すぎる!つーか、微妙に1人増えてるぞ!」
坂下「果たして彼らの明るい明日はどっちだ!」
山田「人類の暗い未来なら、すぐ見えるけどな」
小此木「浅尾作、『義理の姉と妹ハーレム~みーんな、まとめて侵略しちゃうぞ♥~』。
皆、見てね~!」
山田「結局、浅尾の仕業かよ!」
しかも微妙にタイトルが中身と違って、可愛いなと思う山田であった。




