方位
区切りの関係でかなり短め。もう少し書ければ…とは思ったんですが区切りがおかしくなりそうだったので。ごめんなさい
先輩からは答えを教えてもらうことはできなかった。……小さい頃の話か。それを考慮したとしても、先輩の言動は恐ろしいと感じることがある。……一般的にいうところのヤンデレとかいうやつだろうか。詳しい人に聞いたら違うのかもしれないが、そういったサブカル的なものはあまり詳しいとはいえないのでなんとも言えない。他の人の性格や考え方のことをサブカルで例えるのは良くないのかもしれないけれど、そのあたりも疎い。
「そのあたりを直接聞くのもおかしいよな……マツリやイノリは知らないだろうし」
あなたはヤンデレですか、とか聞いたりしたら絶対おかしなやつだし、先輩に対してだってあまりにも失礼が過ぎるだろう。
そんなことを考えながら、陽の光が殆どない道を進む。コンビニは近場のスーパーのさらに向こう側にあるけれども大学生の足でならばそんなに時間がかからない、と思っていたのだけれども。
「道に迷った……はずはないよな。ほぼ一本道だし」
一向に家にたどり着けない。街灯は中途半端に暗く、周囲に人影は存在しない。……うん、ナニカに何かされている。マツリ達に対して念話も電話も試みてみたが、通じない。先輩や部長もいない。この状況を、自分で解決するか救援が来るまで耐えないといけないということである。
「えー……うん、どうすれば良いんだろう」
電車の時にあったように閉じ込められていると考えるならば、外側では時間が流れていないとか、そういうことはないだろうけど……いやでも、必ずしもそうだとは限らないのだろうか。あの時は一例として電車の中の話を聞いただけで、他の例に関しては聞いていなかったハズ。
「どっちにしても、良くない可能性を基準に考えるべきか、な」
仮に電車と同じ状況であるなら、認知されないまま車に轢かれてしまう可能性もなくはないか。
マツリとイノリを待たせるわけにもいかないし、急いで解決しなければ。
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