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方法
「ミルクショコラは錬金生物なんです」
「神獣を作った……だと」
師匠が居なくなったあの日あの時。
藁にもすがる思いで何も知らないままに錬金術を始めました。
何となく杖を顕現させて、その純白の見た目を昔と重ねます。
それまでは私に宿っていなかった魔法のカケラ。
「空間の同一化……でしたね」
「元々点と点を移動するための道具を作ろうとしたの」
クレアちゃんが言葉を引き継いで説明を始めました。
それは楽しそうに。
「つまり、見えない壁を挟んでミルクショコラを立たせれば良いんだな」
「理解が早くてつまらないわ」
「初めてだよ。理解が良くて呆れれたのは」




