接触
シャワールームでシャワーを浴びた、替えの制服を貰えることになった。
三人組はなぜ爆発カウントしたのか、何でもトイレで他の女子の悪口を言ってはしゃいでいたからだそうだ、そんなくだらないことで身体損壊をしたことに、怒ればいいのか笑えばいいのかわからなかった。
教室に戻ると、みんなが小さく拍手をしてくれた、大騒ぎではしゃぐと爆発するかもしれないからだ。
その日の帰り道、理子が校門で待ち構えていた、俺の背中に緊張が走る。
理子が「一緒に帰ろう」
と言うので
「うちの学校の噂知ってんだろ?爆発させたいのか?と真剣に言うと」
理子は「ごめんと目を潤ませた」
とにかく落ち着くまで接近しないで欲しいこと、拒絶してるんじゃないことを、やんわりといい理子を帰らせる。
その日は、一人で帰った。
遊と毎日はしゃいで帰った日々が懐かしい。
家の近くまで来た時、同じ学校の制服を見かけた、知らない女子と男子だ。
手こそ繋いでいないものの、明らかに親密な雰囲気を醸し出している。
通り過ぎようとすると、二人ははっとしたように、あわてて距離を取り知らない風を装った。
俺も気づいていないふりをして、通り過ぎようとした時、ちらっと見ると二人とも右手首が明滅している。
「おい!見せてみろ」
慌ててそれぞれが手首をひっくり返す。
女子がこめかみ、男子が喉。
俺は何かできることがないかと周りを見渡したが、なにかできそうな道具もないし、こめかみと喉では殺してしまうのが落ちだろうと思って、二人だけにさせてやることにした、スマホで救急車は呼んだ。二人は泣きながら顔をぐしゃぐしゃにさせて、抱きしめあっていた。
そんな姿を見て少し心が痛む。
ふたりは俺の目の前でカウントになって、爆発した。
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