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切るか死ぬか

それから3週間後、俺は教室に戻った。

比較的軽症で済んだ生徒たちも続々と帰ってきていた。

みんなは復帰した俺を見て、自然と目線を逸らした。

俺が入院してる間、奇跡的に爆発した奴はいなかったようだ。

みんな再会を喜びたくても、爆発を恐れて何も出来ない、そう思うことにした。

影で俺が呪いのスイッチじゃないかと言われていることも知らないで。


授業中手紙を回している女子がいた、澤田と鈴木と溝口だ、手紙を回してにやにやしていると手首が明滅を始めた。

3人全員が「きゃあああ」と叫び出520。

澤田が頭。

鈴木が右ふくらはぎ。

溝口が頭皮。

俺は冷静に鈴木に近寄り、

「足を切るか死ぬかどっちがいい?」

と聞いた

鈴木は「あ、足を切って、お願い」

と泣きじゃくっていた、後の2人はパニック状態だった。

鈴木の足をふくらはぎからチェーンソーで切る。

すぐに医療チームに任せる。


澤田と溝口はどうしても助けようがないので席に戻る。

「ぎやああああ」

「ぎゃああああ」

2人の声が重なる。

頭が爆発した澤田の方を見るとピンクの何かがこぼれ落ちていた。


隣の席の山岸の頬に、澤田から飛んできた、頭蓋骨の破片が突き刺さる。

山岸は顔色ひとつ変えず、ノートが血に染まっていく。


頭皮が爆発した溝口も、一緒に頭蓋骨も破裂したんだろう、無惨な姿を晒していた。

2人の周りの席は血と脳漿がぶち撒かれ、吐くものが続出した。

鈴木の席に置かれた手紙には、

「涼ってさ?呪いのスイッチって言われてるけど、まじだと思う?yes yes yes」

と3人の文字で書かれていた。

俺は少なからず傷ついたが、事態はそれどころではなかった。


突然自分の手首が明滅を始めた。

590。

右耳朶、慌てて席を立ち医療チームにメスを貸してくれという、だめだと渋る4人に手首を見せる、はっとした医療チームは、慌てて俺にメスを貸してくれた。

そのままトイレに駆け込み、トイレの鏡を見ながら右耳朶を切る。

「くっ!あああああ」

くぐもった声が漏れる、遅れて耳たぶから血が溢れ出す。

カウンターは止まった。

俺は教室に急いで戻ると、その後の処置は医療チームに任せた。





ここまで読んでいただきありがとうございます。

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