学校を作ろう ②
ブックマーク100突破しました!
ありがとうございます!
子供達が満足したのは一時間後だった。
遊びすぎてまだ少し足元がフワフワしているようなので、大人用スペースで水分補給させつつ少し休ませる。
ジャンケン大会に勝利した男達は、早速トランポリンで遊んでいるようだ。
「どうだった?皆楽しかったかな?」
「すっごく面白かった!毎日やりたいよ。」
「楽しかった!見た?私達三回転したのよ。」
二組の双子達が言えば、ハクとナギもいかに楽しかったかを熱く語ってくれる。
「良かった、冬の間は退屈みたいだから作ってみたんだよ。ちゃんとお勉強してから遊んでね。」
は~い!と、いい返事の子供達は快復も早い。
待ちきれない様子のハクの手を引き、ボールプールへ向かう。
「ここから入ってね、ボールの中を泳ぐみたいにしたりして遊べるんだよ。仲良く遊んでね。」
次々に入っていく子供達。ボールの海の中には所々に島があり、回りは透明のクッション性のある壁で囲ってある。
すぐに慣れたようで、子供達は夢中で遊んでいる。
平泳ぎしてみたり潜ってみたり、島から飛び込むのも楽しそうだ。
「これも楽しそうねぇ、ここで目一杯遊べばカケルとハヤテも夜は静かに寝るかしら。」
コズエさん……苦労していらっしゃるようだ。
「ハクもナギも割りと大人しいけど、あの二人は活発だから大変ね。でも大人になったらきっと狩りで活躍するわよ。」
回りの女性達に慰められている。
でもコズエさん、二人の父親のライさんは先程のジャンケン大会で勝利の雄叫びを上げて、今まさにトランポリンを満喫中です。
大人になっても、きっとあのままな気がします……
美波とミチルは顔を見合わせて苦笑いだ。
その後は教室スペースに移動して、ルリさんにホワイトボードの使い方を説明する。
よくある子供用の玩具と同じ様な感じで、二枚の板の間にカーボン紙を挟み込むイメージで作成した。
右下のボタンを押すと、字が消えるようになっている。
「これはいいな、美波。できたら子供用に小さいのを人数分作ってくれないか?
あと、自宅用にも作ってくれると嬉しい。」
「勿論です、作りますよ。そう言えば紙って割りと高級品なんでしたっけ?」
「いや、本なんかは印刷できるし、とんでもない価格ではないよ。ただ、計算の答えを書いたりするのに使う程安くもない。
だから今までは外で地面に書いていたんだよ。」
そうでした、青空教室は気分ではなく理由があっての事でした。
ルリさんに頼まれた分をその場で作り、学校のお披露目は終了だ。
はしゃぎ疲れてぐったりぎみの子供達をつれて、親達はそれぞれの家に帰っていく。
トランポリンに夢中でなった男達は、その日夜遅くまで遊び続け、またしても奥様と母親に怒られたらしい……




