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初プリンに夢中です

本日のお昼ご飯は、ハナビラドリのトマト煮込みとパン、スティックきゅうりと人参のマヨディップ添えだ。マヨネーズの浸透率がすごい事になっている、美形揃いのこの村にぽっちゃりさんが増えたら大変だ。ヘルシーメニューも教えるべきかも…と、一瞬悩んだ美波だったが、人狼族は運動量がとにかく多い。気を付けるべきなのは自分だけだという悲しい事実に、すぐに気付いた。

とりあえず今は深く考えない事にして、プリンだプリン!!

ダイエット出来ない女子は、いつだってスイーツには勝てないのだ。


「皆さん、今日はプリンというお菓子を作ってみました。ミルモンを香りづけに使って、子供達もお手伝いして作りました。味見してみて下さい!」


冷蔵庫で冷やしたプリンを、村人達に配ってゆく。


「皆で作ったの。美波ちゃんが教えてくれて、私達初めて自分でお菓子作ったのよ!」


ナナとマナはご機嫌でプリンを配る、ハクも小さな手でギンとリンにプリンを手渡している。

やんちゃなカケルとハヤテも今は真剣な顔でプリンを運び、ナギはいつも通りの落ち着きで全員に行き渡ったか確認中だ。

プリンが行き渡ったところで、試食タイムだ。


「美味しい!ミルモンてお菓子に使うとこんなに美味しくなるのねぇ。」


「卵とミルクを蒸すなんて調理法、初めてよ。

柔らかくてとても美味しいわ。」


女性陣は作り方に興味津々で、質問責めにあう。

ほぼ同じ材料で、ミルモンアイスクリームも作れると聞いて盛り上がっているので、近日中におやつとしてふるまわれるだろう。


「お姉ちゃん、美味しいね!こんなのぼく初めて食べたよ。父様、母様ぼくもお手伝いしたんだよ。」


ハクも気に入ったようで、猛烈にしっぽを振りつつ食べている。可愛すぎる!感情をそのまま表すしっぽが村人達の気持ちを代弁しているようだ。


「美波、大成功ね。すごく美味しいわよ。」


ミチルも気に入ってくれたようだ、彼の閃きが無かったらプリンは作れなかった訳で、本日一番の功労者だろう。


「ありがとう、ミチル。ミルモンを見つけてくれたお陰だよ。無敵のスパイスだからね、クッキーやケーキが段違いに美味しくなるよ。」


この世界に元からあるレシピに足すだけで、絶対に美味しくなるはず!と、力説する。


「楽しみね、新しい味ってワクワクするもの。

また探検に行きましょう、何か見つかるかもしれないわ。」


ミチルと約束して、プリンを味わう。念のためにちょっと多めに作ったプリンは、今日は子供達ものになった。先日のアイスクリーム争奪戦で奥さんや母親にこっぴどく怒られた男達は、さすがに懲りたらしい。

世界が違ってもいつまでも子供だなぁ男って。と、生暖かい目で見守る美波だった。

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