お昼ご飯はみんなで
畑仕事をしていた男達が、一斉に噴水広場へ向かう。
美波も子供達に手を引かれ、噴水広場へと向かった。
お昼ご飯は牛的な生物、モコのミルクと、ハム・キュウリ・チーズのサンドイッチ。やっぱり塩、胡椒のみの味付けで、美波はマヨネーズの生産を心に誓った。
デザートにはピンク色のスモモっぽい果物、名前は何とモモコ!甘酸っぱくてとても美味しかった。
村人総出の作業がある時は、こうして噴水広場で皆揃って食事をするそうだ。
早めに食べ終えた子供達は、新しいボールを使った遊びをおおはしゃぎで話している。
「子供達は良い子にしていた?」
ハクの口の周りを拭いてやりながら、リンが尋ねる。
「みんな良い子でしたよ。ただ私の体力が続かなくて…全力で遊ぶと30分が限界でしたよ、情けないです…」
「ハハッ、子供達は元気だからなぁ。
でも、このボールは良いんじゃないか?子供だけでも遊べるし、大人も楽しめそうだな。」
ギンはしみじみボールを観察して、そう言った。
「大人でも大丈夫ですよ。他に足で蹴って遊ぶボールとか、高い所にゴールを作って、手でシュートしたりとか、色々なボールがあるんです。
その大きめのボールは柔らかいので、子供と一緒に遊ぶのにぴったりなんです。」
「へぇ、美波の世界には色々な遊びがあるんだな。」
「楽しそうね。仕事がない時に、私達もやってみたいわ。」
乗り気な二人に、大人用にもボールを作る事を約束する。
「午後は水遊びをさせたらどうだ?
川の水を引いて溜め池みたいにしてあるから、そこなら子供達だけで遊ばせても大丈夫だぞ。
遊び疲れたら昼寝させておいてくれれば、俺達の仕事もちょうど終わる頃だろう。」
気を使われてしまったようだが、彼等とは体力に差がありすぎて、気合いでどうにかなる様なレベルではない。
ありがたく助言を受け入れる事にした。




