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ヘルト・ネスト ~協調の英雄たち~  作者: 氷鳥乃綿詩
第一章 第一節 始まりの予感
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〔1-6〕リベレ

 その次の日、今日は土曜日で休みなのでハクアは外に出かける事にした、学校から武器は貰ったがせっかくならもっと良い武器が欲しいと思ったからだ。

この四つの町で一番有名な武器屋はコスモタウンにある〈アルムクリエ〉と言う店なのだが。

町の端っこにあるもんだから、なかなかいけないのである。

かと言ってコスモタウンには他にも良い店がいっぱいあるので、コスモタウンには行くつもりである。

そのためにまずは、この四つの町を繋ぐ中央広場にやってきた。

 この中央広場の真ん中には、魔法石のなる木が生えている。この世界で魔法を使うと体内の魔力が外に放出されたのち、まだ使える魔力はこの木に魔の法石として実り、使えない魔力は魔物となって森に現れる、そしてそんな魔物を倒す、騎士団などもあったりする。

(僕は将来騎士団の隊長になって見たいなぁ)、ハクアは道を歩きながらそう考えていた。

 しばらく歩いているとコスモタウンの街並みが見えてきた、白を基調としているのと、ところどころにパステルカラーが散りばめられている事によって、すごくメルヘンな感じだ。

「ねぇ、そこの人」

突然少年に話しかけられてた、

「これ、落としましたよ。」

しかし彼が持っている物は巻かれた紙で、しかも見覚えもない、

「勘違いじゃないですか?」

と否定したが、

「いやっこれは君の手に渡る物であっている、君にはその資格があるのだから。」

と巻かれた紙をグイグイ押し付けながら言ってくるもんだからハクアは思わず手に取ってしまった

「その地図に書かれている所に行って、剣の精霊に会ってこい、シュベルトヘルトじゃひとまずこれで、また近いうちに会う事になるだろう。」

そう言って、人混みの中に消えていった、ひとまず紙を広げると本当に地図が書いてあった、だが地図の示す場所は森で一人で行けそうに無い。

ハクアは仲間を集めるため学校に戻った。

 この学校には依頼を書いて張り付けられる掲示板がある、そこに名前とクラスと依頼を書き張り付けたら良い子が依頼書を持ってクラスまで来てくれる。

まぁ報酬が無いと誰もやってくれないので期待はしてないが。これで明日の昼まで待って人が来たらその人と行こう、来なかったら諦めるか、タルトを誘おう。

そうハクアは決意し、誰かが来るのを待った。

 次の日の昼になった。

だが全然来る気配がない、諦めてタルトを誘おうと思い、席を立つと

「ねえ、お前ハクアだよね、依頼受けるよ。」

と話しかけて来た、魔導書使いのマウだった。

「ありがとうございます。じゃあそれぞれ準備して行きましょうか。」

僕はそう言いひとまず別れ準備をした。

 準備をし正門へ向かうと、マウがいた彼のクールな姿はバンパイヤを連想させるほど、かっこよかった。

彼は僕に気付と

「それじゃあ行こうか。」

と話しかけ、出発した。

 森の中マウと一緒に歩いていたが、マウは同じ一年生とは思えないくらい落ち着いている。

その姿を見て(まるで森に日頃から入っているみたいだ)とハクアは思った。

「この辺りだよね、地図の場所」

「はいだけどこの辺りには何も無さそうだけど」

「いや、こっちから気配がする、行こう。」

ハクア言葉を発したら速攻でそう言われ、マウに引き続きついていった。

 木と木の間をひたすら潜り抜けると、そこには寝ているドラゴンがいた。

「ドラゴンだけどこれは想定外だったな、君戦える?」

ドラゴンを見るなり、彼はそうハクアに聞いた。

「いやいや、いくら魔法学校の生徒でもまだ入学して一週間も経って無いんだから…」

「そ、じゃあ自分一人でやるね。」

と言って、飛び出して行ってしまった。彼は飛ぶなり【バリア】と言って空中に足場となる魔法陣を作った。その声に反応したのかドラゴンが起きてしまったが、続けて魔法陣を起動させ【ファイヤーボール】と言ってドラゴンをやっつけてしまった。

 感謝を伝えるために彼に近寄ると、そこには小さな龍のような生き物をうなぎのように鷲掴みにしているマウがいた。ハクアはその姿に感謝するのも忘れて。

「何?その生物。」

と聞いてしまった。

「さっきのドラゴンの正体だよ。」

と彼が答えると。その龍が起きて。

「僕を助けてくれたんだねありがとうマ…。いやそこの二人。僕はリベレ剣の精霊さ、実は僕魔法でちょと暴走させられてたんだ。」

その自己紹介を聞き僕は昨日の事を思い出し

「リベレが剣の精霊なの?君に会ってこいって街中で昨日話し掛けられたんだけど。」

と聞くと。

「んー、あいつの事かな?じゃあまた君に会いに行くよ。じゃあひとまずこれで僕に魔法を掛けた奴を調べたいから。」

と言って空に飛んでいってしまった。

「あのドラゴンの事何か知ってる?マウ。」

「さあな。」

彼は話しかけてもそう一言呟くだけで、彼の顔は少し悲しそうだった。

 その夜、ハクアはルニスを撫でていると、窓の外にリベレの姿が見え窓を開けた。

「ジヤーン!!言った通り来たよ。それでさぁさっき続きなんだけど。君、僕と契約する気ない?」

リベレは部屋に入ってすぐそう言ってきた。

「契約って何?」

僕はリベレの言葉にそう聞いたら。

「僕はね?〈シュベルトヘルト〉を集めてるんだ僕が君に剣をあげるから、ヘルトとして色々お手伝いして欲しいんだ?」と言う。

「お手伝いってぇ、ちなみにどんな事を。」

と恐る恐る聞くと、

「そんな怖がらなくても、やばいお願いはしないよ。それに僕は神とは違って妖精だから、契約違反になったとて何も出来ないし、まぁ契約と言うより約束だね。」

「まあそこまで言うんだったら、いいよ。」

ハクアはミアルの様なかっこいい何かになれる気がし、リベレの言葉にそう返した。

「じゃあ、剣をあげるねはいどうぞ。」

リベレは体に付いてある宝石から剣を作り出した、そしてその宝石はなぜかどこかで見た事があるような気がした。

「ここからは剣の説明をしていくね!この武器は一つで何役も出来る万能武器で、通常は少し大きめの剣で、少し形を変える想像をすると、剣と杖と二刀流になる、そして杖の方単体に形を変更すると杖が弓に変わる。矢はないから、持参するかを失がわりにするかって感じかな、まぁ百聞は一見にしかずだから、早速試して欲しいんだけど。出来る?」

とリベレが言い

「じゃあやってみるね」

とハクアも返し説明してくれた事を諸々試した。

本当に言葉通り形を変えれた。

「やったあこれで武器代が浮いた。」

ハクアはそう口に出して喜んだが、リベレは内心

(喜ぶ所そこなんだ)

と思っていた。

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