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シーン7 蹴上・古屋敷

(登場人物)


青井由太(19)

江戸から京都へ流れ着き、静に拾われた青年。働くことは嫌いだが、料理・洗濯・掃除は得意。年上女性に可愛がられる才能と、本人に自覚のない情報収集能力を持つ。


神無月静(26)

由太の「飼い主」。表向きは花街で生きる女性だが、裏では倒幕派に関係する女間者。剣の腕も立つ。


侍

静は縄で縛られている。

頬に傷。


男:

「武市半平太はどこだ」


静:

「知らない」


男:

「嘘をつけ」


静:

「知っていても言わん」


男:

「なら、お前に価値はない」


刀を抜く。

静は目を閉じる。


静(心の声):

> 由太。

>

> あの馬鹿は、今ごろ朝飯でも作っているだろうか。


男:

「最後に何か言い残すことは?」


静:

「……味噌汁が飲みたい」


男:

「何?」


静:

「何でもない」


その時。


外が騒がしくなる。


声:

「御用改めである!」


男:

「新選組!?」


静が目を開ける。


男:

「なぜここが!」


別の声。


由太:

「静さーん!」


静:

「……は?」


由太:

「いるー!?」


静:

「由太!?」


男:

「何だあの男!」


静:

「馬鹿……!」

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