第七十四話 「ダンジョン突入」
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俺たちはダンジョンに向かって歩いた。
ついさっき聞いた話によると、ダンジョンまでは10分ほどで着くらしい。
10分ほど歩くと武器を持った多くの冒険者が集まっている場所を見つけた。俺たちがそこに向かうと大きな洞窟の入り口のようなものがあった。
「ここがダンジョンの入り口かぁ~!」
と俺が驚いていると、後ろから
「も、もしかしてグレイスか?」
と声が聞こえ振り返るとそこには、10年以上たってもう長老のような姿になっている俺の子供のころに魔術を教えてくれたラガーがいた。
「ラガーさん!おひさしぶりです」
とラガーのほうに近寄ると、
「グレイス。こいつは誰だ?」
とウルに聞かれたので、
「この人はラガーさんだよ。俺が小さいころに魔術を教えてもらっていたんだ」
と答えラガーと握手をした。
「グレイス。なぜここにいるんじゃ?」
「実は俺たちダンジョンに行こうと思ってまして…」
と言うと
「そうか。なら、わしもついて行こう。なんせここはわしの庭だからな」
と笑って言われた。
(確かに幼いころにラガーがテオス出身って言ってたな)
「ほんとですか!?」
「ああ。昔のよしみじゃよ」
と言い俺たちに付いて行ってくれることになった。俺たちはラガーの手助けもあって手続きを素早く済ませ、俺たちはダンジョンに入っていった。
俺たちがダンジョンに入ると、ダンジョンの中は多くの光り輝く鉱物でびっしりと覆われており、洞窟のわりにとても広く明るく昼のようだ。しかし、それでも洞窟の中なのでやはり冷たくひんやりとしていた。
まわりには見習い冒険者のような人たちが多く観光地のようだった。
(なんか幻滅だな…)
すると、ラガーが2階層目に行くまで歩いている間このダンジョンについて説明してくれることになった。
ラガーによると、ここのダンジョンは一階層下がるごとに生息する生物が強くなる王道のダンジョンの形式だ。ここのダンジョンでは今のところ最高が221階層目だそうだ。だが、それでも、ここのダンジョンの最下層ではないと言われており、研究によると、このダンジョンの最下層は約700階層ほどに到達するとされ、神話では、最下層は地獄とつながっており、そこには地獄の門番ケルベロスがいるとされている。
俺たちが会話していると、目の前に分かれ道が現れた。すると、ラガーが
「グレイス。ダンジョンは階層が深くなるにつれ、湧いて出る魔力量が増えていく。この魔力量を感じ取れるようになれば、目的地へと進むことができる。さぁグレイス。壁に手を付けてみろ」
と言われ、言われるがまま俺は近くの壁に手を付け目をつぶった。すると、俺は魔力のわずかな変化を掴んだ。
「ほんとですね!行ってみます!」
と俺が魔力の多かった道に進むとコヨーテの群れに遭遇したが、ウルの弓矢攻撃と俺とラガーの魔術によって一瞬で消し炭と化していった。
俺がよくまわりを見ると1階層目とは異なり壁の色が少し濃くなっていた。
「よくやったグレイス。ここは2階層目じゃ」
とラガーに褒められた。すると、
「へぇ~案外2階層目でも、簡単じゃん」
とウルが調子に乗って言うと
「まぁ。10階層目までは弱いし初心者向けじゃ。11階層目からはドラゴンなども出るし死ぬことを覚悟しないといけない場面も出てくるぞ」
とラガーが言った。
「とりあえず今日は10層目を目指して行くぞ」
と言われ俺たちは10層目を目指して歩いて行った。
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