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【1周年】転生伝記 ~異世界転生した男の人生~  作者: がりうむ
ヴァルデリア大陸編 戦争章

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第四十五話 「紅色の吸血鬼」

吸血鬼リリスは俺を見るとまた不敵な笑みを浮かべ、


「大丈夫。あなたは殺さない。面白そうだもん。それにヴァルデリア様の命令にも書いてあったし。けど横にいる2人は殺すわ」


とラングやエリーナに向かって魔術を放った。ラングやエリーナはすぐに横に逃げたが、ラングやエリーナに当たってしまう。俺は反射的に『業火長槍(フレイムランス)』を放った。俺の放った『業火長槍(フレイムランス)』は吸血鬼リリスの放った魔術とぶつかり爆発して消えた。俺がラングやエリーナのほうを見るとラングがエリーナをかばって倒れていた。


「あなたまで私の遊びの邪魔をするの?」


と魔術を俺に向かって放った。


(ここは日陰だ。このまま戦っていてもきっと勝てない)


と考え、俺は向かってくる魔術に向かって魔術を放つふりをして天井を支えている壁や柱に向かって放った。

俺が魔術を壁や柱に向かって放ったことに気が付いた吸血鬼リリスは


「はぁ…。そんなんでいける思ってるワケ?」


と言いながら手から赤い槍のようなものを出した。


「面白いわね。『紅血槍(ブラッドスピアー)』」


と言い俺に向かって放ってきた。俺は瞬時に『最上級防御(グレートバリアー)』を出現させた。

だが、吸血鬼リリスの放った『紅血槍(ブラッドスピアー)』の威力はすさまじく『最上級防御(グレートバリアー)』を破壊し、俺の左肩に貫通した。すると、貫通した『紅血槍(ブラッドスピアー)』は俺の体内に入っていった。入ってい言った感触は傷口から蛇が体に入ってくるような感触でこの世のものとは思えないほどの痛みに襲われた。


「アガッ…」


と俺が声を上げていると


「どう?私の()()()()()の魔術『紅血槍(ブラッドスピアー)』は?ペッロ」


と吸血鬼リリスが俺の血をなめると


「あっ!?あなたの血いい血の色してるわね。一口」


と俺の左肩に嚙みついて俺の血を吸った。血を吸われる感触は採血されるよりもずっと痛く目がぼやけてくる。


「この血は人間だわぁ。しかもぉ//魔力がすんごぉ~いあって~おいしい血ぃ~最っ高ぉ~」


すると、俺がダメージを与えた壁や柱がやっと崩れ、天井が崩れた。魔女リリスはすぐに日陰に逃げたが俺は落ちてくる天井の真下だ。


(あぁ。もっと生きたかった…)


と死を覚悟したとき俺の上に落ちてくる天井をラングが剣で切りは粉々にした。


「はぁ。さっきの吸血鬼の声で起きてよかった」


その声に俺は意識がもうろうとしながらも、安心を覚えた。すると奥からから


「なんで生きてるの?私の魔術が消えたとはいえ爆発に巻き込まれたのよ。無事じゃすまないはず」


「俺は死ない。それだけだ。」


「まぁいいわ。『紅血槍(ブラッドスピアー)』には体内に入った相手の血を自在に操ることができるのよ」


と指を動かすと俺の左肩の傷口から大量の血が出てきた。ただでさえ、血が少なくなっていた俺には決定打だ。


(人間って体内の30パーセントの血がなくなったら死ぬんだっけ)


と考えながら俺は地面に倒れた。


「きゃははははぁ。さぁ死ね。『紅血砲(ブラッドバースト)』」


そういった瞬間に吸血鬼リリスのまわりに赤い球が何百と現れラングに向かって飛んで行った。その光景はまるで花火を見ているかのように美しかった。圧倒的弾幕攻撃を前に一人残されたラングは近距離戦に持ち込もうと『紅血砲(ブラッドバースト)』すべてを避けながら吸血鬼リリスに向かって行った。

吸血鬼リリスはラングが半径5mほどになると『紅血槍(ブラッドスピアー)』を手に持ってラングと戦いだした。上級剣士であるラングでさえ押され気味になるほど吸血鬼リリスの槍術和厄介だ


「チッ。こいつ槍術もやれるのか。」


「当たり前じゃない私は吸血鬼の王の娘だからね。何でもできるのよ。サイキョーなんだから」


と俺と同じようにラングの左肩に『紅血槍(ブラッドスピアー)』を刺した。


「うっ!だが、これでお前は武器がなくなった」


と吸血鬼リリスに向かって斬撃をくらわした。


「キャッ!!」


と吸血鬼リリスは『紅血槍(ブラッドスピアー)』を手放し後ろに後退した。


「面白くなってきたわ。もっと遊びましょ」


だが、ラングは首を横に振り


「いや。お前を殺す。そして、あいつを救う」


「殺すの?いいわなら、私も本気を出そうかしら?」


と『紅血槍(ブラッドスピアー)』を大量に投げてきた。この量を一気に躱すのは至難の業だ。だが、ラングはすべて躱し吸血鬼リリスの首に向かって斬撃を飛ばした。しかし、それを見計らってか吸血鬼リリスはラングの腹に『紅血槍(ブラッドスピアー)』は刺した。すると、ラングは力が抜け、地面に倒れた。


「きゃははははぁ。みんな死ねばいいyo…」


と吸血鬼リリスの背中が何者かによって切られた。リリスは振り向くとそこには吸血鬼リリスによって吹き飛ばされた体中ボロボロのダッチさんの姿がった。


「はぁはぁ。間に合ってよかった」


「嘘みたい。私が負けるなんて……」


といった次の瞬間に吸血鬼リリスは爆散していった。


「やったのか…?」


とダッチさんは言い。そのまま、俺とラング、エリーナのもとに行って『最上級回復(グレートヒーリング)』で体を回復させた。

これでこの街の奪還は成功だ。

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