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第一話  「転生」

目が覚めた。

あたりは真っ暗でここがどこかわからない。だが、背中の感触からきっと病院のベッドだろう。

俺は女子高生を守るために屈強な男に立ち向かってバットで殴られたことを思い出した。

死んだと思っていたのに...。生きていたのか。そのまま死んでいたらよかったのに...。

今の俺の気分は最悪だ。

俺はとりあえず体を動かそうとしたがうまいこと起き上がれない。なんでだ?俺はここがどこかわからず声を出すと


「ホギャー」


と赤ん坊のような声が出た。

えっ?今の声俺?すると、その声を聞きつけたのか奥からろうそくを持った自分の10倍の大きさはあるであろう金髪の若い男女が俺のいるところに近づいてきた。

俺は恐怖で固まってしまった。

そしてその男女は訳の分からない言語でごちゃごちゃ話して、こちらを指さして仲良さげに笑っている。

すると、男の方が俺の体を持ち上げて高く抱き上げた。俺は恐怖で叫ぼうとするとなぜかまた。


「ホギャー」


と言ってしまう。

俺の体に何が起きている?男女の顔を見ると二人でニコニコと笑っていた。

周りを見渡すとここがレンガつくりの家であると一目見て分かった。

病院なのにレンガ造り?おかしいな。俺が隣の方に目をやるとそこには鏡があった。

俺はその鏡に映っている自分を見て驚愕した。そこに映っていたのは金髪の男女とその男に抱き上げられた赤ん坊がいたのだ。

その時俺は確信した、俺は生まれ変わってきたということ。



ー1か月経ったー


1か月も経つとこの体にも慣れてきてた。

約二十年ぶりの幼児の体はなれないが、案外楽しいものだ。それになぜ俺が記憶を残したまま生まれ変わったのか分からないがまあ、そういうこともあるだろうと思って深くは考えなかった。

金髪の男女はおそらく俺の両親に間違いないだろう。

男のほうは細マッチョな感じでイケメンで、女の方もスタイルも良い。美男美女の夫婦だった。

この両親ならきっと俺でもイケメンになれるだろう。



ー半年経ったー


半年も経つとハイハイをできるようになったおかげで、行動範囲が広くなり、家の外にも出れるようになった。外の景色は、十軒ほどの家と畑が広がっている田舎だった。しかし、田舎か......。東京出身の俺には少しきついかもしれない。それにここはきっと日本ではなく、ヨーロッパのどこかの国だろう。

俺がもっと外に出ようとすると、近くで俺を見守っていた父親に見つかってしまった。父親はすぐに俺のほうに走ってきて俺を抱っこして、家の中に連れて行ってしまった。俺は嫌がって手足をばたつかせると、父親に高い高いをされてしまった。だが、勢いがすごく、俺の視界が上下に大きく揺れ、気持ち悪くなった俺はそのまま父親の顔面に吐いてしまった。


―1年経った―


一年も経つと支えなしで歩けるようになり、両親の話している言語もだいたいはわかるようになった。

だが、言語は英語圏の言葉ではなさそうだ。いまだにここはどこの国かはわからない。

だが、俺は両親の話の内容から両親と自分の名前が分かった。

俺の名はグレイス 父親がダレン 母親はナンシー

やはり、名前的にヨーロッパのどこかなのだろうか?

初心者なので少しおかしなところがあるかもしれませんが優しく見守ってください。


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