第零話 「転生前」
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俺は家無し無職の22歳の成人男性。
俺は無職になったのは一か月前だ。
無職になった理由は1ヶ月前に俺が弟に
「いい仕事あるから、やってくれない?」
と言われ、その仕事を実行したら、その仕事が薬関係で警察に捕まって大学を退学させられてしまったからだ。
そして、退学になったことを、両親にカンカンに怒られ、縁を切るといわれて家を追い出されて今に至る。
だが、明らかにこれは弟が悪い。
弟は俺が捕まった時に
「えっ!?何ですか?知らないです」
とか言って逃げやがった。
警察も俺の言うことを全く信じないし、拘置所にいた俺を親が最後の情けで保釈金を払ってくれたおかげでこうしてシャバに出れたが、俺を捨てた弟を本気で恨んでいる。
俺の人生、なんなんだよ。
全部、あいつのせいだろ...。
ああ、もう何もかも嫌になってきた。
俺が立ち尽くしていると、冷たい雨が降り始めた。
ちくしょう。
天気まで俺を笑っているのか。
俺は急いで近くのコンビニの軒下に駆け込んだ。
雨が止むのを待っていると不意に、奥の路地から大きな怒鳴り声が聞こえた。
「「金返せやてめえ!!」」
なんだなんだ?
俺は何事かと思い、その声のした路地まで走って駆け付けた。
すると、そこには泣いている超可愛いJKとそのJKを金属バットで脅している身長190cmはあるであろう大柄の男がいた。
やばいやばい。通報しなきゃ、警察。
俺がズボンのポケットを漁ったが見当たらなかった。
俺は自分のスマホがないことに気が付いた。
あっ!?スマホ証拠として取られてたんだった!?
このまま見知らぬふりをして逃げようかとも思ったが、それは胸が締め付けられる。
俺は仕方がなく大柄の男に向かって勇気を振り絞って叫んだ。
「なにやってんすか。女の子がかわいそうですよ!!」
これで助けたら裁判有利になったりするかな?
「ああ?何だよてめぇ?」
すると、その男が振り向き俺に近づいてきた。
やばい、こっち来る…。
男が俺の前に立つと俺はその男の圧で何もしゃべれなかった。
俺はびくびくしながら立っていると
「俺マジでむかついてんだわ、死ねよ!!」
と持っていた金属バットを俺に向かってスイングしてきた。
次の瞬間、俺が反応する間もなく、全身を貫くような衝撃と共に、世界が真っ白に染まった。
バキッ、という嫌な音だけが響き、俺の意識は粉々に砕けた。
ああ...俺、死ぬのか...。
この苦しい世界から解放される…。
意識が朦朧とする中、俺の体が眩く光り輝いた。
これが最後なのか…?
俺はその光を最後に目に収めて生涯を終えた。
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