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シーズン2 第7話:宣戦布告と、譲れぬ温もり

『没落貴族から大企業の御曹司に転生した俺、前世の知識と裏工作で裏金(年22億円)を稼ぎつつ、冷徹な婚約者を捨てて純愛を掴み取る』シーズン2、第7話をお届けいたします!


刺客ジュリアを完膚なきまでに返り討ちにし、敵のメインサーバーから「勉強代」として50億円を吸い上げた晃。

しかし、これによって欧州の闇を統括する「ブラックウェル財団」の本国幹部が激怒し、晃に対して直接的な全面戦争の宣戦布告を突きつけてきます。


迫り来る世界規模の脅威を前に、不安を募らせる結衣。そんな彼女を優しく抱き寄せ、揺るぎない愛と覚悟を伝える晃の甘く頼もしい姿が見どころです!


前世で守れなかった後悔を胸に、絶対の暗黒資本と愛を糧として巨大な闇へと立ち向かう、晃と結衣の絆の物語をどうぞお楽しみください!

捕らえた刺客ジュリアを裏の私兵たちに引き渡させ、俺はスイートルームを後にした。


夜の静寂が包み込む隠れ家マンションへ戻ると、リビングの明かりが温かく俺を迎えてくれた。ソファーの前で、結衣が端末を膝に置いたまま、緊張した持ち前で俺の帰りを待っていた。


「晃様……! おかえりなさいませ!」


ドアが開いた瞬間、結衣は弾けたように立ち上がり、駆け寄ってきた。俺の無事な姿を確かめると、心底安堵したように胸に手を当て、瞳に薄っすらと涙を浮かべる。


「無事にお戻りになられて、本当に……良かったです……!」


「ああ、結衣の完璧なオペレーションのおかげだよ。敵のメインサーバーへの逆侵入、実に見事だった」


俺は彼女の華奢な身体をそっと抱き寄せ、その髪を優しく撫でた。結衣は俺の胸に顔をうずめ、小さく身体を預けてくる。


「ジュリアの端末を経由して、ブラックウェル財団の欧州メイン口座から、まずは『勉強代』として50億円ほど我が方のダミー口座へ吸い上げておいたよ」


「ご、50億円……!?」


結衣が驚きで目を丸くする。俺は不敵に口元を歪めた。


「年22億円の裏金を作る俺のネットワークに手を伸ばそうとしたのだ。これくらいの報復は当然だろう。……だが、奴らはこれで引き下がるような器量ではない」


デスクに置かれた暗号化端末が、低く一度だけ振動した。


画面に表示されたのは、差出人不明の極秘通信——欧州の暗号回線を経由した、ブラックウェル財団の最高幹部からのダイレクトメッセージだった。


『一条晃。ジュリアの手際を上回るとは、ただの飾りの御曹司ではないようだな。……だが、我らの資金源を奪ったこと、後悔することになるぞ。我が財団の全精鋭をもって、貴様と、貴様の周りにあるすべてを灰にしてやる』


文字通りの宣戦布告。


画面の文字を読み取った結衣の身体が、微かに震えるのを感じた。世界を裏から操る欧州闇貴族の本国からの総力戦。その威圧感は、西園寺家のような国内の小悪党とは比べ物にならない。


「晃様……敵は本気で晃様を破滅させようとしています……。私のせいで、晃様がもっと危険な目に遭ってしまうのでは……」


結衣は己の無力さを責めるように、唇を強く噛みしめた。かつて親の借金で闇に落ちかけ、俺に救われた彼女にとって、自分が俺の弱点になることだけは耐えられないのだろう。


俺は両手で結衣の温かな頬を包み込み、まっすぐにその瞳を見つめ返した。


「勘違いするな、結衣。お前がいるから俺が危険に晒されているんじゃない。お前がいるからこそ、俺は無敵なんだ」


「晃様……」


「前世の俺は、冷酷な貴族社会の権謀術数に敗れ、守るべきものをすべて奪われて滅びた。……だが、今の俺には前世の智略と、年22億円からさらに膨らみ続ける暗黒の資本力がある。そして何より、命をかけて守りたいお前がいる」


俺は結衣の額に、誓いを込めるように優しく唇を落とした。


「ブラックウェル財団がどれほどの闇を引き連れてこようと、俺の盤面(ゲーム)の上で踊らせてやるまでだ。この譲れぬ温もりを奪おうとする奴らは、一人残らず叩き潰す」


「はい……! 晃様……私、どこまでも晃様を信じて、お供いたします!」


結衣の瞳から迷いが消え、揺るぎない絶対の信頼が宿った。


俺は結衣を強く抱きしめながら、暗号端末に一言だけ返信を打ち込んだ。


『首を洗って待っていろ。お前たちの誇る闇の帝国ごと、俺が買い取ってやる』


欧州の巨大な闇との全面戦争。


成り上がりの暗黒御曹司と、最愛のメイドによる絶対の反撃が、ここから加速する。

第7話をお読みいただき、ありがとうございました!


刺客を倒して終わりではなく、敵の懐から50億円を逆搾取するという晃の容赦ない攻勢と、それにブチギレたブラックウェル財団からの宣戦布告! 物語のスケールが一気に世界へと広がりました。


そして、「お前がいるからこそ、俺は無敵なんだ」という晃の言葉。前世の挫折を知る晃だからこそ重みのある誓いに、結衣ちゃんとの純愛の深さがより一層引き立ちましたね。


50億円の資金を得てさらに強大化した晃の「裏の帝国」は、欧州の巨大闇ファンドをいかにして返り討ちにするのか——!?


「50億円ぶっこぬきは流石すぎる!」「晃様の愛の告白がカッコ良すぎる!」「ブラックウェルとの全面対決が楽しみ!」と思っていただけましたら、ぜひ評価やブックマーク、感想をいただけますと大変嬉しいです!


次回、第8話「刺客の連鎖と、影の包囲網」。

怒涛の展開が続くシーズン2、次回の更新もどうぞお楽しみに!

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