技術
ウィンらが活躍した帝国歴二〇〇年代のは、我々の世界における13世紀相当という設定。科学技術も概ねそれに準じるが普及率などは調整している。
●紙
史実としては、紀元前2世紀にはそれらしきものがあり、105年に蔡倫が紙を発明した、ということになっている。751年のタラス河畔の戦いでイスラーム世界に伝搬し、12世紀には西洋に製紙工場が作られている。
ここから、紙は「存在する」こと、そして「それなりに普及している」という設定。
●印刷技術
活版印刷(15世紀)は存在しないものとして、書籍は写本のみ。宮廷で人気が出た叙事詩などは、女官らの筆写によって地方貴族にも出回っている(11世紀の日本の平安時代のイメージ)。
一種の同人活動のような規模なので、町に書店があったり気軽に購入できるような書籍は存在しない。
●ガラス製品
ガラスは存在する。
大貴族らは、高価かつ破損しやすいガラス製の杯を一種のステータスとして用いている。現時点では、銀食器よりも高価。
杯は、「ガラス製>銀製>錫製」の順番で高く、平民の酒場では錫製が用いられる。落としても割れず、変型してもたたけば「ある程度」元に戻るからである。
樽を小さくしたような、謎の木製ジョッキは存在しない。酒を飲むにはまずそうだし、作るのは手間が掛かるので錫製よりも高くなりそう。
手のひらサイズの鏡も作られているが、それよりも大きな板ガラスは非常に高価であり、皇帝宮殿でもガラス窓は使われていない。
窓は、完全に開放するか、よろい戸を閉めて閉ざすしかない。
凸レンズは存在するが、眼鏡(特に、両耳にツルを引っかける形のもの)は存在しない。従ってメガネっ娘も存在しない。




