第4章騒乱編5
アンジュは暫く、元奴隷達の社会復帰準備と心のケアをする事になりハンゾウ、シズカは滅んだ貴族の屋敷に回収を行っている。
どちらも1カ月くらいは掛かるだろう。僕と爺は今後の方針を決めるため王女一向に着いて行く事になった。
王都に着くと直ぐセデスがやって来た。
「お疲れだった所、申し訳ないのだが騎士団にはもう一働きして欲しい。」
実はというとボラギ派(旧大公派)とシルバーベル派(旧騎士団派)の貴族の残党が反乱を起こしているという。
セデスの所にも滅びた貴族達が跡取りでお家再興を願う書簡や陳情に来ているそうだ。
凱旋パレードどころでは無さそうだ。
早速会議になった。リリイが「ハルト、どう思う?」といきなり振ってきた。
「原則再興はない。」だって王家に謀反したのである。
殺されないだけでも良しとすべきであろう。ボラギやシルバーベルに人質でも取られてやむを得ずにしてもあまり同情の余地は無い気はすると伝える。
「儂も若と同意見ですな。」と爺が言う。
だいたいが同意見に近かったようなので解散となった。セデスが僕を呼び止める。
「王都にあるボラギの屋敷を君にプレゼントする。自由に使いたまえ。」と言われた。
セデスは爺に内政のアドバイスが欲しいと言われ残った。
リリイと僕はボラギの屋敷へとデートする。相変わらず腕を組みラブラブな雰囲気を出してる。
街中を通り歩いていると「お、おい!あれ王女様だよな?」「じゃあ横の男は誰だ?」「うわ~イケメン!!」「羨ましい!!」そう言われオッパイをさらに押し当ててくる。
すると男達から「王女様って綺麗なだけじゃなく巨乳だよな?」「横の男デレデレしおって!」「けしからん!」「死ねばいいのに!」彼らの気持ちも分かるので無視して行く。
着いてみると門に2人の兵士が立っていた。
「中は見れるのですが誰も居ないので案内は出来ません。」と言われ勝手に見ることを伝えた。
さすが腐っても公爵だった屋敷だ。広いし豪華だった。お風呂も余裕で10人以上は入れる。寝室も広くベッドも広い。
家具や調度品もセデスは変えてくれると言ったがこのままでも良さそうだ。
「ベッドの広さを実感されます?」そう言って服を脱ぎ始めた。
「これから私はあなただけのものです。」と言われたので思う存分頂いた。
門兵に礼を言って帰ろうとしたがリリイが歩きずらそうなので、飛翔術で城に戻った。
別れを告げ爺を迎えに行くとちょうど終わったようだ。そういえば2人呼べると言うと「ムサシとムネノリ。」と言われ呼び出した。
「おー!若殿。」とムサシ。「ご機嫌麗しゅう上様。」とムネノリ。ホントどうでも良いけど呼び名バラバラなのな。
近くの酒場に行き、今までの話をし始める。いまいち良く分かって無さそうだ。
ハンゾウ、シズカ、アンジュも居ると言うと「娘御は息災でしたか。」とムネノリ。「相変わらず若殿にご執心かの?」とムサシ。
「若殿お忘れですか?ハイエルフ事件」そんな物騒なサイドストーリーは知らん。
ゲームでは無かったはず。「ハイエルフはハイエルフとしか結婚出来ない掟があるので、そんな人間の小僧を忘れて僕と幸せになろうと迫った若者いたでしょ?」初耳だよムサシ。
「確か・・・ペインとかいう名前だった。」とムネノリ。
「それで毎回来る度にアンジュからアンタダレ?と言われてた。」とムサシ。
「アンジュは若以外の男はどうでも良いらしいからのぅ。」と爺が笑う。「そうだよ!俺たちも時々忘れられそうに。」とムサシ。
「それでペインが若に絡んでコテンパンにやっつけたでしょ?」と言われても知らんな。
「それでアンジュがさっき初めましてのヤツが何で私の若様に絡んでんのよ?」と言われ若殿に負け、追い打ちに覚えて貰えなくて泣きながら帰ってたなあ。」とムサシが懐かしそうに言う。
これってデジャヴとか言うのかな?なんか・・さっき初めましてかあ。




