第3章ローズ村編8
『ミッション:危機管理せよ』
今までで1番抽象的なヤツ来たな。詳しく。
『迫り来る女性3人を如何なる方法でも良いので幸福度を上げよ』
(うーむ、3人って誰なんだろ?)ローズを捕まえたリリイ、アーナ、セラが入ってきた。
アーナが超デッカイ声で「側室6人とはどういう了見だぁぁぁぁ!」と叫びながら剣を抜いてきた。
あっぶね、ギリで躱せた。
「私という者がありながら私という者がありながら私という者がありながら私という者がありながら私という者がありながら私という者がありながら私という者がありながら私という者がありながら」とアーナが呪文を唱える。
なんだろ背筋が寒い。
ふっと振り返ると「奥さん居ないって言った奥さん居ないって言った奥さん居ないって言った奥さん居ないって言った奥さん居ないって言った奥さん居ないって言った。」リリイも呪文を唱えた。
セラがゴミを見る目をしている。
(離婚になった時よりキツイかも・・・・)
「もう許してあげて。」とローズが言った。
ちょっと空気が緩んだのでリリイに「イヤな思いをさせてゴメン。」アーナにも同じ事を言った。
「2人の事もちゃんと好きだからケンカしたくない。」というとリリイも「私も好き。」と抱きついてきた。アーナを見ると「私もだ。」と拗ねてる。
ローズが空気読まず「私も好き?」と聞いた。
「おう好きさ!」「結婚する?」と言うので平な胸をじっと見る。「ど、どこ見てんのよ!」「アハハハハ」「何がおかしい!」「アハハハハ」「笑うな!」
ローズがすっかり拗ねてリリイとアーナが慰めるため部屋を出た。
夜、リリイ、アーナ、セラと話し合いになった。
「リリイは王女でアーナは騎士団長だから好きってだけで一緒にすぐって訳にいかないでしょ?ちゃんと幸せにするから待って。」と僕が言うとセラが「私7番目の側室になりたいです。」と爆弾発言した。
今までエキストラで通行人Aだと思っていたよ。最後字幕で名前出たらラッキーとか思っている人物がいきなり脇役に躍り出てきた。
理由は簡単。ずっとアーナと居られるからだ。
「好きでもないのに側室っておかしいよ。」と僕が言うと「貴族社会はよくある事。」と答えた。
「それに愛とか恋が分からない。」と寂しそうに言った。
「可愛いのにもったいないね。」と言うと「か、可愛い、わ、私が?」と動揺して赤くなった。夜も遅くなったので泊まっていくのだが寝るのはアーナとになった。
結論、アーナはツンデレさんです。
翌朝帰りに、リリイが「第1夫人の座は誰にも譲らないからね。覚悟してね。」と言うとキスしてきた。
「私の初めてを全部あげる。」僕の幸福度が上がった。「わ、私の初めても全部お前にあげたんだから責任とれよ。」と照れてた。
セラはちゃんと好きが分かるようになればまた来るそうだ。
『ミッション:コンプリート』
『おめでとうございます。飛翔術と神威が使えるようになりました』
名前 ヴィンハルト(18歳) 180㎝ 70㎏
身分 亡国の王子(人)
階級 聖剣士
LV 40
HP 10000
MP 1000
体力 200
知力 200
敏捷 200
魔力 200
運 100
スキル 剣聖 召喚 飛翔
固有スキル 万里眼 限界突破 SHOP 神威
装備 天叢雲剣(S)帝国軍服(S)帝国軍靴(S)




