第3章ローズ村編2
朝、目が覚めて裸で美しい女性たちが6人寝ている。(そうだ!シヴァを呼んでみよう。)
「主よ。お呼びですか?」とシヴァが答える。
3人の奴隷紋を消せる?と聞くと「造作もない事。」と言う。全員起きたので奴隷紋は消える事を話す。
3人が喜んでいると・・・
シャムが「入れる事も出来るんですか?」と聞いている。シャムは3人が羨ましかったそうだ。
ご主人様と呼んでも自分だけ奴隷紋がないのがイヤだったと言う。
「4人は僕の奴隷ではなく彼女だと思っている。」というと「6人とも側室で良いんじゃない?」とシズカが言う。
本人達がそれで良いならという事になった。めでたし。めでたし。
これが後日大変な事になる。ちっとも目出度くなかったのだ。
朝ごはんが終わりハンゾウとフランクを引き合わせる。
「今、王都では天使様を召喚した使徒様の噂で持ちきりです。」とフランクが言う。
「それを利用しようと思う。フランクのところで噂を流せるヤツは何人いる?」と言うと「おおよそ百人くらいかと。」と答える。
ハンゾウと協力して・・・
曰く:大公は幼きローズ殿下を亡き者にしようと魔物を嗾けた。
曰く:天界は使徒様を遣わし魔物を滅ぼした。
曰く:大公は死霊を利用し王都を我が物としようとした。
曰く:天界はまた、使徒様を降臨させた。
曰く:使徒様は天使様を召喚し、10万の死霊を滅ぼした。
曰く:大公は他人に罪を着せ、口封じした。
曰く:天界は使徒様を大公の城に遣わすであろう。
曰く:天罰を恐れた貴族派(大公派)が離反している。
曰く:大公は王家に謀反を起こそうとしている。
「こんな感じでどうかな?」と僕が言うと、「さすが若、面白そうですな。」と爺が入ってきた。
シズカも来て「もっと謀反人にしましょ。」と可笑しそうに笑う。「さてさて。どうなるかな。」と僕が呟く。
それから1カ月
爺は海を切り開き水路を開発し農業を奨励し、多くの雇用を促進する。
シズカは病院を開き、白衣の美しい女医として人気を誇る。
ハンゾウはハーフ魔人の子達に素質を見出し、忍者見習いを育成している。
アンジュは朝学校の先生、昼から縫製を教え水着や衣装を教えている。
僕は料理人や屋台の店主を育成している。とんかつや唐揚げ、ラーメン、うどん、パスタ、焼きそばにお好み焼きだ。
4人の側室がアンジュの作ったきわどいメイド服を着てウエイトレスをしている。
ミニスカなのでちょっと動くと見えそうなのだが他の男には見えないようにしている。そこが良いと連日大人気だ。
最初砂漠だった面影がどこにもなく50人くらいだった村が既に5千人を超えた。王家派や無所属の貴族は海水浴や温泉観光に来ている。ローズも大喜びだ。
王都にて
「お、叔父上、巷の評判が頗る悪うございます。」とノール子爵が言う。
宰相の評価がこの1カ月でウナギ下がりと言えるくらい地に落ちている。
民からの支持率は0だ。
「使徒とかいうのは、あの忌々しいヴィンハルトとかいう若僧じゃろ?あやつが攻めてくるなら領地に戻り城を強化せねばな。」とブタが言う。
王都に未練はなさそうだ。病気と称して戻ることにした。
領地に戻り大公派に檄を飛ばす「今こそ卿たちの忠誠を示す時だ。」領主と兵をブタの城に来させようとしていた。
何人かは難色を示す。「領地が経営難で・・・」「領主が病気で・・・」露骨に反旗を翻しはしない。それが貴族だ。




