↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
イケメンでモテるけど直ぐ振られる男子と、地味目だけどモテてすぐ振る女子のお話  作者: tosa


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
2/26

図書委員の雑談

 週末の金曜日。放課後の図書室は閑散としていた 。麻痺棚俊《まひなたしゅん》と戸室坂《こむろさか》まひるは暇を持て余し互いにスマホをいじっていた。


「ねえ。戸室坂さん。前に俺に言った「イケメンの浪費」って。あれどういう意味?」


「私そんなこと言ったけ?「イケメンの資源浪費」じゃなくて?」


「うん。確か「イケメンの不毛」だったような?」


「うーん。多分あれかな。私は麻痺棚君にもっとセルフプロデュースを上手くやればいいのに。って伝えたかったんだと思う」


「セルフプロデュース? 何それ」


「言葉通りだよ。自分で自分を作ってオンリーワンの個性を生み出すって事」


「自分で自分を? それって自分磨きをするってこと? 」


「まあ似たような物かな。麻痺棚君には超絶イケメンって比類ない武器が備わっているんだから、あともう少し頑張ればちょろい人生が約束されると思うけどね」


「······ちょろい人生。それってこれから社会人になって、年取っておじさんになって年金貰うまでの期間のことかな?」


「麻痺棚君って何気ない言葉に食いついてくるよね 。もしかしてA型?」


「いや。俺は○型」


  俊はそう答えると、暫く黙り込みスマホに目を落とす。


「ほら。そう言う所だよ。麻痺棚君。普通血液型を聞かれたら相手にも聞かない? 会話のキャッチボールを完全拒否されたらそりゃあ彼女も怒るよ」


「ああ。でも俺別に他人にそんなに興味が湧かないんだよね。湧かないから聞こうとも思えない。俺は最初からこう言う性格なのに、俺と付き合う女の子達は皆「裏切られた」みたいな顔をするんだよね」


「麻痺棚君には麻痺棚君の言い分はあるよね。まあ 。イケメン顔のみに惹かれて告白してくる浅い気持ちの人達だから、別れても麻痺棚君的には影響ないか」


「戸室坂さんはその辺どうなの? 噂じゃ結構モテるって聞くけど」


「その噂ってのも、私が作り出した偶像の1つだよ」


「偶像? 噂が?」


「そう。私って陽キャじゃないし、顔だって地味でしょう? なのに男にモテる。これって、結構インパクトあって興味を引かない? 実際他人に関心がない麻痺棚君もこうやって私に話しかけてくるし」


「ええと。ごめんだけどその通りかな」


「別に謝らなくてもいいよ。私って取り立てて特徴ない顔してるけど、スタイルはそこそこだと思わない?」


「ええと。ごめんだけどそう思う」


「身体の作りって親の遺伝子次第だからどうしようもない所なんだよね。その仕方ないパーツがそこそこ恵まれている。これってかなりのアドバンテージなんだよ。後は顔次第だと思わない?」


「顔次第って?」


  気付くと俊はまひるの話に引き込まれ、座っている椅子を半歩まひるに近付けていた。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。