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【クラス対抗戦】の話

「おはよう! 一ノ瀬くんに加藤さん!」


 と、俺たちが教室の中に入ると、三木さんが挨拶をしてくる。

 

 よかった、ギリギリだが遅刻せずに教室に着くことが出来て。


「おはよう、一ノ瀬くん、加藤さん。今日は一緒に登校したんだね」


 と、佐藤さんも挨拶をしてくれた。ふと、回りを見渡すと、白波さんの姿はない。

 今日も休むのだろうか? やはり、限界以上に魔力を使うのは危険なんだな。

 白波さん、早く元気になればいいが、心配だ。


「ん、私たち友達だから」


「ああ、おはよう」

(ああ、三木さん、佐藤さんおはよう。そうだよ、今日は、加藤さんと一緒に学校に来たんだ)


「へぇ~、仲良くなったんだね!」


「ん、私たち凄く仲良し」


「おお! そっか、凄い仲良しなんだ! 私も一ノ瀬くんとすっごい仲良しだよ!」


「む! 三木さんも一ノ瀬くんと仲良しかもしれないけど私の方が仲良し」


「え~、そうかな~? 私の方が仲良しかもしれないよ?」

  

 ど、どうすればいいんだ、こういうときは? 俺的には、みんな大事な友達で、仲が良いと思っているんだが。


「2人とも落ち着いて」


 佐藤さん!


「佐藤さん」


「ん」


「1番一ノ瀬くんと仲が良いのは私だよ」


 佐藤さん!?


「む!」


「え~」


 と、3人が睨みあっていると、チャイムが鳴った。

 すると、教室の扉が開き、先生が中に入ってくる。


「お前ら全員席に着け~」


 ふぅ~、助かった。これで、みんな席に着くから、3人も睨みあうのをやめるだろう。


「あとで、誰が1番、仲が良いか決めようね!」


「ん、別にいいけど、私が1番、仲良し」


「私が1番だよ」


 3人は、最後にそう言ったあと、それぞれの席に向かって行った。

 あとで、決めるのね……。でも、なんか嬉しいな。俺と誰が1番、仲が良いかで、争い合っているの。

 俺、凄い人気者じゃん。あんなにも、可愛い女の子たちが俺と誰が1番仲が良いかで、言い争っているなんて。


「よし、全員席に着いたな。では、授業の前に、次にやる行事について、説明する」


 次にやる行事か。なんだろうな?


「次の行事は、【クラス対抗戦】だ。これは、クラスの代表者5名を決めて戦い合う、5対5の戦いだ。この戦いの勝利条件は、最後までやられずに、残ること。【クラス対戦】のときと同じだ」


 よし!! クラス対クラスの戦いか! 必ずいつかはやるのだと想像はしていたが、こんなに早く出来るなんて最高だな。

 絶対にクラスの代表者にならないと。


「これは、1クラス対1クラスの戦いで、全クラスと戦う。そのため、24回戦うのだ。この戦いで勝ったクラスは1回の戦いごとで、10ポイントが入る。勝てばクラス全員に10ポイントだ。だが、代表者だけは違う。代表者は、勝てば15ポイント手に入る。だから、全部の戦いに勝てば、戦いに参加していなくても、240ポイント手に入るということだ」






 

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