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加藤との【魔高の戦い】終了後3

「加藤さんの魔法は凄かったけど、それよりも一ノ瀬くんの魔法の方が凄かったね」


「うん、一ノ瀬くんと戦っていると、次にどんなことが起きるのかわからないからずるいと思うし凄いよ。私だったら氷の魔法が発動されるってわかるし、白波さんなら風の魔法、加藤さんなら、認識阻害ってわかるじゃん。でも、一ノ瀬くんは本当に分からないの」


 と、佐藤さんが言う。俺の魔法がわからないってことか。

 まぁ、俺の魔法は、色々なことが出来るから予想が出来ないんだろうな。

 あと、加藤さんの魔法は、俺が戦っているときは、まだ、わからなかったぞ。

 予想としては、姿を消す魔法かな? って思っていただけだった。


「そうだね。私も一ノ瀬くんの魔法がわからないよ。身体能力が凄かったり、強い風を起こしたり、色々なことが出来るからね」


「そう! だから、一ノ瀬くんと戦っていると大変なの! 私の氷魔法を殴って壊したかと思えば、溶かしてきたりもするんだよ。本当に一ノ瀬くんの魔法はずるだよ、ずる!!」


「うん、そうだよね! ずるだよ! 私の魔法なんて探知するだけだよ! なのに、一ノ瀬くんの魔法はたくさんのことが出来るんだもんね! 本当に羨ましい……」


「うんうん。羨ましいよ。殴ったり、溶かしたり、風を起こしたり、もっと色々なことが出来るんだもん。私の氷魔法は凄いって思っていたのに一ノ瀬くんと比べたら全然だったってよくわかるよ……。ただ、氷の魔法を発動するだけだもんね……」


 と、2人は俺の魔法を褒めたあとに、落ち込みだした。

 ま、まぁ、確かに俺も強化魔法はずるだなって少しは思う。

 だって、この魔法は本当に色々なことが出来るから自分でも、弱点がわからない。


 例えば、佐藤さんの氷魔法は、熱に弱いし、加藤さんの認識阻害は、範囲攻撃に弱い。

 こんな風に弱点がある強い魔法はたくさんあるのだ。

 なのに俺の強化魔法は、たくさんのことが出来るため、弱点が見つからない。


 だから、負ける気がしないんだ。この、魔法を上手く使えば誰にだって勝てると思う。

 そう、使いこなせれば……。俺は、まだまだ使いこなせていないからもっと戦って強くならなきゃな。


「はぁ、一ノ瀬くんにどうすれば勝てるんだろう……。考えれば考えるほどわからないよ。氷は溶かされちゃうもん」


「佐藤さんの魔法だって凄いじゃん。氷は綺麗だし、強いじゃん。私なんてただ、探知するだけだよ。攻撃なんて出来ないから戦いにすらならないよ」


「でも、魔力を纏えば戦えるんじゃない?」


「無理だよ。加藤さんだって魔力を纏っていたから、あんなに早く魔力切れになりそうだった。あと、加藤さんの認識阻害っていう魔法だったから一ノ瀬くんに攻撃を当てることが出来たんだよ。もし、私が魔力を纏って殴りかかっても、避けられるよ」


「そ、そうだね……。私ももし、魔力を纏って一ノ瀬くんに殴りかかったらって想像したら、簡単に避けられるって思ったよ」


「本当にずるい」


「うん、ずるい」


 俺も避けられる自身があるな。うん、やっぱり強化魔法はずるい。




 


 

 


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