加藤との【魔高の戦い】3
う~ん? 俺は、なぜ、加藤さんが俺のパンチを耐えられたのかを考えてみる。
普通は、耐えられるのはおかしいのだ。俺は、〈身体能力強化〉を発動しているため、パンチの威力はなかなか、高い。
だから、俺のパンチを耐えられるとしたら、それは、硬化魔法などの魔法だろう。
じゃあ、俺のパンチを耐えた加藤さんは、硬化魔法かと言えばそうではないと思う。
もし、硬化魔法だと、したら姿が見えなくなるなんてことは、ないからだ。
まぁ、硬化魔法以外でも、パンチを耐えられる魔法はいくつもあるがな。
でも、もし、その耐えられる魔法だとしたら、【クラス対戦】のときに、あんなに簡単に勝てたのはおかしいと思う。
う~ん? まぁ、魔法以外にも耐える方法はあるにはある。
だが、それはあまり、良い方法とは、言えない。
でも、もし、魔法で、防がなかったとしたら、その方法しかないよな?
それに、その方法ならパンチの威力が上がっていたということにも、説明がつく。
俺が加藤さんのことで、考えていると、ふと、加藤さんが目の前に、現れた。
「どうした?」
(いきなり、魔法を解除して、目の前に現れるなんて、どうしたの?)
「ふぅ~。ううん、魔力が切れそうだから温存のために1度解除した」
もう、魔力が切れそうなのか。加藤さんの魔法は、魔力を大量に使うのか?
それとも、やっぱりあの方法で俺を殴ったからか?
「魔力がもう切れるのか?」
(もう、魔力が切れるのか? 魔力の消費が激しいね)
「うん。魔力があと、少ししかない」
「なぜだ?」
(魔力が切れるの早いね。そんなに魔力が早く切れるのはなぜだ? 教えてよ)
「魔力で、パンチの威力を強化したり、体を強化して、あなたの攻撃を耐えたから」
と、加藤さんが言った。やっぱりあの方法だったか。
あの方法とは、魔力で攻撃を強化したり、することだ。
強化と言っても、俺の強化魔法とは違う。
俺の強化は、魔法を発動するが、加藤さんがやった、強化は、ただ、魔力を纏わせただけで、魔法を発動したとは言えない。
あと、なぜ、魔力を纏わせれば威力が上がるのかというと、魔力とは、とても、破壊力のある、エネルギーだからだ。
魔法を使える人間の体は、使えない人間の体よりも、頑丈である。
理由は、魔力という、訳のわからないエネルギーの破壊力が凄すぎで、それで、体を傷つけないためだ。
魔法を使える人間は魔力を体で作る。だが、その作ったエネルギーは、破壊力が高いため、普通の人間の体ではボロボロになってしまう。
じゃあ、その作った本人すらボロボロにしてしまうほどのエネルギーを纏って殴れば、攻撃力が上がるのも理解できる。
じゃあ、なぜ、そんな便利な強化をみんなはやらないのだろう?
その理由は、簡単だ。その理由は、魔力を大量に使うからである。
魔力を纏うというのは、その分魔力を大量に使うのだ。
魔力というのは、少量では、魔法を使える人間の頑丈な体を傷つけることはできない。
だから、もし、魔力を纏って殴るとしたら大量に魔力を使って殴るのだ。
そして、攻撃以外にも魔力を使うことが出来る。だから、魔力を集めて、その集めた魔力をお腹に纏い、俺のパンチを耐えたのだろう。
確かに魔力を纏うことは凄く便利で強い。だが、魔力を大量に消費してしまうため、戦いにはあまり向いていないのだ。
そのため、三木さんは、纏うことをしない。もし、纏ったとしても、相手を倒せずに先に魔力切れで負けてしまうから。
便利だが、使いにくい魔力を纏うという方法。それを、使ってくるなんて、加藤さんには驚かされたな。
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