【魔高の戦い】開始
俺は、白波さんに着いていき、第1闘技場に着いた。
第一闘技場の中に入ると、観客が大勢いた。
「「「おおぉぉ!!」」」
「今年の1年最初の【魔高の戦い】か!!」
「あいつあれだろ!! 【悪の魔道士】を倒した!!」
えっ? えっ? なんで観客がおるん?
ついさっき、俺と白波さんが【魔高の戦い】をすることが決まったばかりだよね!?
「どうして観客がいる?」
(ねぇ!! どうして観客がいるの? 俺、聞いてないんだけど!?)
「私も分かりません。でも、アプリとかで情報が来るのでしょう。それに私にとっては、観客がいることは好都合です。この観客が見ているところであなたを倒せば、大勢の人が私を優秀だと思ってくれるでしょう」
「そうか」
(そうか白波さんは優秀だと思ってほしいんだもんね。そりゃ~観客が見ているところで俺を倒したいわけだ。でも俺は嫌だなぁ観客がいるの!! でも諦めるしかないかぁ。帰って!! なんて言えないもんなぁ)
てか、もしスマホで【魔高の戦い】の情報が来ていたとしても、第1闘技場に来るの速くない!?
なんで、俺たちよりも速く、第一闘技場に着いてんの!?
まぁ、きっと教室が俺たちよりも近いだけなんだろうけどさ!!
なんか予定とかなかったのかなぁ!?
「では、【魔高の戦い】を始めましょう」
と、白波さんが言い、スマホを出した。
その後、携帯が鳴り、開くと、
『かけるポイントは、10ポイントでよろしいでしょうか? 「はい」・「いいえ」』
と書いてある。
ここで、「いいえ」を押すとかけるポイントを変えられるのかな?
でも「はい」でいいか!
「はい」を押すと画面が変わり、
『戦闘の準備はもう終わりましたか? 「はい」・「いいえ」』
「はい」を押すと、
『それでは、戦闘開始のカウントダウンを始めます』
と、闘技場に声が響く。
すごいな闘技場。
そうだ! スマホを仕舞わないと。
スマホを持ったまま戦って、壊れたら嫌だもんなぁ。
てか、どこに仕舞おう? ズボンのポケットでいいかな? でも、そこに仕舞って壊れたりしないかなぁ?
『カウントダウン、5』
時間がないどうする!! ズボンのポケットに仕舞うか?
『4』
でも、戦い中に制服破けたりしないかなぁ!?
『3』
ああ!!
『2』
どうするっ! どうするっ!
『1』
時間がない!! もうズボンのポケットでいいや!!
『0』
戦闘開始の音が響いた。
「〈強化〉」
(〈スマホ強化〉!!)
〈スマホ強化〉は、スマホの強度を強度する魔法だ!!
これで、スマホは壊れないはずだ!!
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