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【クラス対戦】7

 俺は、急いで三木さんの元に向かう。三木さんの探知魔法は、戦うことが出来ないからだ。

 だから、白波さんを倒した敵がもし、三木さんの元に向かったとしたら、簡単にやられてしまうだろう。


「三木」

(三木さん! 大丈夫!!)


「なに?」


 三木さんは、無事だった。

 よかった~。


「ねぇ、一ノ瀬くん。敵はいた?」


「いなかった」

(いなかったよ)


「だよね。一ノ瀬くんが敵のところに向かったらすぐに探知魔法から消えたんだ」

   


 探知魔法から、消えた? ということは、三木さんでも、白波さんを倒した敵を探せないのか。


「白波がやられてた」

(あっ! そうだ、白波さんがやられてたよ。あの、白波さんが誰かに負けたんだ……)


「白波さんが? 誰かに負けたの?」


「ああ」

(ああ、そうだよ)


「あ、あんなに強かったのに?」


「ああ」

(ああ。あんなに強かった白波に勝った人がいるんだ)


 俺は、少しそれを嬉しく思う。確かに、この【クラス対戦】で白波さんと戦えないのは残念だ。  

 だが、白波さんが負けたということは、白波さんよりも強い人がいるということ。

 それが、嬉しい。強い人と戦えるかも知れないといのは、とても嬉しいんだ。

 

「そっか……。でも、一ノ瀬くんなら白波さんを倒した人にも勝てるよね?」


「ああ」 

(ああ、勝てるよ)


「なら、安心した! 確かに白波さんがやられてたっていうのは、なんか悲しいけど、しょうがないもんね」


「ああ」 

(ああ、白波さんと戦えないのは、悲しいけど【クラス対戦】とは、そういうものだからな)


「じゃあ、気持ちを切り替えて探知魔法で、敵を探してみるね」


「ああ」

(ああ、お願い)


 三木さんは、敵を探し始める。


「ねぇ、一ノ瀬くん。」


「どうした?」 

(ん? どうしたの三木さん?)  


「今、近くにいた敵3人が、いきなり消えた。探知魔法で、見つけられない敵にやられたみたい」


「そうか」 

(そ、そうか。やっぱり探知魔法で、見つけられない敵がいるんだね) 


 どうやって、見つけることの出来ない敵を倒せばいいのだろうか?

 

「これからどうする? まだ残っている敵のところに行く?」 


「ああ」

(ああ。案内、お願い)


 まだ、敵が残ってるなら戦いたいからな。そういえばあと、何人敵が残ってるんだろうか?


「あと、何人敵が残っている?」    

(あと、何人敵が残っているの? 教えてもらっていいかな?)


「探知魔法で、確認出来た敵は、あと1人だよ。でも、確認出来ない敵が1人いるからあと、敵は2人だね」


「分かった」

(分かった。教えてくれてありがとう)


 あと、敵は2人か。もうすぐ、【クラス対戦】が、終わってしまうな。

 














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