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入学

 月日が経ち今日は、高校の入学式だ。


 俺が入学する高校は、魔道士育成高等学校と言い、

魔法を使える人たちは、皆この学校に入る。


 この学校は、敷地が広く、校舎もデカい、しかも、この学校に入ると寮暮らしになるため寮もある。

 他にも、授業や、生徒たちの戦闘のために、円形闘技場や訓練場、とてつもなく大きな校庭もある。



 俺は、今、クラスでこの学校の説明を受けている。

 俺のクラスは1年2組だ。


「まず、このクラスの担任になった桃崎鏡花だ。よろしく」


 と担任になった桃崎先生が黒板に名前を書きながら言った。


「これから、この学校の説明をする。この学校は、【魔道士】を育成するための学校だ。だから戦闘のための授業が多い。後、魔法の授業だな」

   

 よしっ!! さすがは、魔道士育成高等学校だな!! 魔法の授業があるなんて!!


「そして、この学校は、【魔道士】と同じようにポイントで順位を決めている。順位が高ければ高いほど貰えるお金が増え、順位が低ければ低ほど貰えるお金が減る。後、アルバイトは禁止だ」


 この学校は、お金が稼げるのか!!


「ポイントを稼ぐ方法は、【魔道士】と同じで戦うことだ。【魔道士】は【魔道士の戦い】でポイントを稼ぐが、お前たちは【魔高の戦い】でポイントを稼ぐ。【魔高の戦い】のやり方は後ほど説明する」 

 

 【魔高の戦い】、そのままだな……。


「今からこの端末を渡す。これは、魔高特別性のスマホだ。渡されたら起動しろ」


 魔高特別性のスマホを渡されたので起動する。

 起動すると、学年とクラス、番号、名前を打てるようになっている。


「起動したら、学年、クラス、番号、名前を打て。打つとそのスマホは、お前たち専用になる」


 と、桃崎先生が言うので、打つ。


 1年2組、3番、一ノ瀬浩一と。



「打ったな。すると画面が変わり、そこに二つアプリがあるはずだ。左側のアプリの方を押してみろ」


 二つアプリがある。左側のアプリの名前は【魔高の戦い】だ。


 アプリを押すと一番上に戦闘と書いており、二番目にはパーティー、三番目にはポイントと書いてある。


「一番上に戦闘と書いてあるはずだ。それで、【魔高の戦い】が出来るようになっている。どんどん【魔高の戦い】を挑んでポイントを稼げ」


 俺は、戦闘と書いてあるところを押してみる。

 すると、学年とクラス、名前が打てるようになっており、多分打つと【魔高の戦い】が出来るんだろう。


「二つ目に、パーティーと書いてあるだろう。そこでパーティーを組むことが出来る。パーティーを組むとソロでのポイントがなくなり、パーティー専用のポイントを稼げるようになる。こちらも、順位で貰える金額が変わるようになっている」


 俺は、パーティーと書いてあるところを押す。

 すると【パーティーを組む】と【パーティーに入る】という二つの選択肢が出てきた。

 きっと、【パーティーを組む】が自分でパーティーを作り、【パーティーに入る】が他の人が作ったパーティーに入るんだろう。


「三つ目に、ポイントと書いてあるだろう。それを押すと、ポイントを確認することが出来、自分の順位も分かるようになっている」


 俺は、ポイントを押す。 

 するとそこには、【ポイントを確認する】と【順位を確認する】という選択肢が出てきた。

 俺は、【ポイントを確認する】を押してみる。


『あなたの現在のポイントは100ポイントです』


 と、出てきた。入学時にみんな100ポイント貰えるのだろう。


 次に【順位を確認する】を押してみる。


『あなたの現在の順位は、1357位です』


 と、出てきた。この学校は、3100人近く生徒がいるのだ。

 その中で一年生は、1030人いる。だから1クラス40人くらいで25クラスある。

 まぁ、日本全国から、魔法を使える高校生を集めているのだから、それくらいの数になるか。  


「二つ目のアプリは、お前たちのサイフだ。お前たちの順位によって毎月このアプリにお金が入るようになっている。また、順位と関係なく毎月5万円も入る。これは【魔道士】と同じでなにもしなくても貰えるお金だ」


 俺は、二つ目のアプリを押してみる。

 すると、


 『¥50,000』

 

 と出てきた。

 

 【魔道士】は毎月10万円をなにもしないで貰え、魔高生は毎月5万円をなにもしないで貰えるのか。


 すごいな。


「最後に、【魔高の戦い】は強制ではない。もし挑まれても断ることが出来る。だから、戦闘に自身がない奴は、パーティーを組むまで戦闘をするな」


 へぇ~強制じゃないんだ。でも、そうすると、ポイントも増えないから、順位も上がらないし、貰える金額も上がらないだろう。 

 

 俺は、どんどん【魔高の戦い】をやっていこう。

 俺の魔法は戦闘が出来るからな!! 


「私の話は以上だ。全員体育館に行くぞ。入学式の時間だ」  



 俺は、魔道士育成高等学校に入学した。



 

 

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