【クラス対戦】
「これから【クラス対戦】を始める。別々に第1訓練場に入ってくれ」
と、先生が言う。そう、今日は【クラス対戦】をやるのだ。
楽しみにしていた【クラス対戦】! 最後まで、誰にもやられず、優勝してやる!
クラスメイトたちは、別々に第1訓練場に入って行く。別々に第1訓練場に入る理由は、森の中でバラバラになるためだ。
バラバラになり、敵を探し倒す。それがこの【クラス対戦】らしい。
【クラス対戦】は、1カ所に集まり、スタートと、戦う訳ではないのだ。
「一ノ瀬くん、一緒に入ろ!」
と、三木さんが話しかけてくる。
あの会話のあと、俺は三木さんと手を組むことに決めたのだ。
三木さんの探知魔法は、敵を見つけることに長けている。
それが三木さんと手を組んだ理由だ。三木さんの探知魔法があれば、敵とたくさん戦うことが出来る。
俺は、魔法を使い戦うことが好きなため、三木さんの探知魔法は、最高だ。
あと、別々に第1訓練場に入れと先生は、言っていたが、手を組むもの同士は一緒に入るのもいい。
手を組んだのに、別々に入ったせいで、合流する前にやられてしまう可能性があるからだ。
「ああ、入るか」
(ああ、第1訓練場に入ろうか!)
「うん!」
俺と三木さんは、クラスメイトたちに少し遅れて、第1訓練場に入る。
「全員第1訓練場に入ったな」
と、先生の声が第1訓練場に響く。マイクかなにかで、話しているのだろう。
『それでは、これより【クラス対戦】を開始する。始め!!』
と、【クラス対戦】が始まる。そう、やっと、【クラス対戦】が始まったのだ!!
1ヶ月間ずっと楽しみにしていたため、今胸がドキドキしている!!
ああ、早く、早く戦いたい!!
「やっと【クラス対戦】が始まったね」
「ああ」
(ああ、やっと始まった。ずっと楽しみにしていたから、ワクワクしているよ)
「一ノ瀬くん、私を運ぶことは出来る? 私は敵を探せるけど、足が遅いから一ノ瀬くんに追いつけないんだ」
「分かった」
(分かった。運べるよ)
運び方はおんぶでいいかな? さすがにお姫様抱っこは、恥ずかしい。
「乗れ」
(さぁ、背中に乗ってくれ)
俺は、三木さんに背を向けしゃがんだ。
「ん? おんぶで私を運んでくれるの?」
「ああ」
(ああ、おんぶじゃダメかな?)
おんぶが嫌だったらお姫様抱っこしかないか? でも、やっぱりお姫様抱っこは嫌だな。
「ありがとう」
と、三木さんは、お礼を言いながら俺の背中に乗る。
うっ! なんか、凄く柔らかいし、いい匂いがするんだけど!!
てか、おんぶでも、恥ずかしい!!
「じゃあ、しゅっぱ~つ」
と、三木さんが言った。可愛いけど、やっぱりおんぶは、恥ずかしいよ!!
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