魔力検査
【魔高の戦い】をした次の日、俺は、今教室の自分の席にいる。
教室までは、周りに着いて行ったから迷うことはなかった。
みんな凄いな。こんなに広い学校内を迷子にならないなんて。
とそんなことを思っていると白波さんが近づいて来て、
「一ノ瀬くん、おはようございます」
と俺に話しかけてきた。
「ああ」
(ああ、おはよう。昨日は、ありがとう。本当に助かったよ)
「今日は、迷子にならなかったんですね」
と、白波さんは、茶化すような笑みを浮かべながら、言った。
「教室くらい迷子にならない」
(ひどいよ白波さん! 俺だって教室くらい迷子にならないで来られるよ!)
「そうですか。寮の場所が分からず1時間も迷子になっていたのに」
「白波はどうやって学校内を覚えた?」
(うぐっ! それを言わないでよ白波さん。そうだ!
白波さんは、どうやって学校内を覚えたの?)
「学校に入学する前に学校内の地図をもらいましたよね? 私は、それを見て覚えましたよ」
「そんなのもらったか?」
(そんなのもらったか? 覚えてないな)
「もらいましたよ」
「後で、見せてもらってもいいか?」
(お願い! 後で、見せてもらっていいかな?)
「いいですよ。では、学校が終わったら渡しに行きますね」
「ありがとう」
(ありがとう、白波さん!)
強化魔法の〈記憶力強化〉を使えば、学校内の地図くらい、1日で覚えることが出来るだろう。
やっぱり強化魔法は便利だな。
なんて思っているとチャイムが鳴り、
「お前ら席に着け~」
と言いながら先生が教室に入ってきた。
「では、またあとで」
白波さんは、そう言い自分の席に向かった。
「今日の授業は、魔力検査だ」
魔力検査とは、魔力を調べることだ。
「魔力は、使えば使うほど増えていくから、こまめに調べたほうがいい。そのためこの学校では、月に1回魔力検査をすることになっている。では、魔力検査室に行くぞ。着いてこい」
と先生は言い教室から出て魔力検査室に向かった。
俺たちは、先生の後ろを着いて行く。
魔力検査室に着き、中に入り、今魔力検査をしているとこだ。
名前順に魔力検査をしているため俺は、3番目にやる。
魔力検査は魔力を、調べて、数値化する。平均の魔力数値は15だ。
魔力は、魔道具というものを使い調べることが出来る。
「次、一ノ瀬、魔力を調べろ」
と先生に呼ばれた。
「はい」
(はい!)
俺は、魔道具の前に立った。魔力検査に使う魔道具は、丸い形をしている。
俺は、その魔道具に手を置き、魔力を流した。
「一ノ瀬の魔力は、30か……。さすがだな」
「ありがとうございます」
(ありがとうございます! 前よりも増えてました!)
俺の魔力は30だった。前に調べた時は28だったんだがな。
2も魔力が増えたか。嬉しいな。
その後、全員、魔力を調べ終わり、今日の授業は終わった。
「明日から、6時間授業になるからな。忘れるなよ。では、今日の授業は終わりにする。今日は、もう帰っていいぞ」
先生は、そう言い教室から出て行った。
「一ノ瀬くん! 地図を渡しますので、第1男子寮の前で待っててください」
先生が、出て行ったあと、白波さんは俺の席に来てそう言った。
「俺が白波の寮の前まで取りに行く」
(嫌、悪いから俺が白波さんの寮の前まで取りに行くよ)
「いいんですか?」
「ああ。貸してもらうのは俺だから」
(ああ。貸してもらうのは俺だからね! わざわざ白波さんに俺の寮の前まで来てもらうなんてできないよ。)
「分かりました。では、一緒に帰りましょう」
「分かった」
(分かったよ白波さん。一緒に帰ろうか!)
俺たちは、一緒に帰ることになった。
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