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魔王の魂

少しづつ更新します。

目が覚めると光輝く空間に浮かんだ我がいた。


遠くの方から何か聞こえてくるようだった。

「ここは我の意識の中・・・」とつぶやいた時、今度ははっきりと人の声が聞こえた。


「死ぬ間際にエージェントと交わした契約の中には、あなた様にはもう一つ、選べる選択しがありますが再度確認のためどちらになさいますか。」と品の良い声で尋ねてきた。


「どういうことだ、訳が分からね。姿をあらわせ。」一括すると、また先ほどの声が聞こえてきた。


「ある世界に転生して赤子からあらためてやり直す転生者になるか、短い寿命ではあるが、姿形を変え復活を果たすかどちらに致しますか。」


エージェントと交わした契約はこういうことだったのかと改めて感心した。


割れんばかり畏怖たる叫びで空間を咲くような声で「答える前に教えてくれ。なんで我を助けた。この世のすべてに暴虐三昧の限りを尽くしあまつさえ魔物を使い人々をも蹂躙しつくした我を。」


対照的に冷ややかな声で「私の世界には悪魔と契約して魂を奪われた輩もいます。真実は今は答えられませんが、意思や魂には価値があります。エージェントは新たな世界への準備が整いました。あなた様が味わったこともない甘美なる背徳の世界が待ったおりますと伝えたはずです。それ以外にも後悔や昔年の恨みともいえるものも解消できる世界があります。あなたの選択に沿った価値ある時間を与えられますがいかがいたしますか。」そう語った。


「我の肉体も魂もそなた達の物だ。いかなる形で復活しても敗者たる者は変わらん。転生して意識がなくてもあったとしても負け犬として生きるなら、余命は短くてもいい。ただ、未練だけなくなれば良い。」


静かに語りかけ「さすが王たる器の才覚の持ち主です。転生者とならず契約通り短い間ですが、あなたがいた世界におけるコーディネーターとしての役割をお願いいたします。」契約を履行しようとした。

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