Q:HSOって何するの?
***
「それじゃあ...休憩はこれくらいにして、後半戦行こうか。」
「は、はい...。」
「二人とも疲れてるねえ。十分休憩しただろうし、ここからはナユよろしくー!」
「は?綾姉がやってよ。」
「ちょっとは頑張れ。あ、今更だけど綾乃です。ナユは雫酉埜。予想はついてるかもしれないけど、姉弟なんだ。」
「なるほど。」
...やけに仲が良いと思ったけど、そういうことだったのか。というか、二人とも容姿に恵まれ過ぎでは?
「...HSO隊員の任務は、主にパトロールみたいな感じ。」
ナユは手元の端末を無機質な手つきで操作しながら、事務的に言葉を並べる。
「世界の均一を保つために人を減らしたり、各惑星から能力者に値する人を回収して組織に引き込んだり...。あとグロいのも色々ね。」
「人を減らす...それって、」
「まあ、言っちゃえば殺しとかも平気でするよ。隊員は武器が配られているから。世界の秘密が出回らないように内部での監視も必要だし、世界の数だけゲートがあるからかなり大変。さっき綾姉も言ってたけど、基本ひとりが担当する銀河はひとつ。」
「なんか壮大ですね。」
「すごいな、色々と。」
遼太は乾いた喉を鳴らし、場違いなほどの規模感に眩暈を覚えた。
「相当広いことしてるからね。組織内にも幹部がいて、あとクルは研究班の司令塔だったりする。ここにも政治みたいなのが存在してて、派閥も、正直ある。例えば、特に組織と関わりが深いのが『分家』。生まれつきここにいる人達のことで、僕ら黒川を含む五つの家系がある。あとの詳しいことは本を読んだほうが早いよ。ここまで丁寧な対応をするほうがおかしいんだ...。」
ナユさんは今にも帰りたそうな顔をしている。
それを見かねた宮原さんが、気を利かせてこう言った。
「あとは俺達で読み込むんで...わざわざありがとうございました。」
「...やば、もう時間。」
「ナユ、配信いってきたら?」
「そうする、あと頼んだ。」
「りょーかい...というわけで、部屋に案内するよ。」
***
部屋を出た先には、二人の隊員らしき人がいた。
「「綾様、お疲れ様です!」」
「遅くまでご苦労さん。あとはよろしくねー」
「任されました!...では、お二人はこちらです。」
部屋までの長い廊下の間に、たくさんの人とすれ違った。規則正しく並んだLEDの白い光が、鏡のように磨かれた床を照らしている。すれ違う人々からは、消毒液のような無機質な匂いと、時折、彼らが纏う武器の金属音が微かに響いた。なぜか若者が多い。もちろんベテランらしき方もいたのだけれど、全体的に「学生!」って感じの人が多かった。
「それでは、こちらの二部屋です。隣同士にしてありますので、それぞれ好きな方をどうぞ。なにか分からないことがあったら、近くの隊員どもに聞いて下さい。」
「ありがとうございます。ほら、遼太も」
「あ、ありがとうございます...。」
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!自分でも、書いてて誰が話してるのか分かりにくいし視点もむずいし会話ばっかりになっちゃって難しい!笑
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