108話≫〔修正版〕
よろしくお願いします。
更新情報は活動報告の方に記してありますのでそちらを見て頂ければ、
投稿時間や投稿される話数が分かると思います。
瓶の蓋を開け液体を嚥下する。
干からびた喉を[魔力回復薬]特有の甘い感覚が通ってゆく。
体内にマナが充満していく感覚を得ながら俺はステータスを開く。
手持ちのPointは[18]もあり、
戦力を強化する為にはこのPointは重要である。
だが、スキルでもう欲しいのは余りない。
あったとしてもこのスキルの欄から見つけ出すのは至難の技だろう。
なんせ項目が1万を超えているのだから…
取り敢えずブラッティ・ウルフを5匹、血から生成する。
そして周囲の警戒をさせながら俺はステータスに集中する。
ふと思ったのだ。
何か見落としていないか?と。
ここが何かしらの【VRMMO】のタイトルの1000年後の世界だとして、
なぜ他の人間はステータスを見ないのか。
いや、見れないと仮定してどうやってスキルを取得しているのか。
まず、スキルを選択する事すら出来ないのかもしれない。
それが今のところ有力な線だろう。
今までこの世界の人間も自分と同じだろうと考えてきた事を根本から覆す事になるが…
彼らはまだNPCと同じ領域に居るのではないか、と。
もちろん人間として見ていないというわけではない。
だが、もしプレイヤーと違いスキルの選択やPointの制度が無いのならば、
スキルは使った武器や、
自身の職業、
そして陥った状況に沿った能力になるのではないだろうか。
そうしたら一般人のジョブは最低1つ。
多くても2つだろう。
そうなるとその職業に関係のあるスキルを数個のみ所持しているという考え方が出来る。
それはゴブリンから救った少年少女、ルーデンスとリリーのレベルが、
歳のわりに随分と低かったことからも伺える。
ルーデンスとリリーのレベルが低いのではなく、この世界の平均が低いのではないか。
それにウォルテッドで会った暗殺者アーカドータのジョブにも農民があった事からも、
農民のジョブがあるのが判明した。
そうなると俺はかなりイレギュラーな存在なのかもしれない。
俺は被りっぱなしで忘れていた仮面をポーチにしまい込み思案する。
それにこの世界が【VRMMO】だった場合、気になる事がわんさか出てくる。
その1つは異世界物の定番、
【異次元収納】である。
これは【VRMMO】ではポピュラーな物である。
ふと良い事を思いついた。
【VRMMO】に良くあるいろいろなスキルを思い出しつつ探せば良い物がヒットするのでは無いだろうか。
…………………。
数分後、俺は【異次元収納】を見つけた。
消費Pointは[1]であり初心者向けだったであろうゲーム時代の面影が伺える。
本来、現実世界でこんなに消費ポイントが低ければ大変な事になるだろう。
直ぐに取得しポーチの中身をアイテムボックスであるに移す。
これからは倒した魔物の素材もここにしまう事が出来る為、
倒せれば金策に困る事はなさそうだ。
他にも前から取得するつもりだった生産のスキルや耐性スキルも取得していく。
【異世界wiki(笑)】に書いてあった有用なスキルを見ていくと確かに色々なスキルが目に留まり。
顔をあげれば太陽は既に傾き始めていた。
周囲を警戒するブラッティ・ウルフの警戒網にかかる敵は今のところいない。
俺は取得したスキルの表示に目を通していく。
ーーーーーーーーーーーーーーー
Point[8]を消費して以下のスキルを取得しました
残存Pointは[9]Pointです。
能力を確認してください
【毒耐性:弱】[1]
【麻痺耐性:弱】[1]
【雷耐性:弱】[1]
【炎耐性:弱】[1]
【氷耐性:弱】[1]
【武器作成:Ⅰ】[1]
【格闘術補正:弱】[1]
【幸運補正:弱】[1]
ーーーーーーーーーーーーーーー
とりあえず下手をしたら追加の効果で即死しそうな魔法や状態異常に耐性を持てるスキルを取得させてもらった。
次に武器を手放した時にとっさに戦える様に武器生産のスキルを、
最後に願掛けではないが幸運補正というスキルを取得した。
前の世界では運が無かったのでこの世界では前の分まで良い事があれば良いと思う。
日は既に地平線にぶつかりそうだ。
俺はスキルで気配を消し、
分体のブラッティ・ウルフ5匹に警戒網を構築する事を指示して森の入り口の1本の木の上で眠った。
【SideOut】
『半人族[lv:33]』 :【剣士】/【戦舞技師】/【全属性魔術師】
雪埜 奏
必要経験値/規定経験値:1850/3400
能力:【戦舞技補正:強】【鈍感:大】
【剣豪:Ⅰ】【魔力探知:強】
【体力補正:強】【筋力補正:中】
【解析の眼】【弱点解析】【縛りの咆哮】
【竜種の咆哮】
【野生の本能】【下克上】【全属性魔法】
【魔力量増大:中】【隠密】【暗視】【魅了】
【砂塵の爪甲】【魔法操作:強】【思考加速】
【瞬間移動】【予測の眼】【血分体】【下位従属】
【魔法威力補正:中】【魔法命中率:強】
【超回復】【粘糸精製】【識字】
【色素調整】【剥ぎ取り補正:弱】
new!【異次元収納】new!【毒耐性:弱】
new!【麻痺耐性:弱】new!【雷耐性:弱】
new!【炎耐性:弱】new!【氷耐性:弱】
new!【武器作成:Ⅰ】new!【格闘術補正:弱】
new!【幸運補正:弱】
残存Point:[9]
所持金:[1096300エル]
称号:【魂を鎮める者】
【英雄の国の者】
new!【異次元収納】
制限なしの道具入れ
new!【毒耐性:弱】
毒耐性[弱]上昇
new!【麻痺耐性:弱】
麻痺耐性[弱]上昇
new!【雷耐性:弱】
雷耐性[弱]上昇
new!【炎耐性:弱】
炎耐性[弱]上昇
new!【氷耐性:弱】
氷耐性[弱]上昇
new!【武器作成:Ⅰ】
使用した事のある武器の系統のみ生成可能。
生成可能な武器のランクはスキルのレベルに依存する。
new!【格闘術補正:弱】
拳攻撃力[弱]上昇
脚攻撃力[弱]上昇
痛覚[弱]軽減
極めれば大地をも穿つ
new!【幸運補正:弱】
幸運[弱]上昇
良い事あるかもしれない




