女王陛下と誘拐事件:第十三話:~女王陛下と女騎士の白い手巾~
「う~ん・・・はぁ~・・・やっと戻ってきたわねぇ~♪」
城の正門を抜けた先の中庭で貴族用馬車から下車したフレイジアは、御者や出迎えた警備部長ボイドと数名の衛兵の目を気にする様子も無く右手でもう一方の手首を掴むようにして両手を頭上に引っ張り上げる様にしてググッ!と背中を伸ばし気持ちよさそうに溜息を吐いていた。続いて降りたメルもスカートの前に組んだ手を静かに下に伸ばし同時に肩を少し上に上げるようにして小さくンッ!と目立たないように体を伸ばしていた。その後ろで、騎士のアイギスが少し不機嫌そうな顔で御者から差し出された手にそっと自身の手を添えながら下車していた。時刻は、午前三時を少し過ぎていたが中庭は、松明型の魔素灯が何本か並べれオレンジの余り揺らがない炎のような温かい光で照らされて、数人の班で巡回する警備兵の伸びた影が時折城壁に動いて見えた。
「お帰りなさいませフレイジア陛下。いや、今は、身代金輸送に協力した勇敢なメイド・ハンナでしたかな。では、ご苦労でしたなハンナ!ははっ。」
「ボイドもういいわよ。一応、誘拐の首謀者と思しき3人を捕縛したわ。もう、騎士団の尋問所の方に着いているでしょう。それでメイドと後宮の状況は?」
「は!救出したメイド3名は、ほぼ無傷だそうです。少々火災の煙を吸って脱出の際に軽い擦り傷を負ったのこと。念の為、本日より数日程度は、騎士団病院の方で様子を見るとの医師の診断を受けたそうでございます。で賊と後宮の火災ですが・・・」
「自ら火を放ち自決したようだと聞きましたが・・・ハサード達が派手に動き過ぎたのかしら?」
「いえ、報告では・・・火災は、賊の方も想定外のようで阿鼻叫喚の悲鳴を上げ逃げまどっていたと・・・発生前、酒盛りをしていたため大半が逃げ遅れ脱出できた数名も火達磨になっており救護時には、すでに虫の息だったそうです。ただ、一名が軽い火傷で生還したと・・・この一名が火災からメイド三名を救出したと報告を受けております。後宮の延焼状況ですが___ 」
フレイジアは、ボイドがら粗方の状況報告を聞くとボイドに夜明けまで作戦通り通常警備を装うよう指示し、街道で検問を張っている騎士団長ガウェインとその指揮下の部隊に後宮の応援に向かうよう伝令を飛ばそうとしたがガウェインは、既に自らの判断で街道封鎖に必要な兵を残して後宮の消火に向かったとの事であった。そのためか、城の尖塔見張り台からも西南に確認できた後宮の火の手が現在は、納まって青暗い空に煙の立ち上る黒く太い筋が影の様に見えるだけとなっているそうだ。
「それでは、申し訳ないけどボイド引き続き後をお願いするわね。そうだわ!報告書には、城仕えのメイド2名とメイドに扮した護衛の騎士1名がと・・・記載しておいてね。私達は、少し休ませて貰うけど何かあれば遠慮せず報告に来て下さい。」
「は!お任せ下さいませ。」
好々爺のような小柄な騎士ボイドと別れ、城内に入ると一階の給仕控室を目指し常夜灯の点いた廊下を歩いていた。並んで歩くアイギスは、まだ少し不機嫌そうであった。
「ア、アイギス様・・・その・・・ごめんなさい・・・」
「そうね・・・すこしからかい過ぎたわ。ホントにごめんなさい・・・アイギス。」
「・・・いえ、もう気にしていませんので。」
「・・・(気にしてませんって・・・まだ絶対怒ってますよねアイギス様・・・・)」
「・・・(この気にしてませんは、確実にまだ怒ってるヤツね・・・)」
アイギスが不機嫌な理由・・・それは、3人を乗せた貴族用馬車が城の正門を潜る少し前の出来事が原因であった。
「さて、もうすぐお城ね。でもその前に・・・」
「フレイジア様、またどこか寄り道する気ですか?」
「ちがうわよアイギス・・・メル、そろそろ拭いて上げなさい。ふふっ♪」
「はい!アイギス様~お口のとこ失礼しますね~♪」
「へ?うっ!わっ!メ、メルさん!?んんっ!?」
メルは、白いハンカチをポケットから取り出すとアイギスの口元を優しく拭き上げた。そのハンカチには、口紅とは違う深紅色のシミが付着していた。
「そ、それって・・・」
「えへへ。ミートサンドのソースです!」
「あ・・・ま、まさかずっと・・・///」
「ええ、微笑ましくてついね。ふふっ!」
「ご、ごめんさい・・・その可愛らしくて・・・」
「・・・ううっ///」
アイギスは、顔をボッ!と耳まで真っ赤にしてフレイジアとメルをキッ!と睨む。そして唇を嚙み締めたような表情を見せたかと思うと俯きそのまま黙り込んでしまった。その様子にフレイジアとメルは、必死の謝罪を繰り返してした。
謝罪しながらもフレイジア達は、少し恥じらいながらも夢中になってミートサンドをハムハムと小動物の様に食べるアイギスの姿が愛らしかったなと思い返す。アイギスの食べ終えた後に一瞬だけ見せた満足そうな年頃の少女と変わらぬ微笑みもそうであった。
だが、それ以上に食後、直ぐに普段の凛としてキリッ!としたカッコ良い美少女騎士の表情に戻ったアイギスとその顔の口の周りにペチョ!と付いている深紅色のソースとのギャップの破壊力が凄まじく・・・ついつい眺め続けてしまっていたのであった。
アイギスにしてもフレイジアとメルがずっと癒されたような顔でニコニコして自分の顔を見ていた事には、気が付いていなかった。以上が女騎士を不機嫌そうな顔にしていた理由の顛末である。
フレイジア達3人が給仕控室に入ると2名ベテランメイドが待機していて部屋の中央の白いテーブルクロスが掛けられた長机には、ケータリングでも頼んだように小さいサンドイッチやらチーズやハムなどを乗せたクラッカーやらと片手で摘まめる類の料理が幾種類も大量に置かれていた。
「フレイジア陛下、ご無事でしたか!?後宮の火災が上階で見えたときはもう・・・ボイド様から無事だと教えて頂けなかったら・・・」
「心配かけたわね・・・ごめんなさい。ところで貴女達、ずっと待っていてくれたの?」
「いえ、フレイジア陛下。先ほどまで少し休ませて頂いておりました。ボイド様から陛下がもうじきお帰りになると聞き準備を・・・」
「そんな、休んでいても良かったのに。そうだわ!そういえばハンナは、大丈夫だったのかしら?」
「はい。あの後、暫くして目を覚ましました。その、大変深く反省してるようで・・・せめてもにとメイド長と共に陛下の部屋のベッドメイクをさせて頂き・・・少々前ですが陛下の専用浴室の方で戻られたらご入浴できるようにと湯の準備を整えておりました。そろそろ湯は、張り終えた頃だと思いますが・・・」
「そう。ハンナには、気にしないよう伝えて下さい。それと私が感謝していたと・・・」
「あーーっ!?しまった・・・フレイジア様のシーツとかそのままでした・・・ご、申し訳ありません・・・」
「いいのよメル・・・非常事態だったのだから。」
フレイジアは、給仕控室で元着ていたドレスにメルに手伝ってもらい着替えていた。アイギスも騎士団の制服にベテランメイドの手を借り着替えていた。
「その・・・申し訳ありません///・・・お、お手洗いの際に少しその・・・しっ、失敗してしまって///」
「あらあら・・・いいのですよ。気にしないで。うふふっ、これね?どうってこのないわ~このくらい♪あら?ショーツの方も?」
「そ、それは、自分で洗います///・・・その・・・我慢できなくて・・・漏れてしまって///・・・汚して///ご、ごめんんさい///」
「そう、女の子ですものね、しかたないわ~♪これは、洗濯しちゃうから気にしないでね♪」
普段のドレスに着替え終えたフレイジアは、アイギスが何かドロワーズを手に持ったベテランメイドに申し訳なさそう?というか恥ずかしそう?に謝罪している姿が非常に気になったが内容までは、小声でよく聞き取れなかった。それと、もう一つ・・・先ほどからずっと気になっていた事を手の空いたベテランメイドに尋ねた。
「ところで・・・あのテーブルの大量のオードブルというか軽食というかの山は何?兵士の夜食?にしては、誰も手を付けてなようだけど・・・」
「は、はい。それは、料理長からでして・・・陛下たち3人がお腹を空かせて戻ってくるだろうからとおっしゃって・・・」
「にしては・・・多すぎじゃありません?せ、せっかくですから少し頂きますけど道中で済ませてきてしまったのよね・・・」
「これ・・・私達になんです!?」
「この量だと・・・パーティーが開けそうですね・・・」
「料理長には悪いけど・・・ボイドと中庭で警備をしている兵達の差し入にでもしましょうか?残したら、もったいないわよね・・・」
「畏まりました。では、後ほど届けておきますね。」
フレイジアもメルも、そしてアイギスも後で料理長に感想を求められてもいけないと考え数品、自分好みの料理に手を付けることにした。
どれも、簡素ながら丁寧に作られており味は、とても美味しくて空腹であれば、かなりの量をついつい摘まんで食べてしまいそうであった。それでもこの量は、女性三人には・・・いや一般男性が三名でも多いと思うとフレイジア達は、料理を口にしながら感じていた。
満腹感というより食べ過ぎた感を覚えつつ給仕控室をあとにし最上階フレイジアの自室前に戻ると年配のメイド長と20代後半くらいメイドのハンナが浴室の準備を終えたのか丁度、自室の扉から出てきたとこであった。
「これは、フレイジア陛下お帰りなさいませ。ボイド様が言った通りご無事の様で安心しましたわ。」
「お、お帰りなさいませ。陛下。よかった・・・ご無事で・・・」
メイド長とメイドのハンナは、フレイジアに気が付くと頭を下げた。
「ただいま戻りました。心配をかけましたねメイド長、ハンナ・・・それと具合の方は、もう大丈夫?」
「は、はい・・・その・・・」
「陛下、ハンナも十分反省しておりますので・・・その余りお叱りになど・・・」
ハンナは、少し怯えたように震えながら・・・メイド長は、酷く申し訳なさそうにフレイジアへ謝罪を口にて深く頭さげていた。
フレイジアは、また緊張と恐怖で失禁しそうなハンナの肩にそっと手を置いた。まるで急に冷たいものが急に首筋に触れたように1度大きく跳ねる様に震えた彼女に優しく声を掛けた。フレイジアは、ハンナの濃いネイビーブルーの肩口辺りでカールした髪の先を少し触ると彼女の切り揃えられた前髪に隠れた丸い奥二重の目、その少し赤みのあるブラウンの瞳を覗き込むように穏やかな微笑みを浮かべた。
このとき実は、この怯えたメイドが”おもらし”しちゃわないかなと少し期待していた事は、本人だけしか知らぬ秘密であった。
「ひっ!?・・・へ、陛下・・・」
「大丈夫よハンナ、そんなに怯えないで・・・貴女は、勇敢に名乗り出てくれた私の大切なメイド。何も咎めたりなどしないわ。」
「あぁ、フレイジア陛下!」
「メイド長も、そんな不安そうな顔で見つめないで・・・だけどハンナには、一つお願いがあるの・・・」
「は、はい。何なりと!」
フレイジアは、今回の誘拐事件での正式な報告書には、解決に協力した3名のメイドの1人としてハンナの名前が載る事、そのことで後ほど騎士団にて調書の確認をしてもらう旨を伝えた。
「___というわけで貴女は、メルと護衛の騎士アイギスと共に身代金輸送に協力して犯人は、駆け付けた騎士団が捕縛したと。・・・いいわね?」
「は、はい・・・ですが・・・」
「そんなに、深く考えないで・・・あくまで形式上だから。一応、私を女王を狙った誘拐ということで内々で処理しますから・・・大衆紙の紙面に載るようなことも事も無いわ。」
「はい。わかりました。」
余談ではあるが・・・これから、半世紀ほど後に『Brave Maid Hannah』というメイドのハンナが3体の魔物に拐かされた女王を救い出すという物語の演劇がヒットするのだが、この事件が元になったのかは、定かでは無い。
「では私達は、これで・・・陛下ごゆっくりお休み下さいませ。」
「えぇ、メイド長達も。私は、これから仮眠をとって午前中一杯は、部屋で待機させて貰おうと思います。料理長には、朝食は、不要と伝えて下さい。それと控室の軽食の件も・・・」
「畏まりました。それでは、失礼させて頂きます。ハンナさん、行きますよ。」
「はい。陛下、失礼いたします。」
「ええ。」
メイド長は、メルと会話していたハンナを連れて戻っていきフレイジアの自室前の廊下には、フレイジア達3人だけとなった。
「そういえば、アイギスはどうするの?近衛騎士だからって寝ずの番なんて・・・]
「そのつもりですが?」
「はぁ~・・・」
アイギスのしれっとした表情にフレイジアは、額に片手を当て呆れたという顔で溜息を吐いた。
「以前の近衛騎士は、大人数だから交代制でそれも出来たのでしょうが・・・はぁ、寄宿舎へ戻りなさいと言っても聞きそうもない顔ね・・・・もういっそ私の部屋で寝泊まりする?部屋もベッドも無駄に広いし?」
「そ、そんな、恐れ多い・・・」
「なら・・・メルの部屋は、どう?隣のメイド部屋なのだけど・・・そこなら、休んでいても何かあれば直ぐ駆け付けられるでしょ?そのあたりで妥協してもらえるとありがたいのだけど・・・」
「そうですね。ですが、メルさんの同意も得ないと・・・」
「あ・・・えっと・・・その・・・・」
「お願いできないかしらメル?」
「メルさん、無理にとは言いませんよ。断って頂いても・・・」
「うっ・・・はい。大丈夫です!断ったらアイギス様、絶対廊下で寝泊まりするとか言い出しそうですし・・・」
「確かに・・・メルも、アイギスの融通利かないとこわかってきたようね。ふふっ!」
「そ、そんな・・・さすがに廊下でなんて事しませんよ・・・いいんですかメルさん?(図星だったとは、言えない雰囲気ですね・・・)」
「はい。(うぅ・・・大丈夫かな・・・そ~っとすれば・・・きっと気が付かれないよね・・・)」
勝手に話を進めるフレイジアにメルは、困ったというか悩んだという感じであったが本日より、隣の専属メイド控室でアイギスとメルが寝泊まりすることとなった。
「さてと、それじゃメル、アイギスお風呂入りましょ!準備をしてくれていたようですし♪」
「はい!あの、またフレイジア様のお体を洗ってもいいですか~♪」
「ええ、また体を洗いっこしましょうメル♪今回は、アイギスも一緒にね!」
「そ、そんな・・・」
「あら入らないの・・・職務に真面目な貴女の事だから『そのつもりです!』って真顔で即答すると思ったのに?」
「アイギス様、一緒に入りましょうよ!近衛騎士さんなんすからお風呂でも護衛しないとですよ!えへへ♪」
「メ、メルさんまで・・・わ、わかりました。でも着替えを持ってこないと・・・」
「着替え?私のを貸しましょうか?アイギスの方が少し背が高いけどそこまで背格好は、変わらないんじゃないかしら?」
「い、いえ!寄宿舎がら大急ぎで持ってきます!!その間、少し護衛を離れることをお許し下さい!!」
「あっ、アイギスっ!・・・って行ってしまったわ・・・しかもアニマまで使って凄い速度で・・・どうしたのかしら急に?」
アイギスが急に猛スピードで走っていくのを唖然として見ていたフレイジアは、何かムスッとした視線を感じメルの方を振り返った。
「・・・じぃっ~」
「どうしたの?メル・・・そんな顔して・・・」
「いくら・・・アイギス様でも、お可哀想です!」
「へ?・・・どうして?私は、ただ護衛で片時も離れない感じだったから着替えを貸そうと・・・」
「自分の胸に手を当てて下さい!」
「む、胸?・・・私の・・・そんなに嫌かしら?」
「違います・・・フレイジア様のサイズ大きすぎるです!特にそこがです!!いくらアイギス様がスタイル良いといったって・・・」
「そ、そう・・・ごめんさい思慮が足りなかったわ・・・(アイギスが胸なんて気にするかしら・・・これメルの私怨よね?きっと・・・)」
そんなメルの迷推理が的を射るはずもなくアイギスが護衛を中断してでも着替えを取りに寄宿舎え戻った理由それは・・・
「うっ・・・こんな汚れたショーツ///フレイジア様にも・・・メルさんにも見られるわけには・・・」
寄宿舎の自室に戻ったアイギスは、騎士団員制服のベルトをカチャカチャ外しズボンを脱ぎ、それを少しシワを伸ばすようにして質素なベッドの上に置いた。そして、履いていた水色の横縞ショーツに手をかけ太腿の下、膝の辺りまで下ろし自身の長くスラッとした左足を抜き、次に右足とショーツを脱いだ。アイギスが手に持ったショーツは、股下側、クロッチで2重になった部分の外側、マチと呼ばれる生地の丁度全体が生乾きになっていて・・・その生地の前後の繋ぎめ、縫い目のある辺りの少し先まで薄く黄色っぽいシミが広がっていた。
彼女の水色の横縞ショーツがこのような惨事になった経緯・・・それは、今から5、6時間ほど前の事・・・痩せた出っ歯の御者が操る粗末な荷馬車にガタガタと揺られていたメイド服のアイギスは、その荷台に座りながら両手を内腿の付け根の間にギュと挟むようにして激しい尿意を必死で我慢していた。フレイジアの護衛任務の責務から、なかなかトイレに行く機会も見つけられず、それと言い出すことも出来ず・・・もうこの時になると彼女の膀胱は、耐えがたいほどの尿で満たされていて馬車が轍で激しく跳ねる度に時々、我慢しきれずジュッ!ショッ!ジワッ!とオシッコを少量づつ漏らしてしまう程であった。その、結果が出来上がったのが この少しツンとするオシッコと汗の匂いを放つ汚れた水色の横縞ショーツである。
「あの時、フレイジア様が・・・馬車を停めてくれなかったら・・・もし、メルさんが馬車に酔わなかったら・・・そしてフレイジア様が一緒に来て下さらなかったら・・・」
アイギスは、洋服箪笥から出した同じ柄の新しいショーツに足を通しながら・・・自身の最悪の事態を想像するとフルッと背筋が寒くなった。ショーツを履き替えズボンを上げベルトを直して、タオルと着替えを適当な手提げ袋に詰め寄宿舎の自室を後にしフレイジアの部屋へと再び駆け戻っていった。
アイギスが、駆けていってから10分弱ほど経過したフレイジア私室前の廊下では、メルが少しソワソワしながらアイギスの戻を待っていた。
「フレイジア様・・・そういえば騎士様の寄宿舎ってどこにあるんです?」
「たしか、城の東側の外郭城壁、そこにある騎士団詰所を兼ねた主塔に隣接する3階建ての館ね。」
「あの、そこって近くにお馬さんいたります?」
「近くには、軍用馬と馬車が置かれた厩舎があるわね。多分、メルが今、イメージしてる場所で間違いないわ。」
「この、お城も広いですし・・・そこ、結構遠いですね?」
「そうね、でもアイギスの足ならそろそろ・・・ほら、戻って来た。」
「え!?も、もうですか?これも”あにま”って力の・・・凄いです・・・」
アイギスは、大の男が全力疾走するよりも数段早い速度で、しかも息も切らさずそして足音も静かに走りながら戻って来た。
「お帰りアイギス。」
「アイギス様、お帰りなさい。」
「申し訳ありません。お待たせしました。」
「それでは、お風呂へ参りましょうか!」
「「はい!」」
~フレイジア私室内、女王専用浴室にて~
脱衣所でドレスを脱ぎ美しい体を晒すフレイジアは、乳白色のハーブ香る湯が張られた浴槽の側に立つと、自身の体に湯桶でお湯をかけていた。その優雅で気品のあるその所作は、絵画の女神の様であった。少し熱めな温度のお湯がフレイジアの肩口から、張りのある大きな胸を通り細くキュッと絞まっていくクビレを伝い豊に膨らむ形の良い臀部へと流れて落ちていく。
「・・・やっぱり羨ましいです。ブクブク・・・」
そんな、フレイジアの姿を浴槽内で湯へ浸かったメルは、口元が湯の表面につかるほど潜り息で泡を作りながらジィ~っと少し拗ねたような顔で眺めていた。メルの両手は、湯の中で自分の小さな両胸をペタペタ触るように動かしていた。
「そんなこと言わないで、メルの体だって可愛らしくて好きよ。私がもし、殿方だったらメルみたいな彼女が欲しいわ・・・んっ!丁度いい温度ね!」
「なっ///なにを仰っ///はうっ///ブクブクブク・・・///」」
「んんっ!あぁぁ~はふぅ~~いいお湯♪」
フレイジアは、浴槽のお湯に足の指先をピチョン!と軽くつけて一度、離すとゆっくりと足先から乳白色の湯に体を沈ませ気持ち良さそうな声を漏らす。その隣でメルは、顔を真っ赤してカニのようにブクブク泡を出していた。
そんな、メルを微笑ましくフレイジアが眺めているとガチャッと脱衣所の扉を開けタオルをもった左手で下を・・・右手の前腕部で胸元を隠すようにして一糸纏わぬアイギスが浴室へ入って来た。
少し恥じらった表情のアイギスは、輝石のような琥珀色の瞳を持つアーモンド型の目でフレイジア達をの方を見つめた。美しい青みをもち艶めく銀色の自然なショートヘアの女騎士の体は、透き通るような白く滑らかな肌色で・・・程よい膨らみを持つ胸がそれを隠す前腕から溢れそうに覗いていおり腰は細く、きっちりと筋肉が締まって腹筋は、しっかりと割れていた。それでいて可愛らしいプルッとした丸みのある臀部をもつ、そのような美しい胴体から程よく鍛えられシュッとした長い手足が伸びていて・・・まるで彫像の傑作を見ているようであった。その女性的な優美さと戦士としての力強さが見事に調和したアイギスの裸体にフレイジアは、思わず声を漏らしメルは、息を呑んだ。
「綺麗・・・///」
「っ・・・///」
「あ、あの///そんなに見つめられると恥ずかしいです///」
「え!?あ・・・その・・・そ、そうよね///」
「あ、あの///・・・ごめんなさい///」
フレイジアとメルが固ったように自分を見ていると気が付いたアイギスが頬を赤くして恥ずかしそうに訴えてフレイジアとメルは、異性の裸でも見てしまったかの様に慌てて顔を背けた。そんな、二人にきょとんとしながらアイギスは、浴槽の縁にタオルを置くとしゃがみ込んで湯桶でお湯を体に数回掛け流してから浴槽に張られた湯に足を付けた。
「あっ熱っ!んっふんん!・・・あ、はぁぁ~~・・・んっ!ふうぅ~~~気持ちいい♪」
アイギスは、少し湯の熱さに耐えるようにして慎重に肩まで体を沈め、体が次第に湯温に慣れると気持ちよさを口にしていた。
そして湯の中で両手の指先を編むように交差させると手の平を外に向け両足と同時に正面にンンッ!と伸ばした。
「お風呂で手足をこんなに伸ばせるなんて・・・はぁ~凄くいいです。フレイジア様ありがとうごさいます!」
アイギスは、少しゆるんだ表情で満足そうに微笑んでフレイジアにお礼を言うともう一度、同じように手足をンッ!と伸ばして指を交差さた両手をザバ!とお湯から上げ手の平を上方に向け伸びをしてた。
「フレイジア様、もうすこし温まったら洗いっこしましょうね!」
「えぇ、メル。お手柔らかにお願いね!」
「洗いっこって何ですかメルさん?」
「えっとですね・・・説明するより体験した方がわかりやすいです!アイギス様、あのお風呂椅子に座って貰えますか?」
「え?は、はい。」
メルは、アイギスを浴室のバスチェアに座らせると両手にボディーソープを付けてワキワキと泡立て始めた。
次の瞬間、浴室には、アイギスが突如襲われたくすぐったさに悶えて上げた悲鳴と笑い声が木霊した。
「アイギスさんもここが弱点なんですね?ふふっ!」
「へ?・・・ぴゃぁああ!!く、くすぐったい!許してメルさん!!ひぃぃぃ!ひやはははっ!ひゃめへ!ひゃめへぇ~!!」」
「メル!そこまでよ!!・・・もう黙って見ては、いられないわ!」
「はぁはぁ・・・フ、フヘイヒ・・・フレイジア様・・・・た、助かりましたぁ・・・はぁはぁ・・・」
「私にもアイギスを洗わせて!」
「ふへ!?・・・フ、フレイジア様!やめ、やめてぇ!らめっ!はぁはぁ・・・ひぃ!くすぐったひぃ!ぴやぁははは!」
5分程洗い続けたアイギスがぐったりしてきたとこでフレイジアは、満足そうに彼女の体を洗うのを止めた。終始やめてぇ!と懇願していたアイギスだが・・・その脱力しきった表情は、とろ~ん・・・と気持ち良さそうに呆けて緩みっており満更でもないという感じであった。
「・・・というのが洗いっこなのだけど・・・すこしやりすぎたかしら・・・大丈夫アイギス?」
「ぽぇ~はふぅ~・・・こ・・・こっ・・・」
「・・・こ?」
「・・・こ・・・今度は、私の番です!いきますよ!フレイジア様!!」
「・・・ア、アイギス!?」
「では、両手を泡立ててっと・・・いざ!ご覚悟ぉ~!!!」
「きゃははは!ちょ、アイギス!あひゃぁ!も、もう少しっあははは!お手、お手やわ!あひっ!くすぐったいっ!きゃははは!」
「メルさんフレイジア様の弱点ってわかります?」
「アイギス様とほとんど同じですけど・・・えっと、そこの~そう!もうすこし上です!」
「ちょっとメル!?・・・・だめ!アイギス・・・そこは、ぜったいだめです・・・ス、ストップ・・・ぴひゃぁぁぁ!!そ、そこは・・・・だ、だめぇぇぇーーーー!!!」
アイギスの手の・・・指の動くたびにフレイジアの全身に耐がたい程のゾワゾワッとした凄まじいくすぐたさが走り抜け悲鳴ともにビクビクっと体を震わせ悶絶していた。そんなフレイジアを微笑んで眺めていたメルであったが・・・フレイジアを洗い倒した泡立つ両手の指をワキワキとさせたアイギスに洗いっこの次の標的とされてしまい浴室には、メルの悲鳴にも似た嬌笑とご満悦なアイギスの笑声が反響していた。
その声が止んだ頃、フレイジアは、笑い疲れ些の倦怠感を覚えた体を再び湯舟に沈めていた。今は、アイギスも普通にバスチェアに腰かけたメルの背中を洗っていて、そんな洗い合う二人をフレイジアは、ニコニコしながら見つめていた。
「フレイジア様、どうされましたか?先ほどからニヤニヤとされて此方の方を見ていますが?」
「ニヤニヤって・・・いえ、何というか二人が仲の良い姉妹みたいで微笑ましくってね。ふふっ♪」
「ど~せ私の方が妹っぽいって思ってますよね?ムス~ッ!」
「そ、そんな事、思ってないわよメル!・・・だってアイギスったら暗いとこが怖いみたいで一人でお手洗い行けないのよ!ねぇ~アイギス♪」
「ふえっ?そうなんです!?アイギス様?」
「ち、違います!違いますよメルさん誤解です!あ、あれは、フレイジア様を護衛中だったので、お側を離れるわけにはいかなくて・・・だから一緒に来て欲しいと・・・お見苦しい姿を見せたのは、大変申し訳ないですが・・・」
フレイジアの発言にメルは、目を丸くしてアイギスの顔を見つめ、アイギスは、顔を赤くして必死に否定していた。
「う~ん・・・確かに辻褄は・・・合うわね。でも・・・まぁ、いいわ!そういう事にしておきましょう。」
「そうですよアイギス様に限って・・・やっぱりフレイジア様の勘違いだったんですね!ビックリしちゃいました!」
「えぇ、そうみたい・・・ごめんなさいアイギス。でも、余り私に気を使わないでね?今回は、良かったけれど・・・これが社交会だったら・・・もし、そこで近衛騎士の貴女が私の警護する事ばかりに囚われて粗相などしてしまったら・・・・酷な言い方だけど恥をかくのは、貴女ではないのよ。それは、私・・・いえ、このヴァレンシアという国だという事を肝に銘じておきなさい。」
「うっ・・・はい、承知致しました。」
「でも、ありがとうアイギス・・・今回も、貴女のおかけで私も、メルも無事戻ってこれたのよ。」
「はい。アイギス様、ありがとうございました!」
入浴を済ませたフレイジアは、隣の専属メイド控室へ戻るメルと少し心配そうなアイギスを見送くると自室のバルコニーへ向かいワンピース状の白いネグリジェに包まれた自身の少し火照った体を夜風に当てながら後宮のある西の空を眺めていた。暗い群青の星空に、細く一筋立ち昇る影のような物が僅かに見えるが、その付け根に火災らしき色は、見えなかった。
城の外周を囲む貴族街も、その先の旧市街にも街灯以外の明かりは、殆ど無く静まり返っている。だが遠くに見える新市街の歓楽街は、未だに明るく活気のある街の灯りを残していた。既に東の山並みの稜線では群青の空が青く薄まり、次第に茜色を帯び始める頃であった。
室内へと戻ったフレイジアは、寝室には向かわずに浴室へ向かうと乾いた厚手のバスタオルを一枚手に掴んだ。そして、自室の三面鏡を備えた見事な装飾を持つ象牙色のドレッサーデスクの前に立ち、少し緊張したような面持ちで、その引出を開いた。
そこには、フレイジアの化粧道具と少し雑に畳まれたシンプルな白いハンカチが入っていた。
「はぁ・・・本当に持って帰ってきてしまったわ・・・このハンカチ・・・」
そう、後悔したように溜息混じりに呟くフレイジアは、躊躇いながらも白いハンカチを手に取り部屋の明かりを落とすと寝室へと静かに向かっていった。
フレイジアは、バスタオルをベッドにポイッ!と投げると自身もボフッ!と広いベッドに上に足を置く側から飛び込むように倒れ込じんだ。顔を柔らかい布団に埋めさせながら、そのまま手を探るように伸ばしていきヘッドボードを兼ねる棚に置かれた30㎝程のキノコ形の陶器とガラス製のナイトランプのツマミをキリキリ回すように操作した。魔素灯の灯りがベッドの辺りを照らし、同時にゴロンとフレイジアは、仰向けになって先ほどの白いハンカチを顔の前に持っていき両手で広げて眺めていた。
「ここが・・・アイギスのに触れたのね・・・・あぁ・・・」
フレイジアは、少し愛おしそうにに20㎝角程のハンカチの左上に付着した少し黄ばんだ長細いシミを眺めていた。フレイジアが、美しい宝石を見るかの様に心を奪われている白いシンプルなハンカチ・・・それは、誘拐事件の際、あの暗い森でフレイジアがお花を摘み終えたアイギスにさりげなく手渡した・・・そしてメイド姿の女騎士がお花摘みの雫で濡れたアノ場所を丁寧に拭った、あの時の白い手巾であった。
アイギスがその場に残した、そのハンカチをフレイジアが密かに回収し持ち帰って・・・入浴前に何か理由つけアイギス達の目が離れた隙にドレッサーデスクの引出へ仕舞い込んだのであった。
「・・・イケナイと頭では・・・わかっているのに・・・ダメね・・・私・・・」
そう呟いてフレイジアは、白いハンカチをシミが見える様に丁寧に折り畳んで・・・左手でそっと自身の鼻に触れさせた。
「スゥ‥‥あぁ・・・これ・・・スゥ・・・これがっ・・・スゥ・・・あの娘の匂い・・・」
フレイジアは、静かに何度も息を吸い石鹸の柔らかな匂いのするハンカチに隠れた微かなアイギスの恥水の香りにうっとりと目を細めていた。
「あぁ・・・うんっ・・・もっ・・・もぅ・・・んっ!・・・むりっ・・・」
フレイジアは、名残惜しいそうに白いハンカチを鼻から遠ざけ、それを自身の右肩辺りの布団の上にそっと置き、上半身を起こし自身の臀部の下にバスタオルを広げて敷くと、またゆっくりと仰向けに寝転んだ。
すこし、天井をボーっと眺めたフレイジアは、白いネグリジェのスカートを腰の上へ捲くり上げるとベッドに寝そべったまま両膝を天井に向けるように揃えて曲げ薄ピンクのサニタリーショーツに両手の指を掛けシュルッ・・・太腿と膝の堺まで下ろした。
自身の熱を持った敏感な部分が外気に晒されるスゥーッとした冷たさを感じながらフレイジアは、身を捻るようにして右肩の辺りに置かれた白いハンカチを左手で掴み、再び自身の鼻に近づけて目を閉じた。
「・・・あぁ・・・アイギス・・・んっ・・・アイギス・・・・」
~~~声を上げて泣くこともせず・・・ただ、あの美しい琥珀色の瞳を涙で滲ませて・・・顔を赤く染めて・・・きっと唇をキューッと噛み締めて・・・羞恥に耐えながら必死でオシッコを止めようと最後まで・・・・抗って・・・でも、でもね・・・アイギス・・・オシッコは、もう止まらいなのよ・・・震えながら両手でスカートの上からソコをどんなに抑えても・・・そう・・・そんな風に濡れたシミが長いスカートに湧き出すように広がって・・・貴女のシュッとした長い脚・・・そこにも、もう纏わりつくように・・・生温かいのが流れてるの・・・ピチャピチャとほら、聞こえるでしょ?もう、もうね・・・アイギスの・・・足元には、音を立てて恥ずかしい水が溜まって・・・あぁ・・・ついに泣いて・・・泣き出して・・・いい・・・可愛いわ・・・アイギス・・・~~~
「んっ!あんっ・・はぁはぁ・・・あぁ・・・あんっ・・・はぁはぁ・・・んんっ・・・」
フレイジアは、メイド服のアイギスがの尿意に耐えきれずに”おもらし”する姿を想像すると同時に右手の指を自らの割れ目に、その奥に滑りこませて・・・ユックリと練るように動かしていた。そのたびにゾクッ!とした快感が全身を走り指の動きは、妄想の進行と連動して早く激しくなっていって。指の動くたびに秘所の奥から発する音もヌチャヌチャとネットリしたものからクチュ!ピチュ!プチュ!っと潤いを帯びたものに変化していった。
「・・・・んっ!んんんっ!!あんっ!んっあぁぁぁーーー!!!」
次第にフレイジアの秘所の奥からジワジワと湧き上がる快楽は、ヒクヒクと刺激の高まりに合わせ体を震わせて・・・何度も小さな快感が波のように押し寄せ始め、徐々に強く激しくなっていくと突然に襲い掛かった一際強い快感にビクンッ!?と感電でもしたかの様にフレイジアの艶めかしい肢体が跳ね上がり、同時にプシッ!ジョロッ・・・と少し失禁してしまった。フレイジアは、嬌声を上げそうになるのを必死で耐え・・・全身をビクビクと駆け回る快感の余波に身を委ねて・・・左手の白いハンカチを左の耳の先辺りにパサっと落として力なく手足を脱力させながら虚ろな瞳で天井を眺めていた・・・
「・・・アイギスで・・・アイギスの”おもらし”で・・・自慰して・・・はぁ・・・・」
快楽の波が引ききったフレイジアには、少し虚しい充足感と罪悪感・・・自己嫌悪・・・それに羞恥・・・そのほかにも色々な感情が入り混じった様な感覚に襲われていた。
つかの間の時が流れ、気だるそう上半身を起こしたフレイジアは、自身のまるで”おもらし”したようにビッショリ濡れた秘所を臀部の下に敷いていたバスタオルで拭い・・・そのオシッコとそれとは違う若干の粘性をもつテラテラした液体を丁寧に拭きとった。
その後フレイジアは、バスタオル丸めるとベッドの端に腰掛けるようにしてから立ち上がりった。そして、薄ピンクのショーツを足から外すと、それをベッドに投げるようにポサッ!と置き丸まったバスタオルを掴んで浴室へと消えていった。
暫くして戻って来たフレイジアは、ベッドの上にある薄ピンクのショーツを手に取とるとベッドの隅に腰かけるようにして片足づつ足をショーツに足を通した。そしてスッ!と立つと同時にショーツを持ち上げるように履きネグリジェのスカートの中で軽くショーツのウエスト部とヒップの辺りを指を掛けて直し、またベッドにボフッ!と倒れ込み何度かゴロゴロ転がりながら体勢を整えると魔素灯のナイトランプに手を伸ばし消灯した。フレイジアは、器用に足の指先を使い掛布団を手繰り寄せると両手で掴んで一気にバサ!っとその中に潜りこんだ。
「・・・(タオルは、お湯につけて軽く洗って洗い場の方に置いた・・・寝汗でもかいたから湯で濡らしてとでも言えばいい・・・・)」
布団に潜り込んだフレイジアの顔の前には、まだクシャっとなった白いハンカチが置いてあった。
「・・・(ハンカチは・・・まぁ、いいわ・・・あとで・・・かんがえ・・・ましょ・・・)」
フレイジアの意識は、直ぐに心地の良いまどろみの底へ沈んでいった・・・
~女王陛下と誘拐事件編・終わり~




