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月影の守護師  作者: ドッグファイター
第一章 守護師覚醒編
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60話 二之丸家の力

 舞美子は信じられないといった顔をしている。それもそのはずだろう。居るはずの無い人物が目の前に居たのだから。それは丈の長い黒のチェスターコートを羽織っていて、その背中には二羽の鶴が見える。そう、『(むか)(つる)』の家紋のあの人物である。


「氏郷はんがまだ消えてない……!」


 それを聞いて、美姫もハッとした。言われてみればそうだ。守護師の冬馬が倒れているというのに、守護霊である蒲生氏郷がまだその姿を維持していたのは有り得ないことだった。

 本来、守護師の意識がなくなると、守護霊との繋がりも絶たれてしまう。ましてや冬馬は命の(ともしび)さえも危ぶまれている状況なのにである。冬馬が倒れた瞬間にその姿を維持出来なくなるはずだ。それなのに蒲生氏郷ははっきりと、くっきりと存在していたのである。


「舞美姉さん、これって……」


 美姫は再び混乱した。この守護霊がどうしてここにいるのか、全く理解出来なかった。舞美子にはその理由がわかるのではないか、そう思ったのだが……。


「冬馬君がまだ意識を保ってる……いや違う……霊気が全く感じられへんのに、それは有り得へん……もしかして……いや……」


 舞美子もあらゆる可能性を探っているみたいだが、はっきりとした確証は無いようである。ここまで纏まっていない考えを口にする舞美子も、やはり混乱しているのかもしれない。

 ただ、これは一つの可能性が現実味を帯びたということでもあった。それは冬馬がまだ存命しているかもしれないことである。


「舞美姉さん! 今のうちに助けに――――」


 美姫がそう叫んだその時だった。


「まあ、そう焦るな」


 声の主の方を見ると、横たわる冬馬を至って真剣な表情で見つめている蒲生氏郷だった。


「何を言っているの!? その子がまだ生きているならここから早く連れて――――」


「だから焦るなと言ってるだろ!」


「――――!」


 あまりの気迫に美姫は完全に沈黙させられてしまった。見た目は現代に生きる若者のような姿をしている氏郷だが、その中身は戦国時代に九十二万石まで上り詰めた大大名であり、戦場では常に先陣を切って暴れ回っていた戦国武将でもあるのだ。


「大丈夫だ」


 氏郷は美姫の目をじっと見つめてそう言うと、また視線を冬馬へと戻した。その目は生半可な想いで言っているのではないということが十分に伝わって来た。

 舞美子の方を見やると、無言で頷く。そして(ここは氏郷はんを信じよう)と脳内で舞美子の声が響いた。ここまで言われると手出しはおろか、口出しも出来ない。こうなると美姫も気持ちを切り替えるしかない。冬馬を救出することより、今はどうやってこの場を切る抜けるかを考える必要がある。事細かなことは舞美子に任せておけばいいのだが、美姫自身もあらゆることを想定して心の準備をしておかなければならないのである。そして、まだ座り込んでいる準を守らなければならないことも忘れてはいけない。

 魔霊は依然としてゆっくりと歩を進めている。一歩一歩確実に冬馬へと近づいている。


(やっぱり無理にでも助けに行った方が……!)


 守護師として、そして守護師名家の主家当主としての立場が氏郷の言葉を掻き消そうとする。だが、迂闊に動けば魔霊を刺激しかねない。それに冬馬の無事も保証は出来ないのだ。

 美姫が葛藤しているその時、倒れている冬馬の右手がピクリと動いた。それに気付いたのか、魔霊も警戒して動きを止めてサッと後方へと下がった。


「……生きてるっ! 冬馬はまだ生きてるっ! 美姫さんっ! やっぱ冬馬は死んでないっ!」


「え、ええ」


「なんちゅう奴やっ! あいつは不死身かっ!」


 涙を流しながら歓喜で泣き叫ぶ準に、美姫は生返事に答えてしまった。なぜなら美姫自身、やはりまだこの現実が信じられなかったからだ。冬馬が霊気を使い果たし、意識を失ったのは間違いない。そして、その冬馬からは霊気どころか生気さえ感じられなかった。それなのに意識を取り戻したというのか。まさか、一度死んでから蘇生したとでもいうのだろうか。


 冬馬はカッと目を見開くと、むくりと上半身を起こした。


「あの野郎、派手にやってくれたな。けどまあ、こいつもよく頑張ったな。へへへっ、上出来だ」


 開口一番そう呟くと、自分の頭をポンポンと叩いた。そして辺りを見回してからニヤリと不敵に笑った。その笑みはこれまでの冬馬からは想像もつかない、それほど強烈なインパクトを与える表情だった。それはまるで舞美子を彷彿させるような、威圧感さえ感じるような迫力だったのである。


「あ、あれ? と、冬馬……なんか……雰囲気が……?」


 準がぽかんとした顔で美姫を見つめた。美姫もどうなっているのかまだ状況を飲み込めていない。そんな美姫を見て準が何かを思い付いたようだ。


「あっ、わかったっ! 頭打っておかしくなったパターン……か?」


「――――この霊気はっ!」


 準が不思議そうな顔をして首を傾げた後に叫んだのは舞美子だった。その顔に不敵な笑みはなく、目を見開いて明らかに驚いている表情だった。彼女の頭の中ではこの状況が把握出来たのだろうか。よくよく考えてみれば、目まぐるしく展開するこの状況で冷静に対処しろという方が異常なのだ。あの舞美子ですら、ここまで乱れるのだから仕方ないことなのである。確かに、冬馬から微かに霊気が感じられるようになった。だが、何か違う。美姫はなぜか懐かしいとすら思うような不思議な感覚に陥った。


 冬馬はおもむろに立ち上がる。これまでの激しい戦いが、まるで何も無かったかのような涼しい顔付きだ。それに霊気を使い果たし、体力も残っていないであろう体を気にする様子も無い。

 

「けっ、執拗(しつこ)いな、あんたも」


 相手を見上げるように見つめ、またニヤリと不敵に笑う。そして魔霊もまた、ニヤリと笑ったように見える。魔霊は先程よりも人間味が増したような感じだ。やはり冬馬の術によって、この魔霊にも何らかの変化が生じているようだった。


「やはり月影の者……二之丸家の血は侮れぬ」


「あんたに目を付けられるなんて光栄なこった」


 ここに来て魔霊ははっきりと言葉を口にした。姿はまだ歪な影だが、心なしか人間らしく見えなくもない。それにどうやら冬馬と魔霊は初めて顔を合わすという雰囲気でもなさそうである。どういうことなのだろうか。美姫は舞美子の顔を覗き見る。


「冬馬君の力はあの魔霊まで正気に戻したってことなんか」


 舞美子は美姫の疑問など意に介していないようだ。だが、その呟く声は複雑な心境が滲んでいた。それもそうだろう。冬馬が放った術はこの魔霊の暴走した怨念をも浄化したのだ。しかし、それは結果的に魔霊の暴走を止めたまでは良かったが、その代償が知性を取り戻させてしまったということにもなる。いっそのこと魔霊の実体化を解ければよかったのだが、残念ながら冬馬にはまだそこまでの力が身に付いていなかったということだ。

 ただ、悪いことばかりでもない。冬馬はまだ生きているのだ。しかも、あの魔霊と対峙している。まだ状況を好転させることも十分可能だ。火気の魔霊に対抗し得るのは今、冬馬しかいないのだ。しかし、魔霊を倒すことも重要だが、他にもやらなければならないことがある。それは一刻も早く崩壊した結界による悪影響を止めなければならないことだ。この瞬間にも戦国武将の魂は外部に漏れている。そして何よりこの異常な霊気の悪影響が日本の全国規模で懸念される状況なのだ。

 本来なら舞美子の指揮ですぐにでも動きたいところなのだが、氏郷や舞美子の態度を見れば今はあの魔霊を先に何とかするということのようだ。他の守護師たちの様子も気になるが、とにかく美姫は(はや)る気持ちをグッと我慢した。


「舞美姉さん、私たちは何をすれば――――」


「今は()()()に任せたらええ。話はその後やわ」


「あの人……?」


 舞美子は視線を冬馬へと移した。引っ掛かる言い方をした舞美子だったが、それ以上は何も言わなかった。

 確かに、今までの冬馬とはまるで別人のようだ。だが、先程も『相承の儀』によって冬馬の雰囲気は変わった。これも二之丸家の血が成せる業が働いているのかもしれない。そう思わないと、この状況を理解出来ない。


(二之丸家の力……か)


 美姫にも当然ながらある程度の知識と情報はある。だが、如何(いか)せん物心がついた時には既に二之丸家当主は不在だった。美姫が持っているものは正直言って、伝記や物語の中の情報のようにあやふやで不確かなものなのだ。

 だが、その知識や情報量では右に出る者はいない舞美子が静観している。美姫はじっと冬馬を見つめた。その後ろ姿に美姫はまたもハッとした。既視感を覚えたのだ。先程まで見ていた背中だが、なぜかそう感じさせたのだ。そこには凛とした立ち振る舞い、それでいて頼りになるような安心感が滲み溢れていた。


(あれは……やっぱり今までのあの子とは違う……!)


 そしてまた頭痛が襲う。だが、美姫はある事に気付いた。それは自分の頬を伝う一筋の涙だった。


(あ、あれ……?)


 なぜ涙が零れているのか、自分でも理解出来なかった。ただ、頭痛が原因ではないことだけはわかった。


(やっぱりわたしは忘れてはいけない大事なことを……)


 そう思うと、溢れ出る涙は止まらなかった。そこにふと暖かい温もりがそっと体を包んだ。横を見ると、舞美子が優しく美姫の肩を抱いていた。


(舞美姉さんは私が忘れてしまったことを知っている……何もかも……)


 そう思っても今は言葉には出来なかった。本当はすぐにでも聞きたいのに、口には出来なかった。恐らく、今はその時では無いのかもしれない。美姫はそう思うことにした。

 駆け出しとは言え、曲がりなりにも主家である犬走家当主なのだ。今まではあまり深く考えてこなかったことだ。いや、深く考えないようにしていたのだ。その重責を背負うにはまだ足りなかったことも多かったことは自覚していた。だが、先程覚悟を決めた。犬走家当主として、そして一人の守護師として使命を果たすということを。そして、美姫の涙は止まった。


「さあてガモチュウさんよ、準備はいいか?」


「いつでも大丈夫さ」


「ハハッ! そう来なくっちゃな!」


 冬馬は満足げな顔をして、再び魔霊へと向き直った。


「よし、やるか! 折角だからこいつに土産でも渡しとかねえとな。……最初で最後の授業だ」


 冬馬はドンドンと二度、自分の胸を叩いた。


「守護師と守護霊の戦い方を教えてやる!」


 冬馬はグッと腰を落とし、両足で踏ん張るような態勢を取った。にわかに霊気がざわつき始める。この辺りの霊気はかなり浄化され、本来の霊気の姿へと戻りつつあった。それでもまだ混乱している状況に変わりなく、集め過ぎると危険度も上がる。だが、冬馬はそんなことは意に介さず、霊気を体内へと取り込んでいく。


「ふむ、またワシを封印しようとする気か? ワハハハハハッ! 笑わせるわい」


「まあ、俺にはこれしかないからな」


 冬馬はまた不敵に笑うと、両の手をパンッと叩くように胸の前で合わせると、スーッと息を吐き、そしてゆっくりと息を吸い込んだ。



《彷徨いし哀れな者たちよ 二之丸家の名の下に 此処へ集結せよ!》



 すると、冬馬の周りの霊気が集まって来る。次第に冬馬の体はグングンと黒光りしていく。そしてさらに冬馬は詠唱を続ける。



《我が魂に集いし者たちよ 我と共に戦え!》



 この詠唱後は徐々に攻撃的な意志を持った霊気へと変化した。これは今までの冬馬には無かったものだ。


「ぬっ!」


 魔霊はここで初めて身構えて戦闘態勢をとった。だが、そんな姿を見ても冬馬に変化はない。不敵に笑いながらも霊気をかき集めるようにしている。

 ここで守護霊の蒲生氏郷が冬馬の前に背中を向けて立った。


 そして――――――――



《二之丸家奥義――――鶴翼の舞‼》



 冬馬が右の掌底を前に突き出すと、氏郷の背中をドスンとぶつけるように押した。すると氏郷が勢いよく前へ跳び出すと同時に、その背中の『対い鶴』の家紋が眩い光を放つ。やはりこれは封印するような術ではない。明らかに相手を潰すという目的の攻撃的な技だ。


「行くぜーーーーっ‼」


 氏郷はグングン加速していく。時間にすれば一瞬の出来事だ。それと同時に氏郷の背中から黒光りする翼がパッと生えたかと思えば、羽を広げた数羽の鶴が出て来て氏郷の左右一杯に広がった。鶴と共に突進する氏郷は左右の手を広げる。すると、鶴たちは(ブイ)字の陣形を取った。そう、これはいわゆる兵法の中にある戦い方で、陣形の一つである『鶴翼の陣』にあたる。

 鶴たちは左右の端から魔霊に目掛けて包み込むようにして飛び掛かる。


「やはり食えぬ男よ」


 そう言って魔霊は一瞬笑ったようにも見えた。少なくとも美姫にはそう感じたのだ。この笑みは余裕の表れなのだろうか。それとも負けを覚悟したものなのか。どちらのせよ、魔霊は火気の霊気で全身を包んで対抗する。そこに容赦なく黒光りした鶴たちが襲い掛かった。火気と水気では圧倒的に水気が有利だ。赤と黒がバチバチと火花を散らすような眩い閃光を発する。やがて鶴たちの勢いに押された魔霊はズルズルと後方へと押し込められた。そこへ「これで終わりだ!」と得意顔の氏郷が渾身の右ストレートを魔霊に目掛けて叩き込む。


「うおおおおおおっ!」


 氏郷の気迫は凄まじかった。次第に赤い霊気は剥がされるように薄れていく。笑ったように見えた顔も見る見るうちに苦痛に満ちていった。

 だが、浮かない顔をしたのは冬馬の方だった。


「ちっ!」


 冬馬が舌打ちをした後、魔霊の大きな体はスッと消えてしまった。そしてどこからともなく声が響き渡った。


「今日は二之丸家の執念に敬意を表して退いてやろう」


 これは魔霊の声だ。やはり冬馬の表情が物語るように仕留められなかったということか。更に魔霊の声は予想外の人物名を口にした。


「信長よ、首を洗って待っておれ」


 指名を受けた当の信長は「フフン」と鼻で笑ってとぼけ顔をした。

 ただ、美姫にとって魔霊の言葉の真意がわからなかった。狙いは冬馬ではなく、信長だったのか。だが、信長に対しては何も言及しなかったし、見向きもしなかった。それなのに信長に宣戦布告をした形だ。これはどういうことなのだろうか。


「舞美姉さん、どういうことなの?」


「色々と吟味せなあきまへんなぁ」


 舞美子は普段の口調で不敵に笑うと、冬馬の方へと目をやった。その冬馬は残念そうな顔で、戻って来た相棒の氏郷を「ご苦労さん」と言って労った。


「逃げられちまったな」


 冬馬はそう言ってから大きく溜息を吐いた。


「仕方ないさ。それに結界が無いこの状況じゃ、最初からこれ狙いだったろ?」


「それでも出来ればここで完全に決着を付けたかったけどな」


「その性格も相変わらずだな」


「ほっとけ。でもまあ、時間は稼げたから良しとするか」


「そうだな」


 冬馬は満足そうに頷くと、夜空を見上げた。奇麗に輝く十四夜月が、徐々に広がりを見せる薄雲によってその姿を隠そうとしていた。


「頃合いだな。もう解いていいぞ。あとはあいつらに任せろ」


「ああ」


 氏郷はぶっきらぼうに返事をすると、スーッと消えていなくなった。


「じゃあ、俺も消えるか」


 事の顛末を見届けた織田信長も氏郷に続いた。美姫は「あっ、ちょっと待ちなさい!」と言ったものの、時すでに遅しだった。美姫が声を掛ける前にもう姿を消してしまったのである。ただ、守護霊が消えたことでフッと心が軽くなった。魔霊が居なくなったこともあるが、やはり守護霊を使役するには体力と精神力が疲弊するのも事実だからだ。

 魔霊が吐き捨てた言葉も気になるが、魔霊が消えた今、やるべきことは決まっている。霊気の暴走の阻止である。これには水気の始祖家である二之丸家の力が必要になるのだ。

 冬馬が横を向いて美姫たちの方へと視線を移した。


「おいっ、舞美坊(まみぼう)!」


 冬馬はまるで友達に声を掛けるように叫んだのだが、どうやら舞美子へ向けられた言葉だったようだ。


「はっ、はいっ!」


 いきなり声を掛けられた舞美子はスッと背筋を伸ばして直立不動になった。美姫でも舞美子のこんな姿は初めて見る光景だった。


「後のことは頼んだぞ! ついでにこのガキのこともな」


 冬馬は満面の笑みを浮かべていた。舞美子は命令されているというのにどこか嬉しそうで、そして懐かしそうにはにかんだ。


「承知」


 舞美子は片膝を突いて静かに答えると、今度はどこか寂しそうな表情になって俯いた。


「そんな顔するな、笑え。ほら、笑うんだ」


 冬馬の静かで優しい声色を聞いて舞美子は目を瞑り、そしてすぐさま顔を上げて満面の不敵な笑みで返した。


「ハハハッ! いい顔だ!」


 冬馬は豪快に笑い飛ばすと、今度は隣にいる美姫をまじまじと見つめぼそりと呟いた。


「大きくなられましたな、姫」


「――――!」


 自分のことを『姫』と呼ぶ人間なんて周りにはいなかった。でも、なぜか懐かしくもあり、そして心地良くもあった。この人物は冬馬であって、明らかに冬馬ではない。だが、どうしても誰なのかは思い出せなかった。

 そんな美姫の心情を知ってか知らずか、冬馬は社殿の方へくるりと反転した。


「よし、最後の仕事でもするか!」


 そう言うと冬馬は社殿の方へ右腕をグルグルと回しながら歩いて行った。そして、北の守護である銅像の前で立ち止まると、その頭にそっと手を添えた。何やら言霊による術を唱えているのだが、ここからははっきりと聞きとれなかった。

 やがて銅像は黒光りして対にいる銅像も同じように光り出した。


「これで借りは返したからな」


 冬馬は遠くの木陰に隠れている白装束の男に向かって微笑んだ。そして程なくして冬馬はゆっくりと自身の体を庇うようにして前のめりに倒れた。



最期まで読んで頂き、ありがとうございます。

あと一話で章が完結です。もうしばらくお付き合いください。

今後とも、どうぞよろしくお願いします。

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