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信長さん  作者: はいむまいむ
第七章A 美希、時を追う
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年末&新年特別編 守れ、弾丸娘 第四話 依然、心開かず

新年なんてものは過ぎてしまいました今日この頃、久々に投稿しました。

次回は今週中には出るでしょう。

お湯を沸かすとき、いつも考えてしまうことがある。どうして、水は火にかけられるとあんなにも熱く、凶暴な存在になってしまうのかと。俺は火であぶられてもどうってことない自信があるし、伴天連が信じるもののように復活をする自信がある。もう少し水にもそういった気合を持ってほしいと思うのだ。「俺は水なのだから、火にあぶられたとしてもお湯になることは決してなるものか!」と強い気持ちがあれば、水は火に屈することなく、いつもの温度を保ち続けることができるはずだ。まぁ、水にそういうことを望むのが間違っているのかもしれないがね。


急須に茶葉を入れ、お湯を注ぎこみ蒸らしの作業を始める。大体蒸らす時間は一から二分程度だ。その間に俺は台所の下にある物入れから煎餅を取りだすことにした。そろそろ、こたつの上に置いてある煎餅が切れかかっていたからな。


俺はとりあえず急須を台所に置いておいて、煎餅の補充を始める。一度リビングに行き女の子の様子を見るのも兼ねて。


「……」 


彼女はリビングにやってきた俺をじーっと見つめてくる。それも、立ちながらだ。

幾多の戦いを演じてきた俺でも、さすがに恐怖を感じた。これが大人であればそこまでの恐怖は感じなかったのかもしれないが、子供だから異様に恐ろしく感じたのだ。


「す、座っていいから。むしろ座って?」


第六天魔王、幼女に屈する。なんという屈辱だろうか。


俺の言葉をようやく呑み込んでくれたのか女の子は少しむっとした顔をしながらそこに座った。いわゆる女の子座りでこたつに入ることは無くテレビに向かう感じで座った。


「……」 彼女は無言を通す。


「……と、とりあえずもう少しでお茶が出来るから、これでも食べてな」

「……」


煎餅を補充し終わり、一度台所にもどりお茶を入れることにする。本当にこの幼女は何なんなのだろう。


まぁ、温かいお茶を飲めば心が開かれる……と信じよう。


不思議なことにブックマーク登録者が伸びました。ありがたいことです。

ただ、なぜ登録という手間をかけてくれるのに拡散という手間をかけてくれないのかが不思議でたまりません。

みなさん、どうぞ拡散してください。拡散させればきっといいことがあるでしょう。

多分。

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