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龍王様の半身  作者: 紫月 咲
第3部 『鍵』を手に入れし時、その『扉』は開かれる
80/80

彼の王は眠る、そして思考する

大変お待たせしました!第3部開始致します。

短いですが、とある方のモノローグのようなもの。






眠る、眠る。

ただただ時に身を任せ、夢も見ず揺蕩い、浮かぶ。

我は護らねばならぬ、我が『愛し子』の望みゆえ、世界の未来を、行く末を紡ぐため。


我が眠ろうとも、世界の歯車は廻り続ける。

たとえそれが『歪み』でも、噛み合わさった『偽り』は疑われることなく廻るのだ。



ああ、あれから永い永い時が経った。

愛し子は安らかに生まれ変われただろうか、あの龍王は『彼れら』を失った愛し子を、支えきれたのだろうか。

分からない、分からない。

何故なら我は眠るからだ。愛し子の旅立ちを見送ることも出来ず、しかし愛し子のために。



我は護り続ける。

我が『愛し子』のため、『愛し子』を待つ。

その望みゆえ、その願いゆえ、『鍵』となるため。



世界は何も知らず、しかし世界は全てを知りながら受け入れ、時を紡いでいく。

いずれ『扉』が開かれしその時、あるべき世界を取り戻すために。




『愛し子』の望みのため、『愛し子』を犠牲にするために。






一年半以上お待たせいたしまして、大変申し訳ありませんでした。

アルファの方を読まれている方はご存知かもしれませんが、最近初めての入院や手術を受けることがございまして、今思えばここ一年程は身体が不調だったのだなと省みては反省の日々でございました。

そんな中で旅行に引っ越し…無茶をしすぎだぞ自分。


さて、そんな近況は脇に置いておきまして、お待ちいただいている方がいることを願いますが、第3部を開始いたしました。

“『鍵』を手に入れし時、その『扉』は開かれる”。

思わせぶりなタイトルとなっておりますが、いよいよルシェラザルトの謎に迫っていこうと思っています。

陰のテーマは“運命のいたずら”となっています。

次の更新までまたもやお待たせするかもしれませんが、お待ちいただければ幸いです。




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