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女帝に転生しまして  作者: マキシム
女帝に転生しまして(番外編)
22/42

賑やかなお茶会

ごきげんよう、オリビア・アスファードです

私は、妹分のイリス・インジェント皇后陛下の招待で娘のミーナ・アスファードとともにお茶会に参加しました


【イリス・インジェント】

「オリビアの姐様、ようこそお越しくださいました」


【オリビア・アスファード】

「皇后陛下、本日はお茶会にお誘いいただき、ありがとうございます」


【イリス・インジェント】

「いえいえ、オリビアの姐様には大変お世話になっております。御礼を言うのはこちらの方でございます」


【ミーナ・アスファード】

「皇后陛下、お久しぶりでございます。ミーナ・アスファードでございます」


【イリス・インジェント】

「ミーナ嬢、堅苦しい挨拶はいいわ、よく来てくれたわ、今日は身内だけのお茶会よ、気を楽にして過ごしなさい」


【ミーナ・アスファード】

「ありがとうございます」


【イリス・インジェント】

「オリビアの姐様、申し訳ありませんが少々、お時間をいただけませんでしょうか」


【オリビア・アスファード】

「どうかしたのですか?」


【イリス・インジェント】

「ええ、まあ、あの子何をしているのかしら」


【侍女長】

「皇后様、アレス皇太子殿下が参られました」


侍女長の知らせで一人の少年がやってきた


【アレス・インジェント】

「母上遅れてしまい申し訳ありません!オリビアの伯母上、ミーナ殿、遅れてしまい申し訳ありません!」


第二皇子で皇太子のアレス・インジェント、私の甥っ子が現れました


【オリビア・アスファード】

「あら、皇太子殿下もご一緒でしたの?」


【イリス・インジェント】

「ええ、今日は一緒に参加したいと申しておりまして、よろしいでしょうか?」


【オリビア・アスファード】

「私は構いません。ミーナ、貴方はどう?」


【ミーナ・アスファード】

「私も構いません」


【アレス・インジェント】

「ありがとうございます!伯母上、ミーナ殿」


アレス皇太子殿下も入れて、お茶会を始め、話はミーナの縁談についての話が始まった


【イリス・インジェント】

「姐様、ミーナ嬢に新しい縁談が来たとか?」


【オリビア・アスファード】

「ええ、相手は我が家と同じ公爵家なんだけど、どう見ても皇族との繋がりを持つ私たちと手を結びたいという狙いも含まれていて夫とともに慎重に検討している最中よ」


【イリス・インジェント】

「確かに姐様と私の婚約も先帝陛下の勅命によって決められたもの、皇族との間に生まれた子供は家臣であっても皇族の血を引いていれば皇族の身内になれるという思惑もありますからね」


イリス皇后の言うとおり、家臣であっても皇族の血筋を引いていれば他の家臣よりも優先順位が違ってくる、当主の立場からすれば家を残すために政略結婚は当たり前、でも私からすれば自分の娘を政略結婚に使うのは流石に抵抗がある、私としては娘の幸せを願ってしまう


【アレス・インジェント】

「あ、あの伯母上」


するとアレス皇太子が私たちの会話を遮った


【オリビア・アスファード】

「何かしら、殿下?大人の話に首を突っ込むものじゃありませんよ」


【アレス・インジェント】

「僕とミーナ殿が婚約すればその公爵家も諦めがつくと思います!」


アレス皇太子はとんでもないことをほざきやがった!


【オリビア・アスファード】

「自分が何を言っているのか分かってるのかしら?」


【イリス・インジェント】

「アレス、貴方、何を言ってるの!」


【ミーナ・アスファード】

「・・・・」


私とイリス皇后は息子(甥)のアレスの発言を嗜め、娘のミーナはあまりのことに驚き、閉口していた


【アレス・インジェント】

「でも、父上が僕とミーナ殿との婚約を勧めていたと聞きました!それが突然、白紙になってしまって・・・」


【イリス・インジェント】

「控えなさい!アレス。申し訳ありません、姐様、私が後できつく言い聞かせますので!」


【オリビア・アスファード】

「お待ちなさい!皇后陛下、私が説明します」


【イリス・インジェント】

「姐様」


私はアレス皇太子殿下と話をした


【オリビア・アスファード】

「確かに殿下と娘の婚約を陛下が推し進めていたが私がそれを止めた」


【アレス・インジェント】

「なぜ、お止めになられたのですか!」


【オリビア・アスファード】

「私の娘はかつてお前の兄の元婚約者だった!お前も知っての通り、あのクソガキは真実の愛に溺れ、勅命を蔑ろにし、更に国外逃亡を図り、周囲に散々迷惑をかけた大馬鹿野郎として修道院送りにしたことは知っているよな?」


【アレス・インジェント】

「・・・・」


【オリビア・アスファード】

「私としては皇族とはなるべく距離を取りたい。あのクソガキの二の舞を避けるためにね」


【アレス・インジェント】

「僕はミーナ殿のことが大好きです。兄とは違います!」


【オリビア・アスファード】

「アレス!お前は婚約について何も分かっていない!いいか、皇族と貴族の婚約はな国同士、家同士の繋がりを重視するんだ!それぞれの思惑があるんだ!てめぇのワガママで簡単に決まるものじゃないんだ!」


【アレス・インジェント】

「・・・・ですか(小声)」


【オリビア・アスファード】

「何だ!はっきり言え!」


【アレス・インジェント】

「どうしても駄目なんですか!僕はミーナ殿が初恋の人で、父上の命令で兄の婚約者になって、それが悔しくて兄を憎んだことがありました!でも婚約破棄をした兄には感謝しているし、それに父上が僕とミーナ殿との婚約を進めてくれて、でも伯母上が白紙にして!そんなに嫌なのですか!僕が嫌いですか!」


アレスは私の前で思いの丈をぶちまけた


【イリス・インジェント】

「アレス、いい加減にしなさい!」


イリスは、そんなアレスの頬にビンタした、アレスは涙目で俯いてしまった

あぁ、これは不味い、私も熱くなりすぎたせいか、場の雰囲気を悪くしてしまった。仕方がない・・・・


【オリビア・アスファード】

「はぁ~、別にそうでもないわ」


するとイリス皇后とアレス皇太子がこっちを向いた


【イリス・インジェント】

「それは本当ですか!姐様」


イリス皇后が聞いてきた


【オリビア・アスファード】

「アレスが何かしらの功績を上げれば、娘との結婚も考えなくもないわ。要は皇太子としての実績を上げればの話だけどね」


【アレス・インジェント】

「伯母上、僕が功績を上げればミーナ殿との婚約を許してくれるのですか!」


【オリビア・アスファード】

「それはあくまで私の条件よ!婚約を決めるのは娘のミーナよ!」


するとミーナは口を開いた


【ミーナ・アスファード】

「殿下、本当に私でよろしいのですか?私は殿下よりも3つも年上ですよ」


【アレス・インジェント】

「年齢は関係ありません!僕はミーナ殿が大好きです!僕はミーナ殿に相応しい男になります!どうか僕の婚約者になってください!」


【ミーナ・アスファード】

「殿下、今すぐには決められません。私自身も心の準備ができていません。できれば時間をいただけないでしょうか?必ず返事をいたしますので!」


【アレス・インジェント】

「僕はいつでも待ちます!僕も皇太子として頑張りミーナ殿に相応しい男になるよう頑張ります!」


そんな二人を邪魔するのは無粋なので私はイリス皇后とともに席を外すよう促した


【オリビア・アスファード】

「皇后陛下、私たちは二人だけで庭を散歩しましょう」


イリスも察したのか、同意した


【イリス・インジェント】

「そうですね」


散歩途中、私はイリスと話をした


【オリビア・アスファード】

「私の勘だけどあの二人は結ばれるわね」


【イリス・インジェント】

「それは本当ですか!姐様」


【オリビア・アスファード】

「忘れたのかしら?私の勘は当たるのよ」


私の勘は見事にあたりアレス・インジェント皇太子とミーナ・アスファード公爵令嬢の婚約は結ばれた。まぁ、それで良しとしますか






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