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女帝に転生しまして  作者: マキシム
女帝に転生しまして(本編)
12/42

閑話:衛兵は見た

グロテスクあり

俺は衛兵A、現在、相棒の衛兵Bとともに、とある部屋の見張り番についている。オリビア様から"許可があるまで何人も入れるな"との命を受けている。オリビア様の他に皇太子殿下とサイトウ殿が一緒にいるけど中で何をしているのだろうか


【衛兵A】

「なぁ、衛兵B」


【衛兵B】

「何だよ。兄弟」


【衛兵A】

「何か妙に静かじゃねえか?」


【衛兵B】

「気になるんだったら、こっそり覗いたらどうだ?」


【衛兵A】

「バカ野郎、俺を殺す気か」


【衛兵B】

「だったら黙って見張り番の仕事をしろ」


【衛兵A】

「でも皇太子殿下とサイトウ殿がどうなっているのか、気になる」


【衛兵B】

「さすがのオリビア様でも皇太子で実の甥御様をどうこうなんて考えないだろ」


【衛兵A】

「でも皇帝陛下相手でも容赦なく折檻する御方だぞ、無事で済むと思うか」


【衛兵B】

「折檻はあると思うが殺しはしないだろ」


俺と衛兵Bは談笑していると、ドアが開いた


【オリビア・アスファード】

「見張りご苦労」


【衛兵A&B】

「はっ!異常ありません」


【オリビア・アスファード】

「貴方たち出てらっしゃい」


オリビア様の掛け声でマルス皇太子殿下とサイトウ殿が出てきた。二人とも、もはや皇太子と側近としての面影がないほど泣いていた


【オリビア・アスファード】

「とりあえず血止め薬と包帯で応急処置しておいたから、あとは侍医にでも見てもらいなさい」


俺たちはふと、マルス皇太子とサイトウ殿の右手を見た。小指には包帯が巻かれていたが、気のせいか、小指が短くなっていたような気がする、するとオリビア様の手からぽろっと何か落ちた


【衛兵B】

「オリビア様、何か落ちまし・・・」


2本のエンコ(指)


【衛兵A&B】

「えっ」


オリビア様はそれを拾い俺たちの方を見た


【オリビア・アスファード】

「貴方たち」


【衛兵A&B】

「はっ!」


【オリビア・アスファード】

「このことは他言無用よ」


オリビア様は妖艶な笑みを浮かべ俺たち二人に金貨10枚ずつを渡した


【衛兵A&B】

「あっ有りがたき幸せ!(何これ、何で金貨渡されたの?口止めか!そうなのか!)」


俺たちはこのことを墓場まで持っていくことにしようと心に決めた、出ないと早死にする


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