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師弟関係!

「今なんて言いました?」

キョトンとした顔の桜木さんに俺はもう一度言う。

「俺を弟子にしてください!!!!!」

「えーと...なんのですか?」

「勿論イラストです!時雨さんの大ファンというのはさっき言いましたよね?」

「はい...それは聞きましたけど?」

「やっぱり憧れに近づくには本人に習うのが1番だと思うんですよ!だからお願いします!弟子にしてください!」

「...そんな事言われても...私教えるの下手ですし言うほどうまくないですよ?」

「そんなことないです!SNSのサイトにフォロワーが10万人いる人が下手とかありえないですよ!それに最近はラノベの表紙の仕事が来たって言うじゃないですか!」

「それは...そうですけど...」

まだ納得してない桜木さんに僕は更にお願いする。

「お願いします!僕にできることは何でもするので!」

「じゃあ.....付き合ってください!」

「わかりました!」

ガタッ!

「?なんか、入口の方で音がしたような...?」

「でも、誰もいませんよ?」

「それで、話の続きなんですがどこに行くのに付き合えばいいんでしょうか?」

「あぁ、それはですね。ちょっとペンタブの周辺機器見たいと思ってたんですけど今日結構荷物多かったので荷物持ちしてもらえないかと...駄目ですか?」

上目遣いで見てくる桜木さん。

-こんな風にお願いされたら断れないでしょ!まぁ元から断る気はないんだけど。これで弟子にしてもらえるならお安いもんだ!しかし、これはほかの男子が勘違いするのもわかるなー。僕が理解できる人じゃなかったらやばかったな。やっぱり桜木さんは天然だな...-

「いいですよ!そのくらいで弟子にしてくれるなら!」

「ありがとうございます!あと...その...」

もじもじしながら何か言いたげな桜木さん。可愛い...

「出来れば私がイラストレーターという事は皆には黙ってもらえないかと...」

-なんだ、そんなことか-

「もちろんです!師匠!」

「!?師匠?」

「はい!やっぱりこういうのは形から入った方がいいかなと思ったので!」

「今まで通りでいいですよ!」

照れているんだろうか?みるみる顔が赤くなる桜木さん。

「?そうですか?じゃあ今まで通りで桜木さんで」

「はい。じゃあ行きましょうか」

「はい!」

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