(そ)相似性
かなり久々の更新です。覚えている人いるのでしょうか。
そ、のお題が自分のなかでなかなか決まらず、こんなに間が開いてしまいました。
そうめんとか蕎麦とかそういうのならいくらでも出てくるんですけどね~。
そして、相似性。
そっくり。似ている。
小説のネタとしてはいろいろ使えますよね。
双子。
同じ顔の他人。
似た場所。
似た言葉。
推理小説的にはいろいろ使えそうです。
双子とかもいいですよね~。ついつい取り入れたくなってしまいます。
双子というと、ハリー・ポッターのフレッドとジョージを思い浮かべます。
ちょっと調べてみたら漫画もいっぱいあるんですね。タッチもそうか。
言われれば波平さんも……。
え? マリオとルイージもそうなの?
意外なところでいろいろいますね。
似た場所、はデジャヴュとかをうまく取り入れてちょっと不思議な雰囲気の作品に使えるのかもしれません。
あと現実世界と酷似したもうひとつの世界、とかいう設定。昔なんか書いた記憶があります。
他、物書きとしては似ている言葉に気を付けなければいけませんね。
いまだに悩むのは、「あがる」「のぼる」「おりる」「さがる」とか。
漢字も似た漢字いろいろあります。
「日」と「曰」
「萩」と「荻」
「治」と「冶」
「季」と「李」
などなど。
萩原なのか荻原なのか、気を付けないといけませんね。
考え方が似ている、というのも興味深い事柄ですね。
小説というのは、ある種の共感を得ることで成り立っているものという気がします。ということは、すべての人にというのは不可能だとしても、多くの人に共感を得られるようなものを書くほうが、理にかなっているのかもしれません。少なくとも、人に読んでもらうことを前提とする小説の場合は。
たとえば主人公が極悪非道な人物であるよりも正義の心を持っているヒーローであるほうが好感が持てます。
反対に世間一般の倫理観、モラルを逸脱した物語というのも、ある種の興味は惹ける題材ではあります。
が、共感を得られるかどうかというと……難しいところでしょうね。それをちゃんと読ませるだけの手腕が問われるわけなので、それを書けたら逆にすごいとも言えます。
これを踏まえると、まずどんな年代の男女に向けた作品か、というのを最初にはっきりさせて書いたほうが、同じ考え方の読者の共感を得やすくなるということが言えるかと思います。
書籍のレーベルの特色とかを考えるときにも同様のことが言えますね。
ただ、だからといって同じような作品ばかりが並ぶのもおもしろくない。似た作品のなかでもどうやって個性を出していけるか、というのが課題でしょうか。