表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
43/72

第42話 大魔法使いレギウス

私たちは遂にお互い思いを遂げた。


嬉しかった……

――幸せだった♡


そりゃ、一番最初は。

…色々アクシデントあったよ?


その、俊則…

一人で先に…


うん♡


凄く謝ってきて可愛かったの♡


それから…

やっぱり……


痛くて……


でもでも。

凄く優しくいたわりながら、ゆっくり頑張ってくれて…


って、何言ってるの私?


ああ、もう。

だって、そのあと。


――何回も♡


……うう。


コホン。


あ、あのね。

満たされたの。


そしてね、この世界のおかげかもだけど……

俊則…凄くて♡


「あー、俺たぶん前とあんまり変わらないけどな」


とか言っていたから。

もしかしたら素直な17歳の舞奈は無理だったかも……



うう、恥ずかしい!

何言わせるのよ!!



……ごめんなさい。


浮かれています。

はい。



※※※※※



私と真につながったことで。

ついに俊則は覚醒した。


いきなり覚醒した俊則に、創造神様がニヤニヤしながら色々私に聞くのはセクハラだと思うけどね!


後色々変化とかあったけど……

今はいいかな。


ともかくこれで準備は整った。


それで今日は王様から呼ばれて大魔法使いのレギウスさんに会いに来たのね。

で、大魔法使いレギウスはおじいちゃんではなかった。


まあ、先におじいちゃんに会っていた私は知っていたけどね。


だから実は転生した大輔さんかなって思っていたんだけど…

違ったんだよね。


なんか俊則は分かっていたみたいで。

レギウスさんと会ったときに全然緊張していなかった。


「うん?だってあいつなら、もうとっくにこの世界終わっているかメチャクチャ改善されているはずだよ?あいつ有能だし『えげつない』から」


あー。

なんか男同士のそういう友情ってすごいね。


100%信じている気がする。


俊則たちが特別なのかな?


因みに。

確かにレギウスさんは転生者で、創造神様の言っていた4人目だった。


でもなんか聞いたら日本じゃなくて、“スロバキア”って言っていた。

戦争で死んで、もうそれはそれは悔しくて。


『俺は力が欲しいんだ!!絶対あいつらぎゃふんといわせてやるー』


って言っていたら、創造神様に気に入られたらしいの。

それで特別な力をやるから、いつか生まれる勇者を鍛えてほしいって言われていたんだって。


因みに覚醒した俊則は『勇者』の職業も獲得済みです。

種族も『聖人』だしね。


ハハハッ。

私たちもう人間やめちゃいました。


えっと、子供は問題なくできるらしい。


だから、あれからも。


その、えっと……

……毎日♡




「ん?どうしたの舞奈」

「ひうっ!?……もう♡」


私が一人でいろいろ頭の中で考えていたら。

俊則スッゴク優しい目でずっと私を見つめていて…


急に声かけてくるから、私もう真っ赤になっちゃった。


「ははっ良いな若者は。私も昔は可愛い奥さんいたんだけどね。今はまあそれなりに楽しんでいるけどさ。さて、俊則、もう少し頑張ろうか」


「はい。お願いします」


二人が立ち上がり、あり得ない速さで二人が戦い始めた。


最初は何もできなかった俊則だけど、30分くらいしたらもう対応していた。

頑張って騎士団長に鍛えてもらっていたから基本が出来ていたんだよね。


さっきレギウスさんもすごく褒めていたし。

はあ、がんばる俊則。


かっこいいな♡


私は自然に二人の訓練を見ていた。



※※※※※



30分くらい経過し、そろそろ休憩かなと思っているところで。

王様が宰相と一緒に顔を出した。


「ロナリア嬢、どうかな?シュラド様の様子は」

「はい、見ての通りだいぶ慣れてきたようです」


「ん?見ての通り?」


「ええ、あっ、ダメだって、そこは右に避けないと……うん、まだ駄目なとこはありますけどね」



「…あの、ロナリア嬢?見えているのですか?」


ん?

なぜに敬語?

普通に見えるけど?


「えっ?見えますけど、どうしたんですか?」


突然王様と宰相が跪く。

そして感嘆の声を上げる。


「さ、さすがは女神様。今の彼らは我ら凡人の目にはまったく認識できません。早すぎるのです」

「……えっ?嘘でしょ?だってあの人たち全然本気じゃないですよ?」


なんならわたしの方がまだ動けそうだけど……

チョットした悪戯心が湧いて来た。


「ふーん。じゃあ少し試してみようかな」


「えっ?」

「ほいっ」


私は戦っている二人の剣を取り上げてみる。

まあそろそろ休憩だしね。


「っ!?」

「なっ!?」


驚愕し、動きを止めるレギウス様と俊則。


「休憩ですよ。美味しいお茶淹れますね」


私はニコニコしながら二人に手を振った。


ん?

なんであんなにびっくりしてるんだろう?


このくらい二人にもできそうなのに。


(……違和感があるね)


実は私も。

俊則と、その……“した”ことで、さらに能力が強化されていた。


誰にも言ってないけど実は私『運命の女神』になっちゃってた。

それでおじいちゃんとお話もしたんだよね。



※※※※※



俊則と結ばれた夜。


気が付いたら、いつかに似た良く判らない空間で私はおじいちゃんと会った。

良く認識できなかったから夢かとも思ったんだけれど……


「舞奈すまないな。お前をわしらのゴタゴタに巻き込んでしまって」


私の記憶にある、元気そうな60歳くらいのおじいちゃんが目の前に立っていた。


でも驚くとかそういう事はなくて…

なんだか普通に「ああ、そうか」みたいになって。


普通にお話ししたんだよね。


「うん。まあね。でもおじいちゃんのおかげで俊則と合えたから…まあ、許してあげる」

「そうか。流石は舞奈じゃな。お前さんなら問題なかろうて」


「ねえおじいちゃん。私何かしなくちゃいけないのかな?運命の女神って」


一応聞いてみたけど。

多分何もないって感覚的に分かっていたけどね。


「ん?何もないぞよ。好きに生きるといい。長ーく生きる事が出来るしな。もちろん俊則くんも一緒じゃよ。子供だってできるぞい」


「そうなんだ……ねえ、おばあちゃんとは会えたの?」


「ふふっ。まあの。……ありがとうな舞奈。あとは“奴”を倒せばハッピーエンドじゃな」

「うん。……その、強いの?悪い神様って」


「ん?全然。あいつは特殊でな、神にだけ強いのじゃ」

「え?」


「じゃから勇者の一撃であっさり滅びるわい」

「そうなんだ」


おじいちゃん、嬉しそうににっこり笑ってた。


「ああ、じゃから後は舞奈の好きに生きなさい」

「うん。分かったよ。……おじいちゃんと野菜作りたかったけどね」


私はずっと本当にそう思っていたんだよ?


「ハッハッハ、嬉しい事を言う。……じゃあな舞奈」

「うん」


会えてお話しできて……

嬉しかった。



※※※※※



不思議そうな顔をして。

俊則とレギウスさんが私の元へ戻ってきた。


「お疲れ様。はい、お茶どうぞ」


「う、うん。ありがとう」

「あ、ああ、すまないね」


「???」


なんか挙動不審だね。

どうしたのかな。


「ねえ、どうしたの二人とも。変な感じするけど」


「いや、その、舞奈さ、さっきどうやったの?全然気づけなかったんだけど」

「えっ、嘘でしょ?だって二人まだまだ全然本気じゃなくない?」


二人の顔から何故か冷や汗が流れ落ちる。

王様と宰相はなぜか固まったままだ。


「い、いや、そりゃ本気ではないけど、かなりギア上げていたよ?そもそもロナリア嬢、戦闘特化じゃないよね?」

「ええ、どちらかというと魔法かな」


「ふむ。何かありそうだね……ロナリア嬢、鑑定してくれるかな」

「えっ?いいですよ」


私は目に力を籠める。


「鑑定っと」



◆◆



【名前】レギウス・ガルバイン/ミシェル・ハルミトン

【種族】仙人

【性別】男性

【年齢】238歳/27歳

【職業】大魔導士・剣士

【固有スキル】

魔導の源


【保持スキル】

健康促進・不老・言語理解

軍の誇り・地球の知識

生活術5/10・基礎魔法10/10

剣技6/10・念話(創造神)


【称号】

魔導の頂

創造神の眷属


【状態】

【能力拘束・悪神阻害】


◆◆



「あっ!」

「えっ?」


私は思わず声を上げてしまった。

悪神によって能力阻害を受けていたからだ。


「あのレギウスさん。なんか悪神から嫌がらせ受けていますね」

「ええっ?」


「あ、もう解呪したんで大丈夫ですけど」


突然レギウスさんの体から魔力が迸る。


「うああ!凄い、力が沸き上がる」

「おおお、なんと!……流石女神様!!」


あーうん。

もう国王様とかいいや。

私は俊則に声をかける。


「ねえ、俊則も見ていいかな」

「う、うん。お願い」


「じゃあ鑑定!」



◆◆


【名前】シュラド/本田俊則

【種族】聖人

【性別】男性

【年齢】25歳/17歳(寿命撤廃)

【職業】勇者

【固有スキル】

滅神

浄化

【保持スキル】

健康促進・不老不死・言語理解

地球の知識・覚醒3/10

調理8/10・基礎魔法10/10

剣技10/10・性技4/10

男の友情10/10・慈愛10/10


【称号】

神の意志を継ぐもの

救済するもの

舞奈の運命の人

絵美里の運命の人

愛をはぐくむもの

運命を切り開くもの


【状態】

転生・正常

溺愛:舞奈

ほのかな愛:絵美里

経験回数:舞奈:28回

経験回数:絵美里:─回

経験回数:その他:─回


※回数10回ごとに覚醒段階上昇


◆◆



「………あう♡」

「ん?どうしたの舞奈」



※※※※※



私は鑑定して。

顔が赤くなってしまう。


だって……


私の“運命の人”だし、溺愛♡


――28回!?

えっ、そんなに!?


ええー♡


その……

毎日……


してもらっているけど♡


ま、まだ10日も経ってないのに!?


ううう…


…やっぱり絵美里のことも好きなんだね。


うん。

今度ちゃんとお話ししよ。


ああ、でも、


俊則が絵美里を……

うあああああ!!


……しかもエッチの回数で覚醒上昇?



ふう。



※※※※※



「舞奈?ねえ、どうしたの」


「……エッチ」

「はい?」


この男は!!

……はあ、しょうがないよね。


でも覚醒の段階がまだ低いけど……

魔王現れるまでまだ半年以上あるから…


大丈夫そうだね。


私は思わずジト目を向ける。


俊則キョトンとしてる。

もう、可愛い♡


「大好きだよ俊則♡」

「!?う、うん、俺も舞奈が好きだよ♡」


もういいや。

俊則が抱きしめてくれるならもう全部大丈夫。


おじいちゃん、創造神様。

この世界救うから見ていてね。


あと……

たぶん……


赤ちゃん、できちゃうと思うけど…


(あうう♡)


私は脳内で妄想しながらも。

大好きな俊則の腕をしっかりと抱きしめていた。


私は。


――もう一人じゃない。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ