裕也、母を見つける前編
更に時間は進んで、ドラゴノイド帝国の帝都の隣にある街に裕也達はついた。ちなみにこんなに移動速度が速いのは裕也が創造した、ガソリンがいらなくて、スピードがジャンボジェットの倍で、ものにあたっても全てはね返す加護付きで、耐久値極みの車に乗っていたからである。街の近くに着いたので、車からおり破壊して街に向かった。
「あそこは帝国の隣にある街か?」
「そうみたいです。でもなんだか人が少なくないですか?」
「確かに少ないな。えっと、名前は、【ウォーリヤ】だって。着いたら聞いてみるか?」
3人は30分歩いて街の入り口に着いた。そこで目にしたのは、老人と若い女性、それと子供だけである。
つまり男性が全く目につかないのだ。これを変に思った3人は近くの酒場に入って聞いてみた。入ってみると、客も外と変わらなかった。とりあえず話をきくためにカウンターに行った。
「すいません、果汁液を三つください。」
「はいよ。」
答えたのは女の店主らしき人だった。とりあえず話を聞いてみた。
「すいません。なんかこの街男性が見当たらないんですけど、どうかしたんですか?」
それを聞いた女店主はとても悔しそうな顔になりながらも教えてくれた。
「そりゃあ全てここの領主が悪いんだよ。なんでもこの近くで莫大な量の鉱山が見つかって、そこから希少金属が沢山出て来たって言っていたね。大方それの利益を独り占めしたいんだろう。そこで領主がこの街の働き手、男女問わず全員を連行してそれを掘らしているんだ。逆らったり、拒んだりしたものは切られたり最下層行きになったりしてね、私達残された家族が人質がわりなんだよ。」
余りにも自分勝手な領主だったので思わず聞き返してしまった。
「本当ですか?」
「ああ、確かだよ。1年ぐらい前に魔王?だったかね、が出て来て対策を練るためにここの領主が
呼ばれてね。それの代わりに来た奴が今の領主さ。前の領主はそりゃあ大層立派な人で、頭もきれるからだったんだろうけどね。」
少し気になった裕也は領主に会うことにした。
「ちょっとそいつに会ってみるか。」
2人とも着いて行くと返事をする。
「「はい。」」
「何しに行くんだい?」
「その話が本当ならちょっとやめさせに。」
会いに行くという裕也を引き止める店主。
「気にしないでください。僕実はこういうものです。」
と自分のギルドカードを見せる。そこには世界で2人しかいないSとかいてある。
「あんた!Sランクの冒険者だったのか?」
実はこの世界でSランクの冒険者は、ギルド加盟国全てで上級貴族より上の立場を有するという条約があるのだ。Sランクが下手に暴れたら、都が滅ぶかもしれないからである。それぐらいじゃないとなれないランクなのである。
「これなら大丈夫ですよね?」
「あ、ああ。でもお前さんはその力を私達のために使ってくれるのか?」
「いや、もちろん対価は頂くつもりです。等価交換というやつですね。」
「なに?何を要求するつもりだ‼︎まさか孫だなんて言うつもりじゃないだろうね?だったらお断りだよ?」
「この街を救う対価、それは、この店で僕ら3人分の飯を奢ってもらうこと‼︎」
何を言っているのかわからない顔の店主。
「・・・って、ええ⁉︎それだけかい⁉︎」
「それだけって、等価交換と言いましたよね?僕にはここの店の料理がそれぐらいの価値に見え
ます。」
それを聞いた店主は目に涙を溜めた。
「そうか‼︎じゃあお前さん達が無事やり遂げてくれたら腹がはちきれるまで振舞ってやるよ‼︎」
「ああ。任せといてください。」
「頼んだよ、どうかこの街に【ライエンベルグ】の名を取り戻してくれ。」
と名前を聞いたユキナが肩を震わせる。
「すいません‼︎この街の名前ライエンベルグと言っていたんですか⁉︎」
いきなり声を上げたユキナにびっくりしつつも答える。
「そうだよ。今の領主が来て変えたけど、前はライエンベルグだった。それがどうかしなのか
い?」
「いえ、なんでもありません。お騒がせしました。」
やばいです。最近寝落ちとバイトしかしていません‼︎
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