99 シス島編 part03
アリス
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広間を抜けると、次に現れたのは毒ガスの罠でした。
アリスたちが洞窟の奥へ進むと、突然の毒ガスが充満し始めました。
ノーム「毒ガスです!危険だからみんな息を止めて!」
アリス「毒ガス!」
ディネ「風の魔法で毒ガスを吹き飛ばしなさい!」
アリス「そっか!風の魔法!ウィンドストーム!」
アリスはすぐにリンドバーグ島で覚えた風の魔法の呪文を唱え、毒ガスを吹き飛ばしました。
アリス「みんな!息を止めて!」
アリスたちは念のために息を止めながら進みました。
ノーム「毒ガスの発生源はここです!」
フノン「わかった!発生源を閉じるね!」
フノンが発生源を閉じることでガスの流出を止めました。
洞窟のさらに奥には、闇の迷宮が待ち受けていました。
この迷宮はワープゲートがいくつもあり、行く先々が色んなところにワープして方向感覚を狂わせるものでした。
アリス「なんだよ!進んでも進んだ気がしない!」
フノン「同じところを回らされているようですね。」
ノーム「前にもあったワープゲートですよ。」
アリスたちは何度も同じ場所を通ることになり、脱出が困難に思われました。
アリス「そっか。ここは迷宮だから、何か手がかりがあるはず。それを見つけなければ脱出できるはず!」
フノン「ここにが壁に刻まれた古代の文字を見つけました。」
フノンとノームはその文字を解読し、迷宮の正しい道筋を示しました。
フノン「こっちです。」
ついにアリスたちは迷宮を抜け出しました。
アリスたちは洞窟の最深部に到達しました。
そこは巨大な広間で、壁や天井は闇の結晶で覆われ、闇の力が満ち溢れていました。
広間の中央には、巨大なドラゴン、ダークドラゴンが鎮座していました。その黒い鱗は光を吸い込み、瞳は冷たい闇の炎を宿していました。
アリス「ドラゴンだよ。ラスボスだよ!みんな!気をつけて戦おう!」
アリスたちはそれぞれの武器を構え、戦闘態勢に入りました。メリッサは炎の魔法を準備し、フノンは魔法の盾を構えて前に立ち、ミクリは素早い閃光攻撃で敵の隙を狙いました。
ダークドラゴンは巨大な翼を広げ、闇のブレスを吐きました。その炎はすべてを焼き尽くす力を持っていました。
アリス「ブレスが来るよ!避けて!」
アリスは闇のブレスをかわしました。
メリッサは炎の魔法を放ち、闇のブレスを焼き尽くしました。フノンは魔法の盾で仲間たちを守り、ミクリはドラゴンの脚に向かって素早く攻撃を仕掛けました。アリスは気の力を解放し、剣に気のエネルギーを纏わせました。
アリス「縦一文字!斬撃!」
と、アリスが叫び、ドラゴンに斬撃を放ちました。
ダークドラゴンはアリスたちの攻撃に対して猛反撃を開始しました。巨大な爪で地面を引き裂き、尾を振り回して一行を攻撃しました。
アリスは素早くドラゴンの攻撃を避け、ミクリはその隙をついて素早く攻撃を続けました。
アリス「みんなで一斉攻撃だ!」
メリッサは強力な氷の魔法を放ち、ドラゴンの動きを封じました。フノンは魔法の盾でドラゴンの爪を受け止め、アリスが一気に攻撃を仕掛けました。
ミクリはドラゴンの背後から閃光攻撃を続け、アリスの剣がドラゴンの鱗を切り裂きました。
アリス「気を80%込めて!」
激しい戦闘の末、アリスは気の力を最大近くまで引き出しました。アリスの剣は光り輝き、そのエネルギーは闇の力を打ち消すものでした。みんなの協力を得て時間を稼ぎ、アリスはドラゴンに決定的な一撃を放ちました。
アリス「縦一文字!」
アリスが剣を振り下ろしました。
アリスの剣はダークドラゴンの心臓を貫き、闇の力が消え去りました。ドラゴンは叫び声を上げ、その巨大な体が崩れ落ちました。広間は静寂に包まれ、闇の結晶が消えていきました。
アリスたちは息を整え、広間の中央に輝く古代の石を見つけました。この石は闇の力を封じるためのものであり、彼らの旅の目的でした。
アリス「これかな?アーティファクトは古代の石?…」
フノン「これで闇の力を封じることができますね。」
アリスは古代の石を手に取り、仲間たちに微笑みかけました。
アリス「ドラゴンも楽に倒せるようになったし、みんなが強くなったおかげだね。」
アリスたちは洞窟を後にした。
アリスたちは、深淵の洞窟での戦いを終え、ついに島の中央にそびえる巨大な城塞「オブリビオンキャッスル」へと向かいました。
城塞は闇の魔力によって包まれており、その威圧感は一行の心を重くしました。空は暗雲に覆われ、雷が鳴り響く中、リアムたちは決意を新たにしました。
アリス「ここが本当の最終決戦の地だね。これまでの戦いで得た力を信じて、闇の魔王を倒そう!」
ミクリ「アリス!援護は任せて!」
フノン「防御は私に任せて!」
アリスたちは巨大な城塞の門を開け、内部へと足を踏み入れました。城塞の中は暗く、冷たい空気が漂っていました。
古代の装飾品や彫刻が壁を飾っており、その全てが闇の魔力に染まっていました。
オブリビオンキャッスルの門をくぐると、アリスたちはすぐに古代の罠と仕掛けに直面しました。
この城塞は、闇の魔王ナイトフォールによって何世紀もの間守られており、その防御は完璧に近いものでした。
リアムたちは慎重に進みながら、周囲の異常な静けさに不安を感じました。
ノーム「気をつけてください。ここには古代の罠がたくさん仕掛けられています。」
最初の罠は突然の矢の雨でした。アリスたちが通路を歩いていると、壁に隠された穴から矢が飛び出し、彼らを狙いました。フィンの鋭い目がそれを察知し、すぐに仲間たちに警告しました。
ノーム「矢が来る!みんな、伏せてください!」
アリスたちは素早く地面に伏せ、矢の雨を避けました。
フノンは魔法の盾を使って仲間たちを守り、メリッサは防御魔法を展開して追加の矢を防ぎました。矢が収まった後、アリスたちは慎重に立ち上がり、再び進み始めました。
次に待ち受けていたのは、見えない落とし穴でした。アリスたちが広間に足を踏み入れると、突然床が崩れ、一行は深い穴に落ちそうになりました。しかし、フィンの素早い反応が彼らを救いました。
ノーム「この床は落とし穴になっています。気をつけて!」
ミクリは軽やかに跳び上がり、落とし穴を避けました。アリスたちはノームの指示に従い、慎重に足元を確認しながら進みました。フノンの魔法の盾が再び役立ち、落ちそうな仲間を支えました。
さらに進むと、動く壁の罠が待ち受けていました。
ノーム「ここは、動く壁の罠です。通路を歩くと壁が動き出し、みなさんを押し潰そうとします。」
ミクリ「壁が動いている!早く抜け出そう!」
アリスたちは一斉に走り、動く壁をギリギリで避けました。メリッサの氷魔法が壁の動きを凍結して一時的に遅らせ、その間に素早く移動しました。
最後に待ち受けていたのは、魔法の結界でした。
この結界は強力な魔力によって守られており、アリスたちの進行を阻もうとしました。
だが、アリスが進むとオートキャンセルが発動して、結界が消え去り、アリスたちはついに最上階へつながる道を開きました。