84 サンクレイド王国編 part03(改訂)
メリッサ
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地下牢の最奥で、アリスたちは王子を守る強力な守護者たちと対峙しました。
アリス:なんか強そうなのがいるね!
メリッサ:それじゃ、やっつけましょう!
アリス:メリッサ待って! 今回は石化魔法は使わないようにしよう。
メリッサ:えっ、簡単なのに。
アリス:この国は事情がややこしそうだからね。もし王子様まで巻き込んで石化しちゃうと後が大変だし、本人のショックも大きいだろうから。今回は通常魔法でいこう!
メリッサ:仕方ありませんね、アリス様がそうおっしゃるなら。今回は通常魔法にします。
アリス:メリッサ、ありがとう!
地下牢の外周を警戒するのは「影の刺客」と呼ばれる戦士たちでした。ミクリが閃光攻撃を仕掛けますが、彼らは暗闇に溶け込むように姿を消し、無音の吹き矢で反撃してきます。
ディネ:アリス! 斜め右前から吹き矢よ!
アリス:オッケー!
アリスは吹き矢を叩き落とし、さらにディネの指示で背後からの急襲を剣で一閃。フノンとメリッサが「ファイアストーム」で影をあぶり出し、そこをアリスとミクリが仕留めて突破しました。
次に立ちはだかったのは、重装の守護者たち。厚い鎧と巨大な盾を持つ彼らは、ミクリの閃光攻撃もアリスの横一文字も、さらにはフノンやメリッサの魔法さえもすべて盾で防ぎきります。
アリス:チクショー! クソ強いな!
ミクリ:全然攻撃が効かないぞ!
アリス:仕方ない、いつもの連携で行こう!
フノンとメリッサが「アイスストーム」で盾と足を凍りつかせて動きを止め、そこへミクリが鎧の隙間を突く連打を叩き込みます。最後にアリスが気を込めた横一文字を叩き込み、ようやく重装兵を撃破しました。
さらに奥へ進むと、幻術師や影の召喚士が待ち構えていましたが、彼らの魔法はアリスが近づくだけで「オートキャンセル」が発動して霧散。動揺したところをアリスたちが次々と倒していきました。
最奥の番人、空中を自在に舞う「黒翼のラザール」も、フノンとメリッサの氷結魔法で足止めされ、ミクリとアリスの連携攻撃の前に沈みました。
しかし、道中には見えない影の網や、侵入者を閉じ込める影の壁、踏むと出現する影の檻など、悪辣な罠が張り巡らされています。アリスたちはディネとノームの的確なナビゲートでそれらを回避し、さらに通路を封じる「影の結界」や「魔力吸収の結界」もアリスが歩くだけで次々と無力化していきました。
ついに、幹部ヴァルド・ムーンストライクが守る最終防衛ラインに到達します。ヴァルドは闇の中から無数の影の刃を放ちますが、アリスの前ではすべての魔法が消滅。無力化したヴァルドをアリスの一撃が沈め、地下牢の防衛網は完全に崩壊しました。
アリスたちは重い鎖に繋がれたアクシス王子を無事に救出。暗闇の中で王子は救われたことに安堵し、深く感謝の言葉を述べました。
一行が王子を連れて帰還しようとした際、別の地下通路の奥に広大な地下室を発見しました。そこには数多くの人物が行き交う「夜の影」の巨大なアジトがありました。
アリス:何ここ! すごいじゃん!
メリッサ:ここは「夜の影」の本拠地ですね。
一角では、幹部セリーナ・ナイトフォールを中心に、王国の政治的均衡を崩して支配力を強めるための重要な会議が行われていました。アリスたちが隙間から中を覗き見ていると、不運にも足元の石が転がり、音を立ててしまいます。
警備兵:侵入者だ!
一斉に警備兵が抜剣し、アリスたちを包囲しました。狭い地下室内で激しい乱戦が始まります。ミクリとアリスは卓越した剣技で次々と敵をなぎ倒しますが、敵の数は圧倒的。次から次へと新たな兵士が現れ、終わりが見えません。
アリス:……ああ、もう面倒くさい! 王子はこっちにいて安全だし、メリッサ! やっちゃって!
メリッサ:はい! 喜んで!
メリッサが目を細めた瞬間、石化魔法が炸裂。あれほど大勢いた敵兵たちは、一瞬にして静かな石像の群れへと変わり果てました。




