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79 ラッセン王国 不思議な森ファントムヴェール編 part02(改訂)

挿絵(By みてみん)

バーストエンドミラージュ 謎の少女レイ

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アリス:「ねえレイ、犯人の目星はついているの?」


レイ:「はい。反乱の背後に潜む真の敵は、『暗黒の魔導師ルディン』で間違いありません。古の力を利用し、ファントムヴェールとラッセン王国を支配しようと目論んでいるようです」


アリス:「ルディン? それってどんな奴?」


レイの話によれば、ルディンはこの地の歴史に名を刻む伝説的な悪役でした。

数世代前、彼は凄まじい魔法を操り、周辺諸国を恐怖のどん底に陥れた野心家。森の心臓部である「生命の源」の力を奪おうとしましたが、当時の英雄たちによって地下深くの洞窟に封印されたといいます。


レイ:「しかし長い年月を経て封印が弱まり、ついに目覚めてしまったようです。以前にも増して強大な魔力を得た彼は、『生命の源』を汚して森の住人たちを狂わせ、王国に牙を向かせたのでしょう」


アリス:「なるほど。要するに、めちゃくちゃ迷惑な奴ってことだね!」


ミクリ:「そんな奴、とっととやっつけちまおう」


フノン「大事な水源を汚して人心を狂わせるなんて……エルフとして、いえ、一人の冒険者として許せません」


アリス:「よし! 出発!」


---


アリスたちは、不思議な森**ファントムヴェール**の深奥へと足を踏み入れました。

森自体がルディンの魔力によって「生きた罠」と化しており、一行の行く手を阻みます。


1.動く木々の迷路

巨大な木々が根を蛇のようにうねらせ、道を塞ぎます。

ミクリが氷炎の宝石を埋め込んだ新調の剣を振るうと、刃が燃え盛る火炎を纏い、根を次々と焼き切り裂いていきました。


アリス:「お、ミクリの剣、絶好調だね!」


ミクリ:「ああ! でも、火が出たり氷が出たりで、まだコントロールの仕方がよく分からん!」


フノン:「**フリーズストーム!**」


フノンが周囲の木々を一瞬で凍らせて動きを止め、そこをアリスとミクリが切り開いて道を作ります。


2.魔法生物の群れ

次に現れたのは、巨大なドラゴンフライや火を噴く魔獣、実体のない亡霊たちの軍勢でした。

アリスは「横一文字」の一閃で空飛ぶ群れを一掃。フノンの「ファイアバースト」とメリッサの「アイスニードル」で削った敵を、ミクリが氷を纏った「閃光攻撃」で確実に仕留めていきます。


アリス:「ミクリ! 今度は氷の剣になってるよ!」


ミクリ:「さっきと同じ感覚でやってるんだけどな……なんでだ!?」


3.不気味な闇の湖

さらに進むと、何も映さない漆黒の湖が行く手を阻みました。

フノンが古代の呪文を唱え、湖の水から氷の船を生成。湖底から不気味な影が船を引きずり込もうとしましたが、ウィスプが放つ光の魔法と、アリスたちの迎撃によって無事に渡りきりました。


4.炎の回廊

最後は、激しい熱気が身を焼く炎の壁。

フノンの「ブリザードストーム」で炎を無理やり凍らせ、ノームが安全なルートを見極めることで、一行はようやく最深部へと到達しました。


挿絵(By みてみん)

暗黒の魔導師ルディン

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「生命の源」のほとり。そこには、暗黒のローブに身を包み、冷酷な光を瞳に宿した男が立っていました。


アリス:「お前がルディンだね! よくも人の庭で暴れてくれたな!」


ルディン:「黙れ! 私の力を恐れよ、愚か者どもめ! この世界は我が暗黒に染まるのだ!」


ルディンが誇らしげに呪文を唱え、闇の亡霊「ダークスピリット」を召喚しようとします。……しかし。


**スカッ。**


ルディン:「……は? な、ぜ現れない!?」


アリスのパッシブスキル**『オートキャンセル』**。アリスの半径数メートル以内では、敵意ある魔法は発動すら許されません。


ルディン:「ええい、ならばこれだ! 闇の鎖よ、すべてを凍りつかせろ!」


地面から湧き出した漆黒の鎖がアリスに触れた瞬間、パッと霧のように消えてなくなりました。


ルディン:「な……!? 消えた!? どうしてだ!」


狼狽するルディンは、影を刃に変えて放ちますが、それもアリスの目の前で虚無へと還ります。ついに彼は、全魔力を込めて「絶対防御のバリア」を張りました。


アリス:「無駄だよ。……せいっ!」


アリスが剣を振り下ろした瞬間、結界は触れるまでもなく崩壊。

そのまま剣閃がルディンの体を捉え、彼は断末魔を上げる暇もなく霧散して消えていきました。


---


戦いが終わると、フノンとメリッサの「エリアハイヒール」によって「生命の源」は浄化され、森に本来の清らかな空気が戻りました。

伝説の暗黒魔導師の復活劇は、アリスのチート能力によって、あっけなく幕を閉じたのです。


その後、一行はラッセン王国の王都**リトルラッセン**へ。

アリスは「この森の謎、もっと調べたいから当分ここにいる!」と宣言し、のんびりとバカンス気分の滞在を楽しむことにしたのでした。


---


今回のリザルト

伝説の暗黒魔導師:一歩も動かさずに完封。

ミクリの新装備:火と氷の属性が勝手に入れ替わるギャンブル仕様に。

アリスの「欲しい欲しい病」:現在、リトルラッセンにて継続中。


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