79 ラッセン王国 不思議な森ファントムヴェール編 part02
バーストエンドミラージュ 謎の少女レイ
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アリス「レイ!何者かについては、検討はついているの?」
レイ「はい。反乱の背後に潜む真の敵「暗黒の魔導師ルディン」に間違いありません。ルディンは、古の力を利用してファントムヴェールとラッセン王国を支配しようと企んでいるようです。」
アリス「ルディンとはどんな人物なの?」
レイ「はい。ルディンは、ラッセン王国の歴史の中で語り継がれる伝説の「暗黒の魔導師」です。彼はかつて、この地に住む全ての生き物の恐怖の対象でした。
何世代も前、ルディンはラッセン王国の領土を超えて、全てを支配しようとした野心家でした。彼の魔法は並外れた力を持ち、人々は彼の名を聞いただけで震え上がったと言われています。
ルディンは、ファントムヴェールの「生命の源」が持つ莫大なエネルギーを知り、その力を自分のものにしようとしました。
「生命の源」は、森の魔法の中心であり、その力を支配することで、森だけでなくラッセン王国全体を支配することができると考えたようです。
しかし、彼の野望は当時の勇敢な英雄たちによって阻まれ、封印されました。ルディンは深い地下の洞窟に封じ込められ、永遠の眠りに就いたとされています。
時間の流れとともに、その封印は徐々に弱まり、ついにルディンは目覚めたようです。
目覚めたルディンは、以前にも増して強力な魔力を持ち、再び支配の野望を燃え上がらせています。
彼は「生命の源」を汚し、その力を歪めることで、ファントムヴェールの住人たちを操り、反乱を引き起こしたに違いありません。
ルディンの目的は、ファントムヴェールとラッセン王国を支配し、彼の暗黒の力を世界中に広げることです。
彼は自らの魔法を使って、森の中の動植物たちを操り、彼らを狂わせることで王国を混乱に陥れ、王国が弱体化すれば、自分の支配を容易に広げることができると考えたのでしょう。」
アリス「なるほど。とんでもないヤツだね!」
ミクリ「そんなヤツはとっととやっつけた方がいいよね」
フノン「大事な水を汚して人心を狂わせるなんて絶対に許せない。」
アリス「よし!行きましょう!」
早速、アリスたちは、不思議な森ファントムヴェールに向かった。アリスたちはすぐに森の中に入り、生命の泉を目指した。
アリスたちがファントムヴェールの深奥へと進むにつれて、魔物が次々と彼らに襲いかかりました。森の魔法は生きており、彼らの前に立ちはだかる困難は次第に増していきました。
アリスたちが進んでいると突然に動く木々が襲ってきました。動く木々は道を塞ぐように巨大な木々が根を張り巡らせていました。木々は生きており、彼らが進もうとする度に道を変え、逃げ道を閉ざしました。
ミクリは剣を振るうと、炎のブレードと化して、木々の根を焼き切り裂きながら進みました。
アリス「ミクリの剣が調子良いね!」
ミクリ「氷と炎の宝石を埋め込んでいるからね!初の実戦で使用しているけど、コントロールの仕方がまだわからない。」
フノン「フリーズストーム」
フノンが木々を凍らせて、動きを止めた。アリスとミクリが、凍った木々を切り倒して、道を作った。
次にアリスたちの前に現れたのは、魔法の力を持つ生物たちの群れでした。巨大な翼を持つドラゴンフライや、火を噴く魔獣、そして透明な体を持つ亡霊などが、アリスたちを攻撃するために集結していました。
アリスは剣を振りかざし、横一文字でドラゴンフライの群れを一掃しました。
フノンのファイアバースト、メリッサのアイスニードルで、ある程度の魔獣を倒した後、ミクリが、アイスブレードの閃光攻撃で止めを刺して行った。
アリス「ミクリ!すごいね!今度は氷の剣になっているね!」
ミクリ「さっきと同じようにやっているつもりだけど、なんで変わったんだろう!」
次に彼らが直面したのは、暗闇に包まれた不気味な湖でした。この湖は「闇の湖」と呼ばれ、その水面は何も映さず、ただ漆黒の闇が広がっていました。湖を渡るには、魔法の船を召喚しなければなりませんでした。
フノンはガラクタの中から古い文献を出し、古代の呪文を唱え、湖の水から船を作り出しました。アリスたちが船に乗り込むと、湖の中から不気味な影が現れ、船を引きずり込もうとしました。
ミクリとアリスは剣で影を斬り払い、フノンはアイスニードルを放って影を退けました。ウィスプは光の魔法を使って船を守りながら、彼らは無事に湖を渡り切ることができました。
アリスたちが最終的に直面したのは、炎の回廊でした。ここでは、炎の壁が彼らの進行を妨げ、激しい熱が身を焼きました。彼らが進む道は限られ、炎の壁はどんどん狭まってきました。
フノンはブリザードストームを使い、炎を凍らせて道を作りました。ミクリはその道を進みながら、氷の剣で炎の壁を斬り裂いて進行を妨げる障害を排除しました。
ノームは安全なルートを見極めて、アリスたちに指示し、無事に通過しました。
暗黒の魔導師ルディン
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アリスたちが「生命の源」に到達したとき、暗黒の魔導師ルディンが現れました。彼の姿は、暗黒のローブに包まれ、その目は冷酷な光を放っていました。
アリス「おまえが、ルディンだな!なんでこんなことをした!」
ルディン「黙れ!私の力を恐れよ、愚か者どもめ!
この世界は私のものとなり、全ては暗黒に染まるのだ!
私の力の前では、愚か者どもなど無に等しいぞ!」
ルディンの暗黒の力は死と破壊をもたらす強力な魔法でした。
闇そのものが具現化したものであり、普通の武器では倒すことができないダークスピリットやシャドウビーストと呼ばれる闇の亡霊を、ルディンは闇の魔法で召喚しようとしたが、アリスのオートキャンセルで召喚魔法は発動しなかった。
ルディン「どうしたというんだ!なぜ現れない!」
次にルディンが呪文を唱えると、闇の鎖が地面から湧き出し、冷たく、触れる者の心まで凍りつかせるような鎖がアリスに触れた瞬間に、オートキャンセルが発動して、すべて消えた。
ルディン「いったい何が起きているんだ。どうして消えるんだ!」
次にルディンは暗黒魔法で、影を生き物のように動かし、鋭い刃となって敵を切り裂いたり、堅固な壁となって攻撃を防いだり、影の刃は肉体だけでなく、魂までも切り裂く力を持っていたが、攻撃がアリスに当たろうとした瞬間に、オートキャンセルが発動して、影の刃が消えた。
ルディン「こんなことがあっていいはずがない!こんなことが!」
ルディンが狼狽しているので、アリスが剣を振り下ろして攻撃しようとした。
その瞬間にルディンが闇のエネルギーでどんな攻撃も跳ね返す強力なバリアを張ったが、アリスの剣がバリアに触れた瞬間に、アリスのオートキャンセルが発動して、闇のエネルギーの結界が消えた。
アリスの剣は、そのままルディンを粉々に切りつけた。
ルディンは粉々になって消えていった。
最後の瞬間、ルディンの暗黒の力を全て解き放ちましたが、アリスのオートキャンセルには敵わなかった。
すべての戦いが終わった。
その後、ファントムヴェールの「生命の源」は、フノンとメリッサのエリアハイヒールで浄化され、森は再び平和を取り戻した。
ルディンの名は、再び伝説の中に消え去り、ラッセン王国はその美しさと魔法の力と平和を取り戻した。
アリスたちは、ラッセン王国の王都リトルラッセンに行って、のんびりとこの国を満喫することにした。
というか、アリスが不思議の森の謎を解くために当分いることにしてしまった。




