54 ルクレール王国 暗黒旅団編 part04
ヴァイオレット
--------------------------------------------------
アリスたちが暗黒旅団のアジトのお城の大広間に入ってきた。
ヴァイオレット「ようこそ。暗黒旅団へ。
わたしが、暗黒旅団の統領 ヴァイオレットである。
さて、そちたちは何用で参られたのじゃ?」
アリス「わたしはアリス。そして、ミクリとフノンです。
我々はこの国に入るとすぐに、そちらの部下に襲われ続けました。それで、どういうつもりか?確かめに来ました。」
ヴァイオレット「知れたことよ。そちたちのような強者が勝手に我が国に入ってきたのだ。そちたちは危険と判断した、そちたちのような危険分子はすぐに立ち去るがよい!」
アリス「国に入っただけで、なにもしていないのに危険分子とは、ひどい話しである。きっちりと落とし前をつけて欲しい。」
ヴァイオレット「うじゃうじゃとうるさい!お前らはここで消滅しろ!ブラックホール!亜空間へ読んで行け!」
ヴァイオレットはアリスたちに向けて、ブラックホールを放った。ブラックホールがアリスに近づくと、オートキャンセルが発動して、ブラックホールは消えた。
ヴァイオレット「なに!何が起きたんだ?なぜ魔法が消された!どういうことか?」
アリス「わたしにはどんな魔法も効きません。」
ヴァイオレットは腰が抜けた。
ヴァイオレットは魔術師。
ヴァイオレットには魔法しか攻撃手段がない。
アリスには魔法が効かない。
‥‥
ヴァイオレット「アリス様。私を家来にしてください!」
アリス「えっ!えーっ!えーーーーーー!」
ヴァイオレット「私はアリス様に完敗しました。どうか私をアリス様のしもべにしてください。」
アリス「どうしよう?」
ディネ「だめでしょ!こんなの家来にしたら面倒くさいだけよ!
サラ「無理無理!絶対無理!」
ノーム「私もやめた方が良いと思います。」
ミクリ「わたしはかまわないけど」
フノン「どっちでもいいかな」
ヴァイオレット「暗黒旅団も配下につきます。」
ディネ「ダメ!ダメ!」
サラ「無理無理!」
ノーム「メリットを感じません。」
ヴァイオレット「ルクレール王国も付きます。」
アリス「ルクレール王国?国が付くの?」
ヴァイオレット「はい!ルクレール王国は、農産物に、工芸品も素晴らしいです。」
アリス「でも王様がいるよね。」
ヴァイオレット「はい王様も配下にお付けします。」
アリス「王様の許可は取らなくていいの?」
ヴァイオレット「はい。この国の王は私のいいなりですので、大丈夫です。」
アリス「それならいいか?」
ディネ「そんなの!何か裏があるに決まっているわ。」
サラ「決まってる!決まってる!」
ノーム「別に、シエステーゼ王国には必要がないと思います。」
グエストがヴァイオレットに耳打ちする。その後。
ヴァイオレット「この国では、珍しい化粧品を常に開発しております。それもおつけします!」
ディネ「アリス!さっさとOKしなさい!いいじゃない!化粧品!」
ヴァイオレット「この国の果物は天下一品ですよ。それもお付けします。」
サラ「アリス!まだOKしていないの!すぐにOKしな!」
ヴァイオレット「この国には世界中から集めた最大級の図書館があります。この図書館の本が見放題ですけど。」
ノーム「アリス!素晴らしいじゃないですか!すぐに暗黒旅団を配下にしましょう」
アリス「あなたたちはもう。」
ヴァイオレット「アリス様!言い忘れていましたけど、この国は、鉱山資源が豊富で、貴重な鉱物がたくさん取れます。それらもみんなお付けいたします。」
アリス「よし!配下にしよう!」
ヴァイオレット「チョロい!」
アリス「何か言ったか?」
ヴァイオレット「いえいえ!何も!私はアリス様に忠誠を誓います。」
アリス「じゃ、そういうことで!
あ!そうそう!十妖騎士は致命傷はないから。それから、3鬼神も、氷が溶ければ、そのうち戻るでしょう!」
ヴァイオレット「お気遣いありがとうございます。
それでは、おもてなしをご用意いたしますので、御来賓室へご案内いたします。グエスト!ご案内して。」
グエスト「それでは、こちらへどうぞ」
アリス「はい。よろしく。」
グエストは、アリスたちを連れて、来賓控室に行った。
程なく、グエストが大広間に戻ると。
ヴァイオレット「どんな様子だ?」
グエスト「楽しそうに食事しております。」
ヴァイオレット「適当におもてなしして、下城してもらいなさい。」
グエスト「かしこまりました。
ヴァイオレット様。これでよろしかったのでしょうか?」
ヴァイオレット「いいかどうかわからん。しかし、敵にするのはやめた方が良い。対立するのはマズイ。デメリットが多過ぎる。今はこの関係で良い。その内に対等の関係まで持っていけばいい。」
グエスト「かしこまりました。それでは、当分はこの関係ということで処理いたします。」
ヴァイオレット「ああ。上手くやってくれ。私は当分引き篭もる。疲れた。しかし、世の中には恐ろしい奴らがいるもんだ。」
ヴァイオレットが、アリスは北の魔王であることを知るのは、それからしばらくしてであった。
しばらくして。
ヴァイオレット「なんと!アリス様が北の魔王様だったのか!そうか。そういうことか。
なるほど。北の魔王か。めちゃくちゃ強いわけだ。それなら納得できる。敵対しなくてほんと良かった。」
--------------------------------------------------
ルクレール王国周辺地域
--------------------------------------------------
アリスたちは美味しい料理をいっぱい食べて満足してから、城を出た。その後、東方に進み、山を超えて、隣国に入った。
ルクレール王国の隣国、イングラシル共和国。




